少女時代のゆめの続きを叶える話 No.2 公演の感想
要約すると、
ファンでおばちゃんの勝手な感想なので温かく見てください。ひとこさんステキでした。
……
お芝居「エンジェリック ライ」
内容は、公式やほかのかたにおまかせして感想だけ。
天使なだけに白い衣装のひとこさんステキ。元気に跳ね回ってた。それだけで充分にファンは満足。
難しい話ではないし、役どころもはっきりわかる。気楽に見られました。ところどころみなさまに説明セリフが入るのも仕方ない。
悪魔の聖乃あすかちゃん。ここのところ、やけにいい人だったりだれとも会話しない役だったりしたけど、今回ストーリーにがっちり絡んでよかった。悪魔のお衣装がセーラームーンの悪いやつみたいで笑っちゃった。アニメに見えるルックス、よく考えればすごすぎる。地味かなーと思ってたけど番手が上がったら変わりそうな存在。
ヒロインのおとうさんのかちゃさん。「バレンシア〜」のときのノーブルな主役から今回は元マフィアのいい人。脚が長くてお顔が小さくてかっこいい。役どころとも合って、舞台が引き締まる気がした。みりおちゃんたちの同期生もこれで全員がご卒業か。
ヒロインの星空美咲ちゃん。なぜにあの衣装なの?エンジェルシーフのどこにあの意味が?家を飛び出すのも泥棒なのも、おとうさんはワルだけど悪魔に魂はうるような人ではない!もなんとなく腑に落ちないがま、いいか。宝塚あるある。元気にがんばってた。お化粧が前と変わったかも。ヒロインなんだからなんでものびのびやってほしい。
ショー「Jubilee」
主題歌以外はクラシックの有名な曲のアレンジ。
拍をダンスに合わせてきめていくのはお得意な宝塚歌劇団。でも、ちよっとやりづらそうな場面もあった。まあいいか。こんな風に思うから世の中からお花畑と呼ばれるのかもしれない。しかしながら、おばちゃんたちは、まあいいかーがなければ生きにくい。と弁明。
客席降りで、あすかちゃんを始めたくさんのジェンヌさんとハイタッチ。手がいい匂いになった。うれしい!私が使ってるのと同じ香りのかたもいらした。
ひとこちゃん、トップになったんだなぁとしみじみ。
登場のしかた、お衣装のきらびやかなことなどなど。黒いスーツに肩が銀色の飾りのついた衣装のひとこさんは、本当に美しかった。ますますかっこいい表情がいっぱい!あの視線の鋭さも魅力。少しハスキーで、独特のビブラートもある声も好き。
そうだ、客席降りのところのファンサは弾けていて可愛らしかった。笑顔笑顔。ギャップ萌えしてしまう。
かちゃさんもよかった。卒業はさびしい。若手を引き連れて踊って歌う場面は感動しかない。引っ張っているのは間違いなく、よくわからない感情で泣きそうになる。かちゃさんのカップルダンスというか、娘役さんと組んで踊るときの優しい表情は多幸感にあふれる。もちろん笑顔で踊るべき場面なんだけど、柔らかい笑顔に組んでる娘役さんも微笑んでいてほんと、好き。
ラストでひとこさんに矢を放つ振りで虹をかけるところもよかった。そうやって世代交代場面チェンジ。ベタだけど。
トップコンビ、初々しくてこれからどんなふうになるのか期待大。完成されたれいちゃんまどかちゃんのあとは、どうしても比較的しそうになる。でも、「はいからさん」は再演でお披露目だったかられいちゃんにも華ちゃんにも少し余裕があったし、次のトップ娘役のまどかちゃんはすでにトップ娘役を経験しての花組。そこと比べてはならない。2番手時代が短かったけどひとこさんの個性、れいちゃんとは違う種類のきらきらをたくさんふりまいて、美咲ちゃんはやさしくよりそってほしい。もちろん、美咲ちゃんに任された場面はどん!とやってほしい歌もダンスも。
このあいだまでの月のおとなっぽいれいこさんたち、雪の彩風さんたち、星のこっちゃんたちとみんな違うトップコンビだった。新境地をひらいてもらってももちろんかまわないむしろ歓迎。
たぶんきっと次の2番手のあすかちゃん、売り出し中のらいとくんや一之瀬くんにれいんくんほか楽しみな若手がいっぱい。娘役も美羽愛ちゃんやっぱりいい。美咲ちゃんをおびやかすとは言い過ぎだが、どんどん娘役も育ってほしい。
綺城ひか理さんもご卒業だ。ひとこさんの同期で仲良しだという。「Messiah」の鈴木はいいお芝居だった。今回のラファエロ役も彼女にあっている気がした。天使とはいえ、奥深さを感じさせる。のびのびとした歌声は気持ちよかったしさびしくなるなと思う。
しかしながら、いつまでもいられない世界。次の場所での幸せを祈る。やめてからが長い人生。
そしてやはり、新生花組に幸多かれ。
これにつきる。