コルソーヴァヌッチでお散歩
この街のメインストリート、コルソーヴァヌッチへは、Mensaから徒歩10分くらいで着く。 坂を上って歩いていく。 石畳がヨーロッパだ。
昼食の後の街は、し~んと静か。
ペルージャに到着した時の初見では、大小の石で造られた地味な場所に思えたけれども、歩き廻るうちに、趣のある小道や、歴史を感じさせる建物、町全体の美しい色の調和が考えられた、屋根や壁の色が美しい。
その美しさを保つために、家を建てたり、改築する時に、屋根や壁の色は、役所で指定する色の中からの選択しなければならないと聞く。
ローマ文明よりも古い、紀元前8世紀から栄えた、エトルリア文明の街。
この場所に、私に会いに来てくれたピサ大学卒の友達は、この街は、エトルリア文明の宝庫だとも言って、感激していたのを思い出す。
ずっと変わらず昔のままの姿を残す哲学は、ヨーロッパに浸透している、中身はどんどん近代化されてはいても、外観は昔のまま。
後に仕事で、旅行でイタリアに来る時、最後にはこの街を、また訪れたいと思うのは、初めて来たときのそのままの街の姿が、イタリア語よちよち歩きだった私を思い出させてくれるからかな。
13世紀に造られたというマッジョーレ噴水から、4つ星ホテル、ブルーファニまで、およそ500m位だったかな、、この町のメインストリートの両側には、サン ロレンツォ大聖堂、、そうだ、ここで一緒にイタリア語を学んだ日本人の友人が結婚式を挙げた。 プリオリ宮殿、それにいろんな有名ブランドファッション店、スーパーマーケット、もちろん、Barもある。
丘を下ることなく、とりあえず何でもそろう場所。
サルヴァトーレは、それを私に紹介してくれたんだな、と思う。
優しいなあ。
午後の授業が終わった後、下宿の部屋で、訳も分からず復習し、、いつか本当に、この国の言葉が分かるようになるんだろうかなあ、、と不安になる。
イタリア語なんて、英語のローマ字読みだ、簡単、簡単、、今、思うと、なんと大胆で、安直な発想。
しかし、もう乗ってしまった船、一日だけで何言ってるんだと思うと、笑えてきた。
すこしずつ、すこしずつ、語学に王道は無いよ、、そうそう、英語をマスターしたいと願っている友達に、いつも私が言っていたことじゃないの。
一日で、とても多くの情報が、一度に頭の中に入ってきて、すっかり疲れてしまった。 しかしこの興奮状態の中で眠ることができるのかなあ、、長い髪をゆっくりブラッシングすると落ち着いた。 その後、あっというまに熟睡。
明日土曜日の夕食後、サルヴァトーレがまた、散歩に誘ってくれる、どこに連れて行ってくれるのだろう。。。
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