#Daily 11/24/2023
おはようございます。
昨日は米国、さらには本邦休日ということもあり、市場参加者はかなり少なかったであろう一日です。米株式市場、債券市場は休場。為替市場では円売りが継続。ドル円は149円割れを試す場面もありましたが、この水準は割り込めず反発。結局149円台半で推移しています。
主なニュースヘッドラインはイスラエル戦闘停止、中国ノンバンクの危機、ECB議事要旨、トルコ中銀の大幅利上げくらいでしょうか。
中国の話題に関しては政府がどこまでやるか次第(すでに対策に関する報道も出ています)なので、この報道を聞いてすぐに人民元売りとはなりにくいでしょうが、この2週間ほど対ドルでも強含んできた人民元だけに、人民元安方向への回帰も考えられると思います。
もう一つ個人的に注目したいのはECB議事要旨の内容。今回の声明では利上げの選択肢が残っていることが改めて確認されました。ただ、市場は全くECBの追加利上げを織り込んでいませんし、追加利上げはいわば”ブラフ”だと引き続き思っているようです。
本当に選択肢であるとすれば、少しユーロを動かす材料になるかもしれません。今後利上げが行われれば、短期的には金利の上昇につれてのユーロ高となりそうですが、景気の弱さが意識されるとすれば為替は金利の方向とは無関係にユーロ売りとなる可能性が考えられます。
ドル円についてですが、昨日参加者が少ないとは言えドル円は149円の節目で下値を試せずに反発していることから、それなりに地合いが強いことが予想されます。以前から述べていた通り、ドル円の押し目は拾うべきという判断は間違っていなかったようです。
ここから休場明けの米国時間の金利の動きには警戒が必要ですが、基本的に底堅いことが予想され、長期的な円売りの流れからドル円は152円レベルまで試しに行くものと考えています(年内迄には難しいかもしれませんが、、、、)。