模倣する側の心理とは?

マネされ作家の心情日記 1

最初にマネられたと気付いたのは、ハンドメイドを販売し始めた頃。

だからもう17年前になりますね。

それ以来、

新作を出せば文章やタイトル、写真のアングル、デザイン、色彩構成などなど、、、ほとんどをマネされる始末。

そして極めつけには、

どうやって作ってあるのかを調べるために購入する人、嫌がらせのレビューを書くため(評価を下げるため)に購入する人も。

( なんでわかるのかって?わかるんですよ、空気感とか購入の仕方、アカウントの履歴なんかを見ればね。)

と、こんなかんじでほんとにずっと(今もね)こんな状態のままここまでやってきました。

そして答えを探し続けてきた問が次の二つです。

『どうしてマネをするのか』、『どうしてマネをされるのか』ということ。

皆さんはどうしてだと思われますか?

この二つの問いに答えを出すため、まずはマネする側の心情から『どうしてマネをするのか』を見ていきたいと思います。

≫ 『どうしてマネをするのか』マネする側の心情(目的)

  • 楽したいから(試作とかしたくない)

  • アイディアがないから

  • 盗んでもバレないから

  • 材料費を節約したいから

  • 売れればなんでもいいから

  • 相手の気持ちは関係ない、自分さえ良けできればOK

…とまあ、こんなところでしょうか。

他にもあるかもしれませんが、同じようなことだと思います。

ネット上での販売は、マネする側にとってはメリットだらけに見えますね。

でも実は、

彼ら彼女らには失っているものも沢山あるのです。(これについてはまたどこかでお話します。)

では、一つ目の問い『どうしてマネをするのか』がなんとなくわかったところで、次は二つ目の問いである『どうしてマネをされるのか』について。

≫ 『どうしてマネをされるのか』その原因は何か

  • 権威性がない

  • 新人つぶし

  • ネットショップでは画像や説明文を詳しく書かないといけないから

  • 顧客がいない(または少ない)

  • 相手より売れていない(もしくは売れていても認知度が低い)

  • デザイン(商品)が魅力的

  • 真面目そう、大人しそう、繊細そうな印象

などなど、こちらもきっと他にもあると思いますが主なところはこんなところかなと思います。

社会に溢れている虐めの始まりと同じようなものもありますね。

≫ まとめ

さていかがだったでしょうか。

マネする側の心情には努力したくない、けど他人(お客様)にはよく見られたい、自分だけが得をしたい…といった気持ちが見えますね。

別に人に迷惑をかけないならどう考えようと構わないんです。でも迷惑かけてますからね、ダメなんです。

楽して儲けたい、できるんだから模倣すればいいという安易な考えは、作った本人が享受するはずだった対価や時間、労力を無断で奪い取ることであり、

それはデザインや文章など有形なものだけでなく、作者の尊厳まで奪ってしまい兼ねない行為であるということ。

マネしないと稼げない、作れないなら、その職業や商売が向いてないってことです。それを無理やり遂行しようとするから無駄な傷みを負わせることになる。

マネをしなくてもできること、自分の能力を正しく活かせる職場なり仕事をみつけることに時間を使ってもらえることを切に願います。


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