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[トレイルログ vol.1] 二の鳥居グループラン⛩ 鎌倉 / 源氏山~鎌倉中央公園

8月19日(金) 6:00 起床。身支度を済ませ、秋の気配を感じる朝の空気を吸い込んで、集合場所に向けて出発した。

今日は、インターネッツで見つけた誰でも参加のグループトレイルランに初めて参加する。どんな人たちが平日の朝に鎌倉の山々を駆け巡っているのだろうか。

山を走ろうと朝の7時に集合する人は、どこか自分と近しい匂いのする人達なのだろうと勝手に期待を膨らませていた。

天気は快晴。神社の朝だけが醸し出す透明度抜群の空気に包まれた鶴岡八幡宮を背に、赤橙色の鳥居が気持ちよく光を反射している。

その光に吸い寄せられるかのように四方八方からユニークな格好をしたランナーたちが次々に集まってきた。総勢8人。

足元を見ると、半数ぐらいがサンダルらしきものを履いている。足袋らしきものを履いている人もいた。

!!!!!これだ、これッーーーーーー!!!!これを待っていた!

ランニングシューズなんて邪道です、と言わんばかりの圧力。癖。
大地を、山を遊び尽くす者たちのみが醸し出す雰囲気、スタイル。

期待どおりの顔ぶれにテンションが上がる。この人たちの醸し出す爽やかな遊び人の雰囲気を僕も纏いたい。これから始まる朝の鎌倉トレイルの小旅に胸が高鳴った。

鎌倉トレイル、奥が深そう

グループランに参加したきっかけの一つは、鎌倉トレイルの先輩にいろんなルートを教えてもらうことだった。

鎌倉や逗子にトレイルがたくさんあることは知っていたが、まだ不慣れなトレイルに一人で入ることは少し心細く、開拓しようにもしきれないもどかしさがあったのだ。

二の鳥居をスタートして、10分ほど走ると、ここからが山です!と言わんばかりの巨大な岩と岩に挟まれた関門を通過しトレイルコースが始まった。

登りは速歩きで、走るときも穏やかなペースだったので、朝の山は気持ちいいなと空気を全身で感じながら山の細道を走ることができた。

お互いのラン歴や二の鳥居グループランについての雑談をしながら気持ちよく森を駆け巡る。トレラン楽しいなぁと心地いい気分で走っていた。

蜘蛛の巣を退治するためにYの字に分岐した小枝を右手に振りかざすトレイル隊長が先頭だ。そこから列をなす一行はお互いに言葉を交わしながら、各々がトレイルを楽しんでいる。

トレイル隊長はこの道あってる?みたいな小道もまるで通学路のように当たり前の顔でスイスイ進んでいく。ただついていくだけの僕は、どこを走っているのか全く分からない。

コースの間違いを気にせずリラックスしてただトレイルを楽しんで走る気分は、用意されたコース料理を楽しむかのようにただコンテンツだけを楽しめる自由さがあった。

山道を走ることだけを楽しむことができた。
トレイル隊長ありがとう!

開けた写真スポット、茂みに覆われた一人しか通れない小道、木々に囲まれた森トレイル、いろんな顔をしている道を誰かと会話しながら走ることの楽しみに魅了されていた。

参加したランナーの中には100マイルレースを完走した猛者もいるみたいだが、トレーニングをしているというよりかは、部室で代田話をしている空気が流れており、走ることをただ楽しんでいる人たちなんだなと感じた。

このグループランで走るコースは3つぐらいあるそうなので、どんな道を走れるのか今後も楽しみだ。

サンダルの正体「ワラーチ」

10キロ弱のランを終えた一行はカフェにたどり着いた。各々にドリンクや軽食を注文し外のスペースで集まって雑談タイムが始まった。

走って終わり、ではなくこういうコミュニケーションタイムが用意されているのも新参者にとっては嬉しい。

そこで、最初の高揚感の源泉であったサンダルの正体の話題になった。参加者の一人がトレイルさんからゴム素材の長方形のものを受け取っていたが、皆が履いているワラーチというサンダルは自作のものらしい。

ソールに紐をつけただけのシンプルな作りのサンダルで走るのは、脚に負担がかかるだろうし、大地を噛み締めたいという動物的思想を持った変わり者が身につけるものだと勝手に思っていたのだが、よくよく聞いてみると、正しいフォームで走るためのツールでもあるらしい。

BORN TO RUNというランナーのバイブル(?)の中で提唱されているらしいので、詳しくは時間があるときに読んでみたい。

興味が湧いて仕方がない。

ランニングを始めてから、靴があっていないのか右足の親指の爪が内出血で紫色になっていて、長距離を走ると痛みが出てくるのでどうしたものかと思っていた。

これが、一つの解決策になるのかもしれない。そして激安である。
何回か参加したらトレイルさんたちに道具を貸してもらって作ってみよう。

トレランレース、俄然やる気がでてきた

いつかは走ってみたいなと思っていたトレランレース。参加者のなかには今度100マイルを走ろうとしているULパイセンもいる。レース出てみなよ!楽しいよ!と僕のレース欲を刺激することしか言わない。

とりあえず12月のフルマラソンのサブ4を目標にして練習はするとして、来年の春先の30キロぐらいのトレランレースに出場することを目標に山を走ることを楽しく続けていきたいと思った。

楽しい金曜日の朝でした。
明後日は2回目の参加!どんなコースを走れるのやら。楽しみです。

今日のコース

GPSバグっててコースがうまく取れていないのが悲しい。


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