聞こえるじゃん! 第4話
「ひとつ聞いていい?」
「なぁに?」
「バルサは、ボクのこと、どう思っているの?」
(えっ、意識されちゃった?どうしよう?好きなんて、言えない。)
「良いゲーム仲間じゃないの?」
「だよね。」
「どうしたの?」
(逆にマックスはどう思っているんだろう?)
しまった、墓穴堀ったかも。
「マックスは私のこと、どう思ってるの?」
「そりゃ、ボクも良いゲーム友達だと思っているし・・・」
「いるし?」
突っ込まれているの、ボクの方じゃん。
「素敵な女優さんだし・・」
「だし?」
「年上だから、年下には興味ないかと・・・」
「そんなことないわ。」
(本当は大好き。)
それ、言葉にしてよ。
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