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今日は「エナメル質とその重要性」を中心に
虫歯予防についてお話しします。

先日は歯周病について取り上げました。
訪れる方が歯医者に相談される主な理由として、
虫歯、歯槽膿漏、そして歯周病が挙げられます。

この機会にエナメル質の意義について詳しく解説したいと思います。

エナメル質の役割や性質を理解することで、
虫歯や知覚過敏がどのように起こるのかの背景も明確になります。

今日はそれを中心にお伝えします。
さらに、
最後にはエナメル質を強化するための必要な栄養素についても
触れたいと思います。

エナメル質は、歯の表面を覆う部分です。
そして歯は、エナメル質の下に象牙質や歯髄が存在します。
エナメル質は歯茎から見える部分であり、歯の表面を保護しています。
この歯の構造の基本を押さえることは、
虫歯の予防において非常に重要です。

さらに付け加えると、
エナメル質は外胚葉由来の特性を持っています。
多くの歯医者はこのポイントを強調しないこともありますが、
これは非常に重要な情報です。

外胚葉とは、
我々が受精卵から成長する過程で、胚が分化する前に3つの層に分けられるうちの一つです。
内胚葉は胃や腸、肝臓に、中胚葉は骨や筋肉、さらに象牙質や歯髄、
セメント質に、そして外胚葉は皮膚や目、耳、鼻の表面の組織と、
エナメル質になります。

この知識が何故重要かと言いうと、
エナメル質と象牙質や歯髄、セメント質は異なる胚葉由来の組織であり、
歯はこの2つの異なる構造からなっているのです。
外胚葉性の強固なエナメル質が外側を覆い、その下には骨や筋肉に似た性質を持つ象牙質が隠れているのです。

虫歯の進行は、このエナメル質が侵されることから始まります。

エナメル質は強い組織であり、しかし一度その下の象牙質まで達すると、
それはまるで皮膚がなくなり骨や筋肉が露出するような状態と同じです。
このポイントをしっかりと理解することが、
虫歯予防において鍵となります。

最後に、
知覚過敏や歯槽膿漏で歯茎が下がると、セメント質が露出します。
これは、骨や筋肉が露出するような状態と似ており、
エナメル質の外胚葉由来という性質を理解することで、
その異常性がよくわかります。

口は私たちの食事の出発点であり、
食物の入り口としての役割を果たしています。

一方、
体の出口としての肛門は、多くの人々が思うよりも、
実は歯に非常に類似しています。
驚くかもしれませんが、肛門は痔という病気で知られ、
約3人のうち1人が日本人で痔になると言われています。

その背景には、肛門が内胚葉由来の直腸と外胚葉由来の皮膚で
形成されていることがあります。
この複雑な構造のため、肛門はさまざまな病気になりやすいのです。
歯もこの構造に非常に似ているため、
外胚葉由来のエナメル質が歯を守る重要性を理解することが必要です。

次のポイントとして、
エナメル質の硬さを考えてみましょう。

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