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自己紹介:note始めました!

はじめまして。
名古屋で社労士事務所を開業準備中のもちづきです😊
現在は起業コンサルを受けつつ、興味のあるセミナーに参加して勉強したり、読書をしたり、2023年冬開業に向けて動いています。

私がnoteを始めようと思ったのは、労務ワーカーの皆様、社労士業界で働くことを検討されている方と情報共有ができたらいいなあと思ったからです。

私は地元の社労士法人で2年間働き、社労士試験に合格しました。
その後、退職して名古屋へ引っ越し、2年間社労士法人で働きました。

約4年間、社労士法人で労務ワーカーとして働きながら思っていたことがあります。
それは、社労士業界はなぜこんなにも人が定着しないのか、ということです。

私は2カ所の社労士法人で働いていましたが、毎月1人は退職していました。
すごい時は1人入って2人退職する月も続き、毎月毎月新人が必死に引継ぎをしていました。
私自身も入社して1か月で約30社の引継ぎをし、2か月目からは前任担当者がいない中で、必死に給与計算・労務相談を回していきました。

正直、このような状態は珍しくないと思います。
入社してきた方に毎回、前の事務所はどうだったか聞いていましたが、大体どこも同じような感じでした。

新人が入社する→退職する先輩の担当先を短期間で全て引き継ぐ→分からないことが沢山あるが先輩はもういないので聞けない→ミスが続く→業務量も多く、業務のこともわからない状態が続く→つらくなって退職する

新人のフォローをしたくても、こちらも担当先が多く回すのに精一杯で声をかけられない。
前任担当者が業務をブラックボックス化しすぎて、新人から新人が引き継いだ担当先のことを誰も聞かれてもわからない。

などなど、新人も業務を続けるのが苦しいし、今いる職員も手一杯でフォローできない。
結局新人も辞めしまうし、今いる職員も疲弊してきて辞めてしまうのを何十人と見てきました。

私は、このように負の連鎖に陥ってしまうのは大きく2つ理由があると考えてます。

理由①
社労士業界の内情が外から見えにくく、入社前と入社後でギャップがありすぎる

理由②
業務を進める中で困ったことへの対応策、気を付けるポイントが共有できない

理由①は社労士業界に限ったことではないかもしれませんが、士業は独特な環境だからか、他の業種よりも外から見て「どんな仕事をしているか」わかりにくいと思います。
事務所も少人数形態が多く、ボスの先生の性格で事務所方針が全く異なるため、「なんとなくこの業界はこんな感じだろう」というのが掴みにくいです。

ちなみに、私が働いていた地元の社労士法人はボスがインターネットも郵便も信じておらず、完全アナログで全ての作業を行っていました。
郵便も信じていないので、お客様から紙1枚いただくのに毎回車で訪問して回収していました。
もちろんインターネットバンキングもないので顧問料も現金回収です。

反対に、名古屋の社労士法人はDX推進で紙で作業をさせてもらえませんでした。
もちろん手続は電子申請、給与計算はクラウドソフト、全てPC画面を見て業務を完結させていました。

このように、ボスの方針によって全く事務所の方針が異なります。
この例だけでも、アナログで紙で仕事をしたい人がデジタル推進事務所に入ってしまったら仕事がしにくく辛いですし、逆もしかりです。
この辺りは今後詳しく当時の業務実態を書いていきたいと思います。

また、求人票と実際の業務の複雑さのギャップも一つの要因だと思います。
求人に応募が来るように、

「簡単な事務作業です。」
「先輩が丁寧に教えます。」

と書いてある求人をよく見ますが、実際簡単ではありません。
給与計算は、システムに入力するだけで完結できるものでなく、入力した結果が正しいのか判断できる知識が必要です。
労働基準法に始まり、様々な法律知識や所得税など税の知識も求められます。
事務所で運用している給与計算チェックリストで全てフォローでき、全く知識のない人が給与計算をしてもこのチェックリスト通りにチェックしていけば絶対に間違わない業務フローができていれば良いのですが、それができている事務所は少ないと思います。
給与計算チェックリスト自体が無いという事務所も沢山聞きます。
その場合、全て自分の知識でカバーしていくしかありません。
ですが、求人票には「簡単」と書いてあり、「聞いていた話と違う!難しいよ!」となってしまいます。

だからと言って、業務の中で知識を教える研修がある事務所は少ないと思います。
少ない人数で回している事務所であれば、研修に時間を費やすことはできません。
結局業務時間外で、その人がどれだけ勉強するかに頼ることとなってしまいます。

これは②にも通じることで、結局知識のある人だけが業務を進められ、ミスが起きそうなポイントにも先回りして気づくことができ、ミスを回避できます。

このように、業界雰囲気や内情、知識、気を付けることなど、とにかく
「社労士業界全体見えないことが多すぎる」
ことが一つあるのかな、と個人的にずっと思っているところです。

社労士業界の大変さを沢山書いてしまった気がしますが、社労士、労務の仕事は会社の経営の根底に関わる大切な仕事だと思います。
絶対に無くてはならない仕事です。
社労士だからこそ、会社と一緒に「ヒト」について一緒に頭を悩ませ、苦しみ、考えながら経営のサポートができると思っています。

そんな社労士業界で働いている労務ワーカーの皆様、社労士業界に興味がある皆様が少しでも「知っててよかった」と思えるような情報や、失敗談を投稿したいと思っています。
私も労務ワーカーの皆様と労務に関する情報共有をして、社労士の仕事に取り組んでいきたいです。

どうぞ、よろしくお願いいたします😌


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