見出し画像

労災事故 裂傷 Vol.26

現場でカッターナイフによる裂傷事故が起きてしまった。

建築現場にかかわらず、労災保険制度は、一般の会社にもあります。
労災保険制度では、労働者が業務中または通勤途中に災害にあい (以下
「労働災害」といいます)、その労働災害によって負傷、または病気にかかった場合には、 労働者の請求に基づき、治療費の給付などが受けられる制度です。

この手の事故は本当になくならないです。

カッターナイフで手を切らない方法は、刃の前に手を置かないことです。
これは小学校の版画を図工の時間に作ったことがあればだれでも教わることですが、今は彫刻刀を使う授業はあるのだろうか?

Googleで調べると
彫刻刀を使用する際は、次の点に注意する必要があります。
力を入れすぎない
刃を動かす方向に手を置かない
自分の体の方向に刃を動かさない
手を浮かせて彫らない
彫刻刀をケースから出し入れするときは刃を触らない
学校に保管している彫刻刀の切れ味に注意する

なんだまだ、あるんですね授業

まぁ現場で使うカッターナイフも同じような注意喚起があります。
カッターの刃の前に手を置かない
刃はこまめに追って切れ味をよくしておくとか
切るものを置いて平らな場所(カッターマットなどを敷いて)できるとか

だけど現場だと勘違いする方がたが多い、べニアの上は平らだから
べニアの上で切るとべニアの表面の木目に沿って思わぬ方向に刃が向いて着たりして、ザクっとやっちゃうんですね、

また、刃の先だけ使えばいいのに刃を全部出して使う方もいます。
切るものによって出し方はそれぞれなんですが、今回来ていたのは熱さ2mmくらいの養生用段ボール、このようなものを切るときは何枚も重ねて切るのでなければ、刃は1段出しておくだけで結構です。

これを全開まで刃を出す方がよくいますが
これをやると、刃の消耗が早いだけでなく、刃が折れて、危険なことになる、この辺を改めは先だけを出して使えば重症事故にはならないんですね、傷も浅いし、だけど刃を長く出すとその分接地面が大きく被害も大きくなったりするんです。
今回の方は手に持ったままの養生材を(段ボール)を切っていたのですが、
置かずに手に持った段ボールを短冊に切断する際中に誤って、自分の親指の付け根を4針縫う裂傷を負ってしまった。
それも、協力会社の管理者の方、とほほです。

人手不足が慢性化してきて、確かに技術力や経験の少ない方、小学生の授業の内容も体験型の授業が少なくて、痛いこと、危ないことを排除してしまうものだから、先ほどよくあることと私はい言ったが、彼らは想像すらできないのかもしれない。

危険予知活動に今はリスクアセスメントを取り入れるが、そのリスクさえも想像できない方がたが多いということは、この先も事故は多くなる。

事前に体験(けがをさせるではないですよ)させることで、想像力がついてくれればいいのですが、何かいい案がありましたらどなたか教えてくださいな。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?