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中学受験国語 【続編】予習・復習・演習に【質】を付加する方法

先日、予習・復習・演習に【質】を付加する方法を演習問題ありで記事を書きました。

まだご覧になってない方や演習問題を解いていない方は先にこちらをどうぞ。


さて早速解答からいきたいと思います。

①の解答
→負われて見たのはいつの日か
②の解答
→姐(ねえ)やに背負われている状態

となります。

この演習の文章を読んでいて途中から気付いたかと思います。
誰もが歌ったことのある歌ですよね。
しかし、いざ歌詞を文章で読むとわからないものです。

この演習で伝えたいのは、

文章を映像化して読む


ということです。

文章の映像化の練習にとても良い題材だと思い、載せさせていただきました。
何も意識せずに読んでいたり、設問を解くことに意識が入っていると気付かないことがたくさんあり、今回の問題も間違えてしまいます。

実際、私の生徒でも解かせてみると間違えました。
ここに偏差値など関係ありません。
この生徒も偏差値は60以上で、関西は灘中・関東は筑駒、麻布、渋幕などの最難関校志望の生徒です。

それではその生徒が書いた実際の解答は以下です。
①追われてミたのはいつの日か
(追われてと書くと、後のつじつまが合わない…んん〜と迷っていました)
②迷いに迷って書かず。。

わかりますか?
頭の中でちゃんと映像化できていないと上記のような解答や迷いが生じます。
特にこの演習のような詩の問題の時に【映像化】が大事になってきます。

なぜなら、明らかに言葉が少ないからです。
詩が苦手という生徒は、この部分があまりうまくいっていない可能性があります。

文学的文章(物語文)が得意でない生徒は、場面をきちんと【イメージ】して【映像化】していない、出来ていないことが多いように思います。

これが出来ていないのに解答しているということは、考えていないに等しい、私からしたら筆記用具なしで試験会場にいるに等しいくらいと考えています。
授業では、口酸っぱく生徒に質問し、頭の中の絵や映像を確認し、その都度修正をしています。

最終目標は全く一緒ではないですが、
同じような絵・映像が浮かんでいるかです。

【映像化】の練習は、短い文章を使って、
実際に絵を描いてみると良いでしょう。

文章を読んで(読みながら)、それを【映像化】していく。
これは、文章を読む上では必要不可欠なことと思って、これから先の予習・復習・演習に取り入れていただきたいと思います。

その先に何があるかを【映像化】してみてください。
その答えはわかりますか?そうです合格した姿ですね。
(はい、すみません。つまらなことを言いました)

また、近日中に映像化の問題(過去問)を載せたいと思いますので、
その際は、頭の体操がてらに解いていただけると幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。


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