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迷子の語順 2

何となく形が出来てきた!
と思ったら小さな部品がたくさん残っていた・・・。

数量目的語の続き。



数量目的語の3種類

数量と言っても種類がある。

  • 名量詞

  • 時量詞

  • 動量詞


名量詞

事・物の量。
「面条」の量を示す。

わたしに一杯ラーメンをください。

時量詞

動作・行為の時間。
「等」の時間を示す。

わたしは電車を一時間待つ。

人が優先の時量詞

直接目的語が人の場合は、時量詞を直接目的語の後ろに置く。

わたしはあなたを一時間待つ。

場所も優先の時量詞

時量詞は場所目的語の後ろに置く。
場所目的語が増えている!

わたしは中国に来て十日になりました。

動量詞

動作・行為の回数、頻度など。
「看」の回数を示す。

わたしは映画を三回見る。

やっぱり人が優先の動量詞

時量詞と同様、直接目的語が人の場合は、動量詞を直接目的語の後ろに置く。

わたしの父はわたしを一回殴った。

場所はどっちでもいい動量詞

動量詞は場所目的語の前後どちらに置いてもいい
基本ルールを覚えておくのが安全パイ。

わたしは中国に二回行く。
わたしは中国に二回行く。

数量目的語と〝了〟

前述で「了」が出てきたので、関係をおさらい。
完了文で習うアスペクト助詞の「了」と語気助詞の「了」の違いに、悩んでうんうん唸っていたけど、数量目的語が入っている文だと理解しやすい。

文末の「了」は状態の確認・説明ということで継続を表す

我   来   中国   十天   
(わたしは中国に来て十日になりました。《まだ中国にいるよ》)

述語動詞の後ろの「了」は動作の完了を表す

我   来   中国   十天。
(わたしは中国に十日いた。《もう中国にはいないよ》)


と、基礎の基礎はここまで。
さらに修飾語が増えて迷わないように、何度も復習しよう。

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