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日本神話・伝説時代 その3 ~古代豪族~大和朝廷の成立まで

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登美ノ長脛彦 公の肖像のつもり

 大国主第16代天ノ日腹 大科度美とは、長脛彦の兄、鬼王阿日大磯城登美の意味では??

記載の順番は人物名・別称 続けて事跡など。<>内の紫文字は筆者の個人的な感想を述べています。


国津神 ツハヤ(葛木・葛城国)

 <葛城=生駒・信貴山周辺か>


「(古葛木/ko katuragi)・春日/kasuga・中臣/nakatomi氏」
高魂命-伊久魂命-「天押立命」-陶津耳命-玉依彦命-「剣根命」> (大伴ノ彦火明「天押立」が継承)


鏡を祭祀に用いる一団


春日ノ 津速 「産霊」(カスガノ ツハヤ ムスビ) ・/kasuga no tuhaya 「musubi」。(古葛木)・中臣・津速「魂」。国津神。天御中主尊の息(三男)。大和春日の豪族。子孫に市千魂。孫に居々登魂。
<中臣氏の祖先神。忍穂耳を撃退した「道速振」、津速=道速は通じるものがあるような気がします。>


▽春日ノ 市千 「魂」(カスガノ イチジ タマ) ・/kasuga no ichiji 「mitama」。(古葛木)・中臣・市千産霊「尊」・市千玉。国津神。大和春日(葦原中国)の豪族。息に居々登魂。老齢により忍穂耳の命で天ノ火明(彦火明・櫛玉火明)が葦原中国に派遣される。
高魂命か。><大国主のパターンと異なり血縁的に経津・御雷と融和する感じです。><千=チ=遅に通じる言葉でしょうか。>

↓▼春日ノ 居々登 「魂」(カスガノ オオト タマ) ・/kasugano outo 「mitama」。(古葛木)・中臣・興台産霊「尊」・居々登玉・大登玉・コゴト。国津神。大和春日の豪族。市千魂の息。布津(経津)主の妹(浅香媛)婿。息に天ノ児屋。孫に天ノ押雲。畿内の所領は天ノ火明(新葛城)が相続し、息の天ノ児屋は九州に土着。
<のちに伊久魂命か。><天ノ火明(押立)と同世代。宇佐と春日。大伴と春日の不思議な縁・・。><スサノオに繋がる重要人物だったりするかも。><建御名方と同世代。かつ同じ時期に九州勢力の圧力により、本拠地を離れることになる人物のようです。建御方と異なり、東方ではなく、西方に移動します。><オオトやオオタタネコに繋がる名をもっています。>初期の神々の名である意富斗能地ノ神(オオト ノジノカミ)などの意富斗、大戸、大斗の名を継承しているのでは。意富斗=大斗=古代の官位の大率と、のちの大伴。すべて繋がる気がします。のちの「大殿様」と同義の尊称なのでは>

<天の名に改姓> 同盟・降伏・婚姻などの要素で「天」の一門に取り込まれるか。北九州に本拠を移し「宇佐家」となる。


↓▽天ノ 児屋(アメノ コヤネ) ・/ameno koyane。・(古葛木)・春日ノ児屋根・(大伴ノ児屋根・中臣ノ児屋根)・春日権現・春日麿・和彦。五伴緒。邇邇藝・ニニギの臣。津速産霊神の子孫。布津(経津)主の妹婿・居々登魂の息。天ノ太玉と双璧をなす祭祀神。室に建御雷の娘・天美津玉照比売。息に天ノ押雲。
<布津・御雷の両方が婚姻で結合。中臣氏の祖。><天ノ香語山(日)と同世代。><母は経津神系か。>


▼天ノ 押雲(アメノ オシクモ) ・/ameno osikumo。・(古葛木)・春日ノ押雲・(大伴ノ押雲・中臣ノ押雲)・天ノ押雲根。春日若宮。母は建御雷の娘。弟に天ノ日立。息に天ノ(宇佐)種子。
<天ノ村雲(日咋)と同世代。><母は建御雷の娘ならば、経津・建御雷ら闘将の系譜を合わせて引くことになります。><枚岡神社の別系譜では、息に大田宿禰伎命。>


▽天ノ 日立(アメノ  ヒタテ) ・/ameno hitachi。・(古葛木)・春日ノ・火立・日楯・日起。母は建御雷の娘。
<名前の似ている天ノ建位起との関係が気になります。実は同一人物でしょうか。><武日立=建日起=タケイタテで通じるものがあるのでは。>


▼▼天ノ 種「子」(タネコ) ・/ameno tane「ko」。・(古葛木)・(宇佐・大伴・中臣)・天ノ多禰伎・春日ノ種子・宇佐麿・三笠大臣。室に宇佐津媛。息に宇佐津臣。弟に大御食津。
<大伴ノ日臣(道臣)と同世代。><祭祀を司る双璧に天ノ太玉の子孫・天ノ富命がいるようです。><枚岡神社の別系譜では、息に大田宿禰伎命。><種子が、大(田田根子)と通じる名のような気もします。神官の意味でしょうか。>

▼天ノ 宇佐津臣 (*)種子の息(大田宿禰伎の息とも)。息に大御食津(養子か?)。

▼▼天ノ 大御食津 (*)種子の弟とも。息に伊香津臣。子孫は河内国枚岡神職。大和川水系の水運を支配する豪族となる。


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