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名もなき夏(短編) 恋愛小説部門

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「洋介さんは阿呆よ」 「ありがとう」 「どうしてお礼なんて言うの?」 「阿呆とは、人間擬きのうちの最も品質の良いものにのみ与えられる名だからさ」  真夏のある日、孤独な女子高生…
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