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84.声楽発表会でマイナスイオンを浴びる

短歌を嗜む友人のENFJは、歌う方も嗜んでいる。かくして呼ばれた発表会に行ってみました。

高級住宅街に位置するマンションはホールも抱えていてそこでの開催です。


受付でプログラムをいただいて、あらこんな選曲なのね、と知る。
同じく呼ばれていた顔みしりの方と席を選んで座ります。真正面の真ん中を陣取りました。

小さい子から始まって友人の出番。こちらがドキドキしましたが、友人の堂々っぷりは見事でした。歌も喉が開いているという言い方がいいのか、しっかり習ったこと使って発声している感じでよかった。

後で送ったメールの感想に「勇気をもらった」と入れると、「はじめて見た人によく言われる」とのこと。だって、本当にあー、何歳から始めてもいいんだって思えたんだもの。

他の知らない方のもたっぷりと観て帰りました。後半は友人の出番でもないので、後ろの席に座りましたが、これが良かった。
本格的な声楽の方の歌は、歌詞もメロディーもよくわからず(メロディーはだいたい同じようにも聞こえる)、声の響きを楽しむものかなとも思えてきて、それには後方の席がばっちりでした。時おり、夢の世界にも誘われてしまいましたが。。。

衣装も一人一人素敵でしたので、目の保養もありいい時間過ごせました。
声の響きを受けている時間は、何か声を浴びているというか、マイナスイオンを浴びているようにも思いました。

そして、感想メールに対しての返信メールの中では、友人の「もの凄い高揚感が心地よくて、「やめられない」となった」の一言が印象的(勝手に引用すいません)でした。

出ている方々を見て、どこかこれを他の場所で生かしているのか、何かされている人なのかとあれこれ気にもなっていたのですが、友人のその一言に、ああ、こうして歌うこと自体が意味あることなんだと納得。

観客席側から見るのとは違う景色を見ているんだ。

見たことのない景色

本人の心象体験も含むものだから、VRでだって捉えることできない景色

スポーツと同じように時間を注ぎ込んで掴む瞬間。いいなと思いました。


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