白花雪
詩集。
お母さん、私は今も生きています。 私はあなたにたくさん助けられ、たくさん傷付けられました。 でも、私もあなたを傷付けて悲しませてしまいました。 あなたは私をずっと守っていてくださいました。 私がお腹の中にいた時からずっと。 私はあなたに何を返せるでしょう? 私は私として生き続ける。 これが、私の親孝行です。 私は母になれるか分かりません。 母になれないかもしれません。 でも、それで良いのです。 そう思わせてくれるほどの大切な人が私の傍にいます。 「あなたが生きているだけで
窓の外から小鳥のさえずりが聞こえる。 澄んだ鳴き声に私の心は洗われる。 寒い寒い冬が終わって、春が来た。 暖かくて、気持ちのいい春。 小鳥たちはステップとメロディを刻んで、 虫たちは眠りから覚める。 私たちの主、キリストは寒さの中、 三時間も十字架につけられた。 その身は凍え、痛みに苦しんだ。 そのご受難を乗り越えた先に春がある 私たちの主が復活なされた。 喜びに喜べ、我が民たちよ。 あなたは寒さに苦しむこともなく、飢えて倒れ伏すことがない。 さあ、卵の殻を割るよ
友よ、お前は裏切ったのか。 私ではなく、キリストを裏切るのか。 友よ、お前はキリストではなく世に頼るのか。 世はお前に同情しても、キリストは痛んでいる。 お前の裏切りのために。 友よ、お前はキリストを二度も十字架にかけるのか。 お前の罪がまだ分からないのか。 友よ、お前は己の十字架を他人に背負わせるのか。 お前の口がお前の罪を語るのだ。 主よ、彼をあわれんでください。 キリストの友である彼をあわれんでください。 もう彼が罪を犯すことのないように。 聖霊よ、彼が立ち返る
イエス様、 私はあの人が私を愛してくれていないと思っていました。 私はあの人が変わってしまったと思っていました。 でも、あの人は私が変わってしまったと思っていたのです。 私はどうすれば良いか分かりませんでした。 あの人を穿って見て悪いように考えていました。 私の主イエス様、 あの人に良い心を与えてくださって、私のためだけに、あの人を私の元に送ってくださってありがとうございます。 空よりも広い愛情を私は感じました。 あの人の私のためだけに示してくださった愛情を私は信じます
主よ、私におことばを一つください。 「子よ、あなたの罪は赦された」と。 私は人殺しです。 ただ、私の憎しみが人を殺すのです。 私の憎しみがあなたを十字架につけろと叫びました。 だから主よ、キリストよ、御父に私をとりなしてください。 「父よ、彼らをお赦しください。彼らは何をしているのか分からないのです」と。 誰が私を赦すことが出来るでしょう。 誰がこの死の体を救うことが出来るでしょう。 誰がこの魂を陰府から引き上げることが出来るでしょう。 まことに主のみが私を赦すことが
私はあの日から私は私でなくなったのです。 そうです、あれは私の人生の始まりでした。 町の役所に婚姻届を提出しました。 花婿と花嫁なる私は互いに喜び合いました。 その時、私は何も考えていませんでした。 ですが、確かに私はあの時、死んだのです。 今までの、親元で育った私は死にました。 ボロボロの体で歩んでいた私は、 主の十字架と共に磔られました。 じゃあ、今の私は誰でしょう。 主と共に復活した新しい私なのです。 白い花嫁衣装を着た私はとても綺麗です。 あの婚姻届を出した