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小説 聞こえるじゃん!

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子供の時から、ボクの周りは、なんか、おかしい気がする。もしかしたら、みんな特殊能力の持ち主なんじゃないかと思うこともある。だって、みんな、「言わなくてもわかる」って言うんだ。そん…
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聞こえるじゃん! 第1話

 ボクの周りは、なんか、おかしい気がする。もしかしたら、みんな特殊能力の持ち主なんじゃないかと思うこともある。だって、みんな、「言わなくてもわかる」って言うんだ。 「そんなことは、言わなくてもわかるだろ?」  ボクは、この言葉をよく言われる。みんな、言わなくてもわかるんだろうか?ボクにはわからない。ちゃんと、言ってもらわないと分かりっこない。どうして、人の考えていることがわかるというのだ。そんなの、特殊能力の持ち主じゃないと、分かりっこない。大人も子供も同じことを言う。ボ

聞こえるじゃん! 第2話

 人の声が聞こえるってことは、便利なようで、そうでないこともある。会社で、人事考課の時なんかは上司の声なんかは、聞きたくない。 (青木は、今回、あきらめてもらおう。) あきらめるかってんだ。 人事面談では、しっかり食い下がった。 「ボクはこんだけ実績を上げているんです。なのに、この考課はひどくないですか。」 「そう言っても、周りのみんなも同じように頑張ったから、仕方がないんだ。」 まあ、こう言っておけば、たいがいあきらめるしかないよな。 なんて上司だ。 「だけど

聞こえるじゃん! 第3話

 バルサの仲の良い女優さん(山本美鈴さん)と、今出てるドラマの俳優さん2名(堀内孝士郎さん、竹内銀河さん)だった。ボクは普通ではあり得ない空間にいるのだ。ちょっと、おしゃべりして、食事もして、バルサからリクエストが入った。 「マックス、例のマジックお願いできる?」 「オーケー、いいですよ。」  他の3人も興味津々だった。まずは、サイコロの目を当てるヤツで、ボクは複数のサイコロを持ってきてたので、彼らに1個づつ渡して、ボクが見ていない間に、机の上に置いて、手で隠してもらった

聞こえるじゃん! 第4話

      「ひとつ聞いていい?」 「なぁに?」 「バルサは、ボクのこと、どう思っているの?」 (えっ、意識されちゃった?どうしよう?好きなんて、言えない。) 「良いゲーム仲間じゃないの?」 「だよね。」 「どうしたの?」 (逆にマックスはどう思っているんだろう?) しまった、墓穴堀ったかも。 「マックスは私のこと、どう思ってるの?」 「そりゃ、ボクも良いゲーム友達だと思っているし・・・」 「いるし?」 突っ込まれているの、ボクの方じゃん。 「素敵な女優さんだ

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聞こえるじゃん! 第5話

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聞こえるじゃん! 第6話

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聞こえるじゃん! 第7話

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聞こえるじゃん! 第8話 (終)

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