51 F 頭の中 #子育ての難しさ
小学校も中学校も私は嫌われていたらしい。大人になって、同窓会・飲み会などで会った時に友達に言われた。友達がいなかった記憶はなく、自分では仲間と共にそれなりに子供時代を過ごしたつもりだが。「中学2年生まで性格悪かったよ」と。みんなに嫌なやつだと思われながら遊んでもらってたんだね。みんな優しい。
子供って家族の問題の影響が直撃する生き物で、私もその1人だったのだと思う。当時は、嫁姑問題の間に挟まれていた私。お母さんは無条件で大好きだけど、私に制限なく貢いでくれるおばあちゃんには悪い顔できないし…小学生の私はどちらにも良い顔しなくちゃならないストレスを学校で発散していたみたい。6年生の時にある女の子とケンカになり、クラスメートに私かあの子かどちらかを選ばせクラスを二分する闘争に発展したことがあった。後に、担任の先生が家庭事情が子供を不安定にさせたんですねって母に言っていたと聞いて、無意識に人に当たったり傷つけたりしてしまう事が自分にも起こっていたなんて信じ難い。
子育ての中には、良い事と悪い事を「教える」事が含まれる。小さい時はとてもシンプルな事が多い。友達に優しくしようとか、おもちゃを譲るとか、返事をちゃんとしようとか… 小中学生になると良し悪しは単純ではなくなって返答に困る事も増える。友達関係が複雑になり、各家庭の色がある。お母さんの物差しとか経験とか培ってきたものがアドバイスに反映されるわけ。各家庭の考え方だからとてもモヤモヤするし、子供にそれを理解してもらうのも難しい。大人は落とし所を見つけて自分を納得させちゃうけど、子供にはそれは酷だもん。こで言える正しいことって?
たとえ嫌いな相手でも、相手に誠実であれ。
これって問題が解決して、子供の気持ちもすーっとする???いや、むりでしょ。でも他に言える事がなかったな。それでもって、なんでこれをしなきゃならないのかという理由も必要となる。自分にも、相手にも誠実に生きていると将来に繋がるよ。自分の力になるよ。必ず見てる人がいるよ。こんな感じのことしか言えなかった。子供は納得いかない様子で、その後は目まぐるしい学校生活の中でその問題は姿を薄めて気にならなくなったようだった。子を育てると、もう一度人生やる気分になるのは私だけ?幼稚園から学校生活を2週目してるところ。
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