見出し画像

「MBTIへの招待」で自認チェック(疑問・メモ)

現時点での自認:INTP(診断済みASD)
基本自認の話(自分語り)です。

まず気になったこと。度々「健常者」「健常者の場合は」といった記述が出てくる。以下引用

「筆者らが知る限りにおいて, MBTIはユングのタイプ論の考え方を具現している, 『健常者』の研究をもとに編み出された唯一の性格検査」

「精神的に深刻な問題を抱え長期にわたり専門家の支援を受けている人々の調査を用い, そこからそうでない人の傾向を推論して結論づけることは, 有効ではない」

ASDは今のところ先天的とされていて、その意味で「治る」ものではない。けど、「健常者」というのは多数派っぽいし、あまり考慮されてなさそう?じゃあそもそもASDに適用するのはあまり向いていない?
と思いつつも、読み進めた。

判断について 以下引用

「心の両極を考える場合, 『どっちができるか』ではなく, どちらかといえば『どちらを先にするのか?』とか『どちらのほうがより使いやすく自信がもてるか?』ということがポイント」

  • 外向と内向(E/I) 心のエネルギー源と方向

両者は必ず一致している前提なの?逆の場合は五分五分の割合で判断するの?まあ私はどう考えても内向だけど。孤立型というかシゾイド傾向はかなり強いし、遺伝だろうなと思っている。感染症拡大下の隔離で元気を取り戻した。

  • 感覚と直観(S/N) 情報の知覚の仕方と惹きつけられる情報の種類

ここがちょっとモヤった。上記と同じで、知覚の癖と興味の方向がSとNで真逆の場合はどうなる?そんなのないって前提?
考えていることや興味の対象で考えるのなら完全にN。でも、知覚の仕方はS寄りだと思っている。ネット上に数ある診断はいくつもやってみたが、診断に画像が用いられると急にXSXXという結果になる。「踊っているような木」とかそんなもんどこにもねえよ、と感じる。それに、ロールシャッハテスト受けたときは、全部「そういうシミ」にしか見えず苦しんでた。ただ、これは知覚といっても視覚限定なのでどうなのか。
あと、これはASDと関係することかもしれないが、受け答えで「〜(探し物)ある?」って聞いたときに、「ある」「ない」「わからない」「今無理」とかでなく、それを探しに行かれるというのが優しいと思うけど違和感あって苦手。先の予測はしていても聞かれたことに対して明瞭に返答してもらいたいので、自分もそうしがち?
運動神経が悪いけど、知覚の仕方にも影響出るのだろうか(出るよね)。そこはNに引っ張られやすい?

  • 思考と感情(T/F) 集めた情報の判断の癖

思考は「ものごとについての因果関係」、感情は「個人的な価値観や対人関係への影響」重視。誤解されがちな点だが、感情も合理的。
私は対象が人かどうかよりも、全般的に関係性とか「ハモリ」みたいな感覚で物事を判断していると思う。「ハモリ」の反対は、正誤や信じる信じないみたいな絶対性の基準を重視するものだと思っているけど、これは思考/感情の話ではない、か?
YoutubeにあがっているTEDでの簡易な解説を見る限り、「Youtube等の『見る前に高評価』は(他人がそうすることに文句つけたりしないけど)失礼、できれば全部視聴してから判断する方が良い」という私の考え方はTっぽいことがわかった。

  • 判断と知覚(J/P) 外界との関係であらわれる部分

知覚(P)の説明に心当たりしかなかった。判断が遅い。「それはそれでいっかぁ」てなりがち。「いやまだこの状態だとそうじゃないかもしれないのに、みんななんで当たり前に確信しているんだ?!」となることも多い。
そう考えると、Pの方が明らかに「何開き直ってんだ」的な怒られが発生しやすそう。いつ「結果」とされるものになるのかわからないし、今自分で決めるのが果たして良い・適切なことなのか疑問に思うことが多い(私の場合は単なる怠けも含まれる)。というか、私は「反省」は的確な分析や改善と実は関係ないと思うし、パフォーマンスとしての意味しかないと思っている。だから、人に知られない状態での「反省」をしすぎるのはただナルシスト傾向を強めているだけとも思う。
あと、自己開示しなさすぎてクソ真面目風を装っているので、その点Jに見られやすいと思うけど、私の1日の様子を観察して判定すると考えたら流石にP、となるはず。

pp.58-65
やっぱりIXTP確実な感じだし、譲歩してもIXXPしか当て嵌まりようがなさそうに見える。

p.95
IXTPへの劣等機能発達アドバイス

「詩を書いてみたり, 自分の内面からあふれ出る気持ちを書きとめてみよう。(中略) 親しい友人やパートナーに詩や言葉のリストを見てもらい, どの表現が対人関係において良い面と関係があると思うかをたずねてみよう」

え〜嫌だ。

pp.118-125
INTPが自分自身を最大限に活かすには

「大自然でのグループサバイバル(集団で生き残る)プログラムに参加し, 成し遂げる」

想像したら草。「生き残る」からうかがえる、過酷さに笑う。

pp.164-167
タイプ別、偏見、先入観、嫌悪感や動揺を覚えるとき
自分に当てはまると思った説明のタイプを羅列。
偏見:INTP, ENTJ
先入観:ISTP, INTP, ISFP, 全然実行できていないけどそう思うESTJ
嫌悪感や動揺を覚えるとき:INFJ, ISTP, ENTP
やっぱりIXTPが多くなる。
INTJは一瞬使われている単語で引っかかるんだけど、文全体を読むと違う感じ。

p.197
INTPが異なるタイプを尊重するために学ばねばならないこと

自己開示は人間関係を構築するうえで大切な側面であるということ

すみませんでした(誰に?)。

タイピングとは関係ない部分
p.179

「大人でも多くの場合, 子どもが, 『自分を尊重してくれた』イコール『自分の思いどおりさせてくれた』と考えるのと同じに考えているものだ」

私が勝手に「全卑」って言ってるやつだ。男尊女卑や女尊男卑と言う人を見ていると、得と尊重を見誤っていることが多い。実質的、結果的に得な立場におかれることが尊重されていることなのではないと思うんだけど。わざとなのか無邪気なのかわからんけど、これらを同一視して「ずるい」とか「自分は特権的立場に置かれているのだ」ってなるのはちょっと謎。

読後
全体として、やっぱりINTPでいいのではと思った。
説明で羅列されている単語のみ表面的に見ればNiやINTJも近い風に見えるが、文意を想像すると心当たりのない像が出てくる。視空間的?な客観視苦手だし。
ネット上の診断だとどうしても質問が抽象的だからかT/F半々くらいになるが、具体的な話で考えるともっとT寄りみたいな感触。
S/N指標の謎が少し深まった。
「いざない」の方が新しいらしいけど入手めんどい。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?