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走れメロス、徘徊しろ案内人

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エネルギー
{イデオロギー

ちょっと2つの言葉を並べて書いてみました。
並べて書くとなんか似ているぞって思いませんか?

上の{エネルギー}というのは説明しなくてもわかりますよね。
力の元になるもの、つまり燃料のことです。
ギーがつくと燃料のようなものになってしまいます。

エネルギーが、ものを動かすための燃料なら、{イデオロギー}はなんのための燃料になるでしょう。
そう、心を動かすための燃料です。

イデオロギーを持つと、
仕事をしたり、勉強したり、お医者さんになって人のために尽くしたいと思うようになります。
政治家になって世の中を良くしていきたいと思うようになります。
科学者になって大きな発明をしたいと思うようになります。
つまりそれはイデオロギーが心のなかで働いているっていうことです。
心のエンジンを動かすための燃料がどんどんエネルギーを出しているってことです。

じゃ、心の燃料、イデオロギーってどういうものなんだろう?

中学になると太宰治の「走れメロス」というのを勉強すると思います。
これは、
メロスが自分の身代わりになって処刑されようとしている親友のために、期日までに戻ってくるというお話です。

メロスは町で罪をおかして捕まってしまい処刑されることになってしまいました。でもメロスには結婚を間近に控えた妹がいました。
その妹の結婚式にだけはどうしても出たいと思い王様に一週間だけ時間をください、必ず戻ってきますからとお願いします。
しかし疑り深い王様は許してくれません、でも王様はメロスの心を試してみるのも面白そうだと思い、メロスの親友を捕まえてきて、メロスのかわりに牢屋にいれてしまい、そしてメロスに期日までにもどってこなければ親友を処刑する、お前は自由だ、と言って自由の身にしてくれたのです。
王様はメロスは二度と戻ってはこないだろう思ってました。王様は人が信じられなかったのです。
そしてメロスはメロスで、戻らなければ処刑されずに済む、と思うと心が張り裂けそうになるのですが、でも身代わりになってくれた
親友を救わねばならない、と決意して、そして時間までにメロスは王様の前に戻ってきて、そして、メロスは罪が許され、親友とともに無罪放免になるというお話です。

メロスは自分が死ぬのに、自分の死を省みず、親友のために走りに走って王様のところに戻ります。
どうしてそんなことをしたのでしょう。これが自分にとって正しい事だと思ったからでしょうね。親友を裏切らない、その気持ちが
強かったから勇気がでたんじゃないでしょうか?格好よく言えばこれが「正義」です。正義のためにメロスは走りぬいたのでしょう。

メロスには自分がなにをしなくてはいけないのか、それが見えていたんですね。
なんのためなのか、つまり目的がはっきり見えていた。
これがメロスを動かすエネルギーになったものです。
親友のために死ねる、そのために戦う、これがメロスのイデオロギーになります。
イデオロギーというのは本来こういうものです。
決してむつかしいものではありません。

ですから、メロスに限らず、自分が何のために頑張らなくてはいけないのかわかる人はメロスと同じように勇気が出てくるはずです。それは、自分のイデオロギーをもつということです。

さてさて、中学高校大学と、勉強しているときは、まだ社会にでてませんから、大きな仕事はできませんが、世の中に出ると、
自分はこんなことがしたいとかあんなことがしたいと思うことが出てくると思います。そのとき、自分ひとりでは大きな仕事ができ
ませんから他人に手伝ってもらい、また自分も人のために手伝いながら大きな仕事をしていくことになります。

そのために、一人一人が思い思いのことを考えたり、自分の好きなようにしているわけにはいきません。
大きな仕事をするためにはみんなを動かしていくだけの大きな価値観をもつイデオロギーが必要になってきます。
この価値観=思想=イデオロギーには、政治だとか、経済だとか、教育だとか、科学だとか農業だとか、それぞれの分野に
いろんなものがあります。今、中学生の人たちは将来、そのなかのどれかを選び、そのなかで仕事をしていくことになります。
どういうイデオロギーが自分にあっているのか、それはこれからおおいに勉強していって、すばらしい仕事ができる立派な大人になってほしいと思います。

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