怖れ

<怖れ>
初めから分かっていたつもりでも
やはりそれは突然のようにやってくるだろう
身構えながら
私はやはり驚くだろう
一瞬の結氷
その冷たさが未来の私を支えてくれるだろうか
焼きついたのはあなたの
うつむいた横顔
その冷たさが私を予感へと誘う
私は悲しみにさえしがみ付こうとしている
あなたの肩の丸みを思い出しながら

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