愚弄、不甲斐なさ、秋風吹いて斜陽差す
今週の土曜で、僕が楽しみに毎週見ていた今期春アニメの「アオアシ」という、サッカーを題材にした作品が終わる。原作の漫画はまだ28巻しか出ていないし、アニメの続編もあるかどうか分からない。アオアシ自体の説明を簡単にすると、Jリーグユースを舞台したサッカー漫画である。東京ヴェスペリオンというチームのユースに所属する主人公「蒼井葦人」(あおいあしと)が、世界一のFWになるという目標を掲げ、様々な試練に当たりながらチームメイトと共に切磋琢磨し、強敵達との死闘を繰り広げたりするストーリーである。アオアシの何がいいってまずセリフが熱い。そして、出来ないことを減らす事の、有意義さも描いている。さらにいえばサッカーを通して人が変わる事を書いてるのがすごい。集団でやる競技の難しさの描写、主人公のポジションの変更を余儀なくされる瞬間の辛さも、それでも成長を諦めない事を選ぶ覚悟も、全ては僕になかったものだった。情けないとも思う、僕は葦人と違ってモチベーションとかにすごく左右される、それでもまだ足掻いていたい。その理由をアオアシ本作のセリフであり、かつての学者が残した言葉を引用するなら「人は考える葦である」
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