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2004年6月14日(月)

【冒険者組織会議室:小原 愛梨・青沼 絢加・藤枝 拓海・木島 利夫・辻村 正晃・中宗根 利加】
「それでは部隊会議を始めます」
 全員揃った所で隊長の小原 愛梨が言葉を発した。ここは冒険者組織会議室。本日私もプリキュア部隊のメンバーは、午前中の鍛錬を少し早く切り上げて、部隊会議のためにここに集合している。本日の部隊会議の内容としては、各自の鍛錬状況の報告と、探索開始日をいつにするかという内容である。探索する曜日は木曜日と決まっているので、日付の候補としては6月17日、24日、7月1日の3択から選ぶこととなる。
「とりあえず17日は無いかな」
「そんな急がんでも」
 候補の中で一番早い日付である17日について罠解除士の木島 利夫が否定的な意見を述べ、それに僧侶の辻村 正晃も同調する。この意見については全員異論がないようであり、17日を探索日とする案は否定された。これで残りは2択となるので、そこを話し合うことにする。
「進捗状況ってどうなのかな」
 探索開始日を決める重要な要素である現在の鍛錬状況について小原が口にし、まずは木島が口を開く。
「たぶん大丈夫。亜獣探知も罠解除も今の所問題ないって言われている」
 この言葉を聞いて次は辻村が続ける。
「俺も進捗的には大丈夫だと思う。特に同期に遅れてる感はない」
 そして後衛の3人目である中宗根 利加も口を開く。
「私も大丈夫だと思う。ということは後衛3人は問題ないってことです」
 自分の状況と合わせて、3人まとめて後衛は大丈夫であることを伝えた。
「報告ありがとう。後衛は問題ないわね。じゃあ怪しいのは私たちなのかしら」
 少し言いにくそうに小原が言葉を発する。それを聞いて青沼と藤枝も苦笑いをしている。戦士3人も別に鍛錬進度が遅れているというわけではないが、元々合格した時点での評価が3人ともそこまで高くないので、同期と比べると現在の評価としては低くなってしまうのである。
「まあ戦士3人には頑張ってもらうとして24日で良いんじゃないですか」
 今までの話をまとめた内容を中宗根が発言して、全員がこの意見に同意を示す。結果、私もプリキュア部隊の初探索は6月24日に決まったのである。

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