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迷子の語順 1

あなたは昨日ビールを何杯飲みましたか?
你昨天……
几杯……喝了……
喝了……几杯……
迷子センターからのお呼び出しです。

数量目的語を習ったあたりでふわふわし始めた品詞の順番。
そういえば品詞ってなんだっけ?と頭を抱えているところなのに。



基本の語順

初めて文法を習ったときに、「英語っぽい。」と思った基本の語順。

主語 + 述語 + 目的語

わたしはコーヒーを飲む。

日本語で言う「は」の前が主語、「を」の前が目的語、そして「文末」が述語に該当する。

日本語は〝てにをは〟を使うことで順番が前後してもなんとかなるかも。
だいぶ変だけど「コーヒーをわたしは飲む。」「私は飲むコーヒーを。」でも通じなくはない。
だけど、中国語は〝てにをは〟がないので順番が超大事とのこと。


述語って?

わたしは中国語を勉強している
今日は寒い

動詞:勉強している
形容詞:寒い

動詞形容詞がよく述語になる。


目的語には種類がある!

まずはこの3つ。
語順に合わせていこう。

  • 間接目的語

  • 数量目的語

  • 直接目的語


間接目的語

動作・行為の対象。
日本語の「に」の前が該当する。

わたしはあなたに一ヶ月中国語を教える。


数量目的語

動作・行為の数量、時間、回数、頻度など。
「どれくらい」が該当する。

わたしはあなたに一ヶ月中国語を教える。


直接目的語

動作・行為が直接及ぶ対象。
日本語の「を」の前が該当する。

わたしはあなたに一ヶ月中国語を教える。


目的語を2つとれる動詞は限られている!

なんでもかんでも直接目的語と間接目的語があるわけではない。
間接目的語をとれる動詞は限られている。
前述の「教」など、人にものを与えたり、人からものをもらう行為の動詞が該当する。

例えば

  • 教(教える)

  • 给(あげる)

  • 送(送る)

  • 还(返す)

  • 借(貸す、借りる)

  • 告诉(伝える)

わたしはあなたに中国語を一ヶ月教える。

数量目的語の3種類

さらに細分化・・・次にしよう。
休息一会儿。

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