34本から選ぶ!本当に面白かった作品【2024年冬アニメ感想】
一部作品への非常にネガティブな感想を含みます(多分ブロックしたくなるくらい)
まず目次を参照して、好きな作品がBランクに存在する場合は、読まない方がいいと思います。
評価基準
人の善性や懸命さがどれだけ感じられたか
感情移入できるような、応援したくなる登場人物がいたか
展開に感心させられたり納得させられたりしたか
どうしても受け入れられないキャラがいなかったか
前置き
いや楽しかったけどキツかった〜〜〜!
普段多くて4本とかだったので…
春アニメ始まってるのに俺だけ冬アニメ見てたもんね。
でも、楽しそうに、時に苦しそうにアニメ見てる人たちのコミュニティの端っこにいるだけでも、こんなアニメ見るのって楽しいんだと思いました。
いつもは壁打ちというか、完全に孤独な戦いだったからね。
外科医エリーゼの王様を認知症扱いするツイート見た時とか、ファリンの骨で出汁を取ろうとするツイート見た時とかマジで爆笑してました。
あと「世間の評価ってあんまりアテにならないな〜」とは感じましたね…
まあ自分の人生観と合致する人間なんてこの世にいない訳で、売れてるからってあんまり人の意見鵜呑みにするのは良くないよね。
特に見てない作品は。
そんな感じで今回は忖度なしの完全主観評価なので、もし俺と意見が違う時は「こいつ見る目ないな〜w」くらいで流してくれると嬉しいです。
ガバガバ文章でゴメン!
SSランク(毎週楽しみ)
真の仲間じゃないと勇者パーティを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd
冬アニメで一番好きな作品です。
Twitterで燥いでたの見てた人は知ってるだろうけど、俺この作品大好きなんですよね。
原作読んだ事ないのに。
俺がこの作品大好きな理由は、この作品における「加護」という設定が大好きだからです。
ここに全ての理由が詰まっています。
この作品のキャラは皆“加護”という神様から与えられた能力を有しており、それは人格や行動強い影響を及ぼしています。
例えば勇者であれば「どんな状況でも困っている人を見捨てない」とか、武闘家であれば「戦いを好むようになる」とか。
それは本人の生来の気質とは一切関係がなく、故に自分の性格とは真逆の加護を得てしまうといった事態も発生し得ます。
メインキャラの一人、ルーティとか。
その「自分のやりたい事と“加護の衝動”にどう折り合いをつけるか」というのがこの真の仲間という作品のテーマです。
もちろん加護への向き合い方は一人一人違う訳で、抗おうとするキャラがいたり、受け入れようとするキャラがいたり、振り回された結果悲しい結末を迎えてしまうキャラがいたりします。
俺はそこに人間の生の感情というか、強さや醜さ、それらを全部ひっくるめて美しさのような物を感じており、1期の頃からずっとそこを評価してこのアニメを楽しんでいました。
だから俺は、多分このアニメを見ている人間としては珍しいかもしれませんが、「スローライフ要素」を求めた事は一度たりともありませんでした。
というかこの作品の本質は「スローライフ」ではないと思うんですよね。
「辺境でスローライフ」が目的ではなく、辺境でスローライフを「する事にした」という選択の方に意味を見出しているというか。
だからそういう意見もあって良いとは思うのですが、「スローライフ要素を増やせ」という旨の感想には俺は懐疑的な立場です。
そのためスローライフを求める人とは対照的に、俺は勇者ヴァンへずっと強い思いを向けていました。
絶対に理解されないと思うのですが、俺が真の仲間2期において一番好きだったキャラは、勇者ヴァンなんですよね。
ウキウキでTwitterを見ていると「サイコ勇者」だの「二度と出てくるな」だの散々な事言われていて驚いた記憶があります。ちょっと面白かったけどね。
俺がこの勇者ヴァンを大好きだった理由は二つあります。
一つは彼の「人は加護の衝動に従って生きるべきだ」と考える価値観が極論ではあるがあの世界では一本筋が通っていた事です。
彼は“加護”という設定の象徴のようなキャラクターなんですよね。
確かに彼は現代倫理からするとサイコパス以外の何者でもないのですが、加護を成長させるために他の加護持ちを殺傷する必要があるあの世界においてなんら間違った事は言っていません。
レッドが主人公だから見誤りそうになりますが、あの世界において異端なのはレッド達の方なんですよね。
加護の求める役割を放棄し、辺境で自分の思うがままに生活する。
現状作中のキャラで加護の影響を受けていないのはレッドとルーティしかいませんからね。
勇者ヴァンのように加護の衝動に従う事こそを良しとするのか、レッド達のように自分の意思に従う事を良しとするのか。
加護についての解釈によって合理的な正しさと倫理的な正しさが対立するこの構図は真の仲間っぽさがあって大変お気に入りなポイントでした。
しかもこの作品の凄いところは加護の衝動に従うこともまた良しとしている所なんですよね。
2期ではヴァンが自分の行動を反省し考えを改める訳ですが、それは自分の考えを周囲の人間に押し付け暴れ回ったからであって、加護に従って生きること自体は否定していません。
現に1期でアルベールやアル(エルフの子供)がゾルタンを出て行ったのは加護の衝動ゆえでしたし、加護の衝動と本人の性格が完全に一致しているダナンというキャラクターも登場しています。
何よりヴァンが改心した後も「ルーティと違ってヴァンは自分の意思で戦う事を望んでいる」とスローライフを安易に肯定しませんでした。
加護の求めるまま生きる人間を否定せずに、自分の意思で生きる事を選んだ人間を肯定する。
どちらかが正しくてどちらかが間違っているとかではなく、そのどちらの正しさも認めてあげる懐の深さこそが真の仲間の最大の魅力だと思います。
それから作者のヴァンへの解釈と自分のヴァンへの解釈に最後まで一切ズレがなかった事も、この真の仲間2期を評価している大きな要因の一つです。
例えば、加護を絶対視しているために「勇者を導く加護」である導き手を持つレッドの存在を無視できず、既にルーティという勇者を導くという加護の役割を終えている彼の存在に酷く動揺している様子を見せたり。
まだ加護に目覚めていない子供達には「加護に触れ自分の役割を認識するまでは守るべき存在である」と優しさを見せたり。
「剣術なんて人の生み出した物に価値はない」と断じて、身体能力に任せた無茶苦茶な剣術を使って最終的にレッドにボコボコにされたり。
打てば響くというか、作劇上の都合を感じないというか。
ヴァンはそうするべくしてそういう行動を取っていると感じられるんですよね。
最後の最後までヴァンの考えや思想の変化に納得できるだけの理由が用意されており、製作陣の確かな実力を感じました。
もう一つヴァンを好ましく感じていた理由は、アレスのリベンジとでも言うべき作者の意地を感じていた事です。
いつもルーティに殴りつけられた画像の話しかされないアレスですが、俺は彼の事も好ましく思っていました。
特に、散り際の「レッドと一緒にいると自分は賢者ではいられない」というセリフには痺れました。
なぜなら彼の今までの行動全てに納得がいくだけの理由が付与されたからです。
彼は当時ギデオンと名乗っていたレッドをパーティから追放し、勇者パーティーを結果的に解散に追いやった本当にどうしようもない奴なんですが、彼は彼なりに必死に生きていたんですよね。
賢者の加護を持つ彼は、相手の加護を見抜く“鑑定”という固有スキルを持ち、それ故に彼もまたヴァンと同じように加護を絶対視する価値観を有していました。
だからこそ勇者という最上位の加護の持ち主であるルーティの隣には、導き手なんて役割を終えた加護の持ち主であるギデオンではなく自分こそが相応しいと考えており、それ故にレッド達と争うことになります。
ヴァンと同じ思想、同じ価値観。しかしアレスがヴァンと違うのはその結末です。
1期でアレスは死んでしまい、2期でヴァンは死ななかった。
この作品は元々「小説家になろう」で連載されており、多分アレスが死んだのは読者にそう熱望されていたからなのではないでしょうか。
明確な根拠はないです。
ただこれほどまでにキャラクターを丁寧に扱う作者さんがあんな惨めに、無惨に自分の生み出したキャラを殺すとは思えないんですよね。
1期では殺さざるを得なかったアレスと似た思想のキャラを出して、そのヴァンを教え導くよう接する。
そこに作者の意地というか、キャラ一人一人を大切にするポリシーみたいなものを感じて、アレスのIFたるヴァンのことがより一層好きになりました。
この作品、キャスト欄でこそ主人公はレッドとなっていますが、俺は1期の頃の話の軸はルーティとアレスだったと思っているし、2期の話の軸はルーティとヴァンだったと思っています。
そのヴァンやルーティをより大切に扱ってくれた事が真の仲間2期を1期より楽しめた理由なのかな〜と思います。
さて、この作品の話をするうえでリットの話をしない訳にはいきません。
俺は1期の頃、彼女の存在が気に入らなくて仕方がありませんでした。
なぜなら俺は当時、加護を軸にした勇者パーティーの物語に感激しており、スローライフの象徴たる彼女はその本筋から浮いているように感じていたからです。
例えばルーティ。彼女は勇者の加護を得てしまったばかりに感情を失い、疲れることもなく、食事も睡眠も必要としない体になってしまった。
大切な兄であり強い信頼を寄せるギデオンがパーティーを黙って抜けたとしても、勇者の加護の衝動があるために旅を優先せざるを得ず、兄を探しに行くことすらできない。
例えばアレス。彼は賢者の加護を得て鑑定スキルを得た事で、加護の価値により相手を判断する価値観を培ってしまった。
そのため自分より弱い加護を持つにも関わらず自分より優秀な存在であるレッドの存在を看過できず、パーティーから追い出すという暴挙に出てしまった。
その結果パーティーは崩壊し、最後まで加護に振り回され、死んだ。
こんなに自分の加護に苦しんでいるキャラがいるのに、1人だけ加護の衝動に抗うことはなく、なんなら加護に導かれるまま国を捨て、出奔して放浪の旅を送るリット。
一時期臨時メンバーとして勇者パーティーに加入していたものの、やはり部外者であることは変わらず、加護に振り回された事もない彼女がこの作品のヒロインの座を掻っ攫っていった事に俺は憤慨していました。
大体なんだよこのキャプテンアメリカみたいな水着はよ(お前の好みだろ)
そんな理由で俺はリットを親の仇のように思っていたので、2期の放送が始まり、ネット上でのリットの人気に愕然とした覚えがあります。
リットに文句言ってる人間を見た事がないし、それどころかリットの出番が少ない事に文句を言われている始末。
1期の頃は一人で見ていたので気付いていませんでしたが、この時自分がマイノリティである事を自覚しました。
「リットのここが好きじゃないんだよな〜」みたいな事言ってたら怒られたの、今でも覚えてます。
その節は大変申し訳ございませんでした。
で、ここまでの俺の1期におけるリットへの考えを踏まえて話していきたいのは、2期でリットについての見方が変わったという事です。
序盤でこそ強烈な苦手意識が残っていたものの、話が進むに連れ全く気にならなくなりました。
それは多分、2期が勇者パーティーではなく、ルーティとヴァン、二人の勇者に焦点を当てた物語に変わったからなんだと思います。
既に勇者パーティーやレッドとリットの物語には一区切りがついていて、2期は「これから」、未来の話です。
だから2期では1期の頃より殺伐とした話が減り、明らかにスローライフ成分が増えています。人死ぬけどね
俺は先も述べたように、リットはスローライフの象徴のようなキャラクターだと思っています。
そのスローライフ部分が増えた事が、リットを受け入れられるようになった理由なのではないでしょうか。
俺自身の変化もあると思うけどね。
大体、俺がこの作品見る事になったきっかけって、当時YouTubeで流れてきたリットとレッドのベッドシーンがきっかけだったし(ヤリモク?)、感謝こそすれど非難するのはお門違いだった気がしないでもないです。
あと一期に引き続き、印象に残るセリフが非常に多いのもこの作品の大好きな所の一つです。
4話でティセが元同僚のキギスに対して放った「加護に従うだけで自分の意思がなかったんだ」というセリフとか、この作品の全てを一言で表したあまりの秀逸さに画面の前で大騒ぎしてましたし、
8話におけるヴァンの「礼とは人と人との決まり事、僕が説いているのは信仰です」とか彼の強情さ、拘り、話が通じない事によるレスバの強さ、全てが詰まっていて爆笑しましたし、
11話におけるルーティの「今になって私たちは真の仲間になれたんだと思う」とか、あまりにも美しいタイトル回収に思わず変な声が出てしまいました。
無駄に思えた1話のブルーサファイアの婚約指輪の話。
最終回その婚約指輪を贈って物語を締めたのにも唸らされました。
こんなに美しい物語の畳み方して誇らしくないのかよ
キャラクターみんなに味があって、本当に素晴らしい作品でした。
初見だと悪人にしか見えなかったリュブ枢機卿だって好きになれますからね。
真の仲間、これからもずっと大好きです。
治癒魔法の間違った使い方
めちゃくちゃ王道で面白かったです。
1話はあんなにつまらなかったのに。
今のジャンプ作品よりよっぽど友情、努力、勝利やってるんですよね。
OP映像を見ればこの作品の方向性や良さはなんとなく掴めると思います。
元々2話、3話を見てこの作品のポテンシャルを感じてはいたんですが、4話のウサトが救命団の一員として戦場に出る事を決意する回。
ここでこの作品が名作である事を確信しました。
敵と戦わず、殺さず。戦うのは怖いけれどお世話になった人たちのため、「救命団」の一員として友達や助けられる人みんなを助ける。
そんなウサトの決意表明とそれに対するローズ団長の熱い言葉を聞いていると、いつの間にか自分の目に涙が浮かんでいました。
ウサトが不殺を貫くのも治癒魔法使いであるからこそ無理なく実現できるし、説得力も出ているんですよね。
それからこの作品を語るうえで男同士の友情、カズキとウサトの関係性に触れない訳にはいきません。
この2人はお互いの事をリスペクトした対等な関係なんですよね。
正しく「友達」。
なろう系作品は勇者を醜く描く事で相対的に主人公を持ち上げる作品が多いので、なかなか新鮮な感覚でした。
7話におけるこのシーンでは、なかなか込み上げる物がありました。
全てのなろう系作品はこの作品を見習って欲しい。
加えてこの作品は登場人物が皆善人なのも良かった。それは主役脇役、敵味方問わずです。
それを象徴するようなエピソードが9話です。
当時騎士団の大隊長を務めていたローズは、ある任務にて仲間を全員喪ってしまい、失意の中殉職した部下の両親に出会います。
息子が死んでしまったのだから恨み言や非難の声を浴びせられそうなものですが、ここでローズは両親から「ありがとうございました」と感謝を伝えられます。
「団長と出会ってからよく笑うようになった」という言葉と共に。
これがこの作品の凄い所です。
こういう性善説を元にしたような作風がたまらないんですよね。
最後に11話について言及して終わりにしようと思います。
この回も本当に素晴らしかった。
満を辞して「治癒魔法の間違った使い方」が登場する回で、王道も王道、ストレートど真ん中に投げ込むようなタイトル回収。
こういうので良いんだよこういうので。
ですが、俺はそこよりも好きな場面がありました。それはウサトがローズに「よくやった」と褒められるシーンです。
今までのウサトの努力の過程が丁寧に描写されてきたからこそ、それまでの行いが報われたようで、気付けば涙が溢れていました。
犬上先輩とフェルンは可愛いし、カズキとの友情は熱いし、ローズとの師弟関係には胸を熱くさせられたし、萌えも燃えも完備した治癒魔法は本当に素晴らしい作品でした。
異修羅
今期ナンバーワン候補。
本編終了後に2期PVが流れた時は思わずガッツポーズしたんですけど、俺と原作者くらいしか喜んでなくて寂しかったです。
魔王自称者として征伐された警めのタレンもこんな気持ちだったのかな
この作品、自己紹介パートが批判されているイメージですが俺は前半の修羅紹介パートが大好きでした。
設定盛り過ぎだろってくらい魅力的なキャラが次々と出てきて、毎週次誰が登場するのかとにかく楽しみだったんですよね。
俺のお気に入りのキャラは“鵲のダカイ”と“鎹のヒドウ”です。
男キャラがカッコいい作品は名作なんだよなぁ…
“世界詞のキア”が出てきた回や“通り禍のクゼ”が出てきた回も「即死チートだ!」って騒げて楽しかった。
今期は“神秘なる魔女”もいたし即死チートが豊富でしたね…
ただ後半の最強決定戦で、魅力のあるお気に入りのキャラがボロ雑巾みたいに使い捨てられて、バカスカ死んでいくのは結構堪えました。
割とあっさり死んじゃうんだよね、作者絶対サイコパスだよ
あとこの作品の素晴らしい点として演出面の素晴らしさを挙げたい。
毎週見終わった後の満足感や充実感が半端ないんですよね。
特に2話、「星馳せアルス」。
この回で異修羅の魅力に囚われました。
あらすじとしては、「功を焦った黄都第六将“静寂なるハルゲント”が最古の龍“燻べのヴィケオン”の討伐に向かい、返り討ちに合いそうになった所を星馳せアルスに救われる」
それだけなんですけど、もうとにかくカッコよくて痺れたんですよね。
こればっかりはマジで見てほしいです。
ディズニープラス独占のせいでこんなに面白いのに死産が確定しているのは悲しいですが、そのおかげでクオリティが担保されているし2期もやってくれるので、感謝こそすれど恨むのはお門違いなのかもしれません。
原作読んだ事はないです。
俺だけレベルアップな件
人によって賛否がはっきりと分かれる印象です。
放送前から原作の反日描写が炎上していた事は記憶に新しく、内容はともかく見る前から悪いイメージを持っている人が多かったのが一因ではないでしょうか。
Twitterでは散々な評価受けてるイメージですな、反日云々を抜きにしたフラットな視点で見ると俺はめちゃくちゃ面白かったです。
(肩身狭すぎて途中から触れられなくなったけどね…)
2期決定PV見た時とか嬉しすぎて普通に声出ました。
序盤は「作画のいい最強タンク」とか言ってバカにしてたんですけど(最低)
だって2話とかレイズナー化してるマブチさんしか見るとこなかったし…
この作品はとにかく丁寧なのが良かったです。
主人公であるミズシノくんは、家族の病気の治療費や妹の学費を稼いだり、これ以上強者に理不尽な目に遭わされたりしないよう強くなる必要がある。
そのためにはシステムの指示に従う必要があって、システムに誘導されていくうちに段々と人間性を失っていき、遂には殺人すら厭わない男になってしまった。
主人公の人格や人生観が変わっていく過程をこれだけじっくり描写されたら、納得もいくし引き込まれるんですよね。
一部ではテンポが悪いと言われていましたが、丁寧な描写の数々に俺は好感を持ってました。
大体こういう成長系の作品って仲間が出てくると死ぬほどつまんなくなる(なろう系作品でありがち)んですけど、ミズシノくんの周りからはどんどん人がいなくなっていくので「俺だけレベルアップ」することに真摯なのもお気に入りポイントです。
ここまで真面目な点ばっか褒めてきましたけど、5話で何の脈絡もなく突然顔が変わるミズシノくんとか、「俺はな──絶えずレベルアップしてんだよ」とか笑えるポイントが多いのも良かった。
ちゃんと見てると言うほどレベルアップしてる訳でもないのがおもろい
作画も良いし、劇伴も良いし、主人公の動機を始めシナリオもしっかりしてて王道ですげぇ面白いと思います。
ただこの作品面白いって言ってるとセンスのない反日扱いされるのだけが難点です。
即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
これめちゃくちゃ面白かったです。
毎週爆笑しながら見てました。
1話あたりの情報量に、何話もかけて丁寧に積み重ねてきた伏線やキャラの描写を全部投げ捨てて即死させていくテンポの良さ。
このアニメでしか摂取できない栄養で溢れており、独自の魅力を醸し出していました。
意外と話しっかりしてるんですよね。
似た作品でいうと「ワンパンマン」があると思うんですけど、向こうはひたすらサイタマの登場を遅らせ引き伸ばすのに対し、この作品は即死チートを一切出し惜しみしません。
だからとんでもない勢いで事件が解決するし、敵キャラは死ぬ。
1話に登場してあれだけチマチマ描写を積み重ねてきたキャラを、会話もなしにアッサリ殺した時は思わず笑ってしまいました。
あと俺は主人公、タイトルにもなっている即死チートの使い手「高遠夜霧」くんの良さについても語りたい。
この作品“壇ノ浦友近”ちゃんがとにかく人気だった印象ですが、俺は壇ノ浦さん以上に高遠くんに魅力を感じていました。
めちゃくちゃ可愛い奴なんですよね、夜霧くん。
害意を感じる能力を持っているため奇襲が効かず、「死」さえこじつけられれば概念すら殺せるという最強最悪の能力を持っていながら、根は純粋。
即死チートを持っていることで散々恐れられ距離を置かれてきたからこそ、自分の能力を知ってなお引かず一緒に背負ってくれる理解者を求めている。
普段は飄々としていて掴みどころがないくせに、壇ノ浦さんが「高遠くんが力を使うならそれは私がやったも同然なんだよ」と伝えた途端、
この表情。
このギャップが俺を狂わせるんですよね。
(即死)
「不愉快ってだけで殺すのは良くないんじゃないかな」とかちょっとムカついただけでは殺さない、謎の常識というか理性を持っているのもよかった。
それは育ての親にして名付け親“高遠朝霞”さんの「自分ルールを定めよう」という教育の賜物な訳ですが、その際シアドア・スタージョンの『人間以上』から「超越存在に必要なのは、倫理や道徳ではなく、品性である」という一節を引用してきて笑いました。
なんでそこちゃんとしてるんだよ
少し話は逸れましたが、だからこそ誰彼構わず殺すのではなく、殺意を向けてきた相手だけ。
まあ基本的にこの世界の住人は好戦的なのですぐ死にますけどね…
包囲殲滅陣とか完全無欠の体とかスキル執筆とか、あらゆるなろう系作品を小馬鹿にするような展開の数々もマジでツボでした。
ただ一歩間違えればチートスレイヤーと同じ目に遭わされていたんだろうなぁとは思います。
ちなみに読んだ事はあります。ヒロインの壇ノ浦さんの名前しか覚えていませんでしたが…
ラグナクリムゾン
冬アニメのナンバーワン候補。
正確には秋アニメなんですけど、俺がちゃんと見始めたの2クール目からだし許してほしい。
マジで毎週クライマックスだし鳥肌立ちまくりの神アニメでした。
ジャンル的には主人公最強の復讐モノになると思うんですけど、この作品最大の特徴は敵も最強であることです。
例えば翼の竜王“アルテマティア”。
彼女は時を操る「時操魔法」の使い手で時間を止めたり巻き戻したりする事ができます。
そのためどれだけ有利な状況に持ち込んだとしても、一瞬でも思考の隙を与えると世界の時間ごと巻き戻されて死にます。
こんな奴どうやって殺すんだよ
もう一つこの作品の好きな所があって、それは味方がとんでもなく有能で頼りになる所です。
相棒(?)のクリムゾンや銀器姫、銀装兵団の皆。
なんならモブキャラに至るまで一人一人が色んなドラマを持った猛者。
そんな奴らが命をかけてる姿見せられたら流石に感情揺さぶられてしまって…
俺tueeeだけじゃないのがこの作品の魅力だと思います。
俺は一回目3話で見なくなっちゃったんですけど、ラグナクリムゾンは5話、翼の王と交戦し始めてからが本番なんでなんとかそこまで頑張って欲しいです。
銀装兵団が出てきてからはもう無敵です。
見てない人は今すぐ見た方がいいです。変なネタバレ踏む前に。
これだけは間違いないです。
ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd season
マジで楽しく見てました。
やっぱ売れてる作品には売れてるだけの理由があるんだよね。
綾小路くんも好きだけど、俺が好きなのはやっぱり山内と山田アルベルトです。
絵面のインパクトヤバすぎなんだよな
俺はネットミーム見てるくらいの距離感で毎週爆笑しながら見てましたけど、多分世の中には解説とかしながら真剣にこの作品に向き合ってる人もいる訳で、同じ作品なのにどちらの需要も満たせるのが、これだけ人気があって幅広い層に受け入れられている理由なのかな〜と思いました。
魔女と野獣
序盤のつまんなさは今期でも群を抜いていたと思います。
でも5話以降、特に後半はこのクールでも屈指の面白さで終始引き込まれっぱなしでした。
特に魔女と魔剣編の面白さは群を抜いていて、こんなに面白い作品があっていいのかと毎週楽しみにしていました。
というか1話の「紅蓮の街編」と2話から3話にかけての「魔女の戯れ事件」がつまんな過ぎただけで、本来この作品が持っているポテンシャルは類まれなるものだったと思います。
ぜひ見てほしい名作です。
ぶっちぎり
この作品腐女子のお姉様方以外に褒めてる人見たことないけど、俺は結構面白かったです。
ただ真宝闇堕ち編には思う所もあり、最後まで評価には悩みました。
作画や演出面も素晴らしいんですが、俺がこの作品気に入った一番の要因は主人公の“灯荒仁”くんです。
コイツ馬鹿だけどすげぇ面白い奴なんですよね。
彼は基本的にウジウジしている、本気になれないZ世代の具現化みたいなキャラなんですが、一点だけ良い点があって、それが好きな女の子に一途であることです。
そこだけなんか昭和の主人公っぽいというか前時代的というか、最近の主人公には珍しいタイプなんですよね。
多分うる星やつらとかに出てても違和感ないと思う。
スケベだし他の女の子にコロコロ目移りもするけれど、頭おかしいくらい一途。
彼の願いである「童貞を捨てる」ことを叶えるだけなら他にも全然選択肢あるのに、彼の生来の一途さから、面倒な女に、それもとびきり面倒な女に惚れてしまったばかりに、とんでもない事態に巻き込まれていくの面白すぎるんですよね。
まほろちゃん、しっかり性格終わってる自己中クソ女なのに(言い過ぎ)、荒仁くんは彼女の前でだけやたらメンタルの強い、何言われてもへこたれないアホになるのが好き過ぎる。
どう考えても嫌われてるのに彼はめげない。
少し話はそれますが、俺もやっぱこの人には嫌われてるのかもなみたいに感じる瞬間はあって、表面上は勿論何ともないように振る舞ってはいるものの、内心めちゃくちゃ傷ついてるみたいなことが度々あるので、余計彼の一途さや心の強さが眩しく映りました。
かっけぇよ、荒ちゃんは。
普段はウジウジ、なよなよ、デレデレしているばかりの荒仁くんですが、決めるところは決めてくる主人公らしい熱さも持ち合わせています。
6話は思わずウルっとしてしまいました。
普段は逃げてばかりでも(まほろちゃん相手の時以外)、好きな女の子が傷つけられているのを見て立ち上がれる。
それさえできれば主人公として満点だからね。
この作品訳わかんないけど、シンプルに熱いし大事な所は外さないんですよね。
あともう一個良いところがあって、それがあえて有名どころの声優を出していないことです。
新人と、一昔前に一世を風靡した声優さんばかりキャスティングされています。
もちろん上手い人ばかりだし、なにより佐々木望さんがキャスト欄の上から三番目にいるんですよね。
俺は佐々木望さんの声が大好きなので、それだけでオタクスマイルが止まりませんでした。
今期は魔女と野獣にも出演されてたし、嬉しかったね、俺は。
ここまで褒めてばかりでしたが、この作品最大の問題点はコンセプトに一貫性がないことです。
ヤンキーものがやりたいのか友情ものがやりたいのか、それとも恋愛ものがやりたいのか、全ての要素がとっ散らかっており、纏まりがなかった。
最終的に真宝と仲直りする友情エンドで終わったことを踏まえると、彼がランプの魔人に願った童貞捨ててぇとは何だったのか、なおのこと分からなくなります。
好意的に解釈するなら彼の生存本能の強さみたいな風に言えると思うのですが、彼が童貞を捨てるチャンスが一度も訪れなかったことを思うと、作品として必要な要素だったのか疑問を呈さざるを得ません。
童貞捨ててぇという表現、俺は面白かったし全然嫌いではないですが、このワードを使うならもっと登場人物に女キャラを増やして、ラブコメ要素を濃くするべきでした。
これは想像ですが、たぶん初期のプロットではまほろちゃんとの恋愛要素がもうちょい多く含まれていたんだと思います。
ただ、書いてみたら彼女があまりにも兄狂いの狂人であったこと、真宝の闇堕ち編を書いている際に筆が乗りすぎてしまったこと、これらが原因で本来のプロットからズレていったのかな〜とか予想してます。
まあ親友の弟を見守るために3年留年しているオッサン(21)の絵面の面白さとか、アイキャッチ代わりに挟まれるジャスミンちゃんとか、OPの音ハメの気持ち良さとか、EDの圧倒的な萌え萌え感とか、他にも良いところはいっぱいあります。
よく批判されているのを目にするジャスミンちゃんのカットも、俺はアイキャッチとして受け止めていたので、すんなり受け入れられたし、むしろ好きでした。
総合的に見て良い作品であったのは間違い無いです。
少なくとも俺は好きでした。
童貞要素を薄めて、まほろちゃんの造形をもう少しマイルドにしていれば、こんなに評判悪くなかったと思います。
Sランク(優先して見てた)
望まぬ不死の冒険者
これ良かったですね…
レントさんみたいな下心のないお人好しで、結果的に助けた女の子から好意を寄せられる主人公なんてなんぼいてもいいからね。
主人公への好感度が高いから、レントさんが褒められて正当な評価を受けているだけで嬉しくなるのが嬉しいポイント。
あと25歳って年齢も良かった。
まだおじさんとは言い切れないから夢を諦めるには少し早い。かといって若者かと言われるとそんなことはない。
若さゆえの情熱と老成しているが故の冷静さが混在してて、ちょうど良かったです。
魔道具についてグダグダ話してるだけで面白かったし、良い作品でした。
ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
面白かったです。ただ言うほど自由気ままな花嫁生活満喫してたか?
この作品1話が本当に無理で、その理由が“自立してる女性”感が強調されていることに強烈な拒否反応を起こしたからなんですよね。
多分再放送見てもこの感想は変わんないと思うんですけど、これは正直俺の見る目がなかったと思います。
まさか文字通り自立した女性だとは思わないじゃん。
リーシェ様、非人道的な事以外なら何でもできますからね(でも中身45歳じゃん)
最終回結局情に絆されて、辻褄合わせでコヨルとの問題を解決したことには言いたいこともありましたが、人は理屈だけで動くものではないしそれはそれでありかなって今では思ってます。
OPも今期最高クラスの出来だったし、良い作品でした。
魔法少女にあこがれて
嫌いじゃないけど人に見てることは知られたくない、そんな作品。
濃密な特殊プレイを散々見せられた後にハッピーエンドの良い話風に締める事が多く、落差が激し過ぎて頭おかしくなりそうでした。
声優さんの熱演が光る本作ですが、個人的にMVPは福圓美里さんに贈りたい。
ヴェナリータのマスコットらしい可愛らしさと、何を考えているか分からない不気味さを両立したお芝居は正に名演といって差し支えないと思います。
アイコン見て分かる通り依怙贔屓もありますけどね。
ただ一つだけ言わせて欲しい。
ドレスマジアとエノルミータの衣装、あんな露出度高くする必要あったか?
あの、俺、露出度が低い方が興奮するタイプで…(発作)
大体痴女みたいな服装のキャラが脱いで何が嬉しいんだよ、露出度が低いからこそ服が破れる姿に興奮するんだろうが
なんならアニメの女の子は服を着ている状態の方がエロいからね(化け物)
みんな好きなキャラで、私服姿に悶絶していたからこそ、
ロコちゃんのこのおっぱいがデザインから浮いている衣装を認めるわけにはいかんのです(エロ仙人)こんな事言ってたら過激派に消されそう
あと俺はこの作品をエロコメディとして見てたので、途中のロード一味との能力バトル路線はあんまり好きじゃなかったです。
俺は銀魂のシリアス嫌いなタイプなので…
ぽんのみち
麻雀の話してない時はすんげぇ面白かったです。
キャラの掛け合いとか空気感とか大好きなんですけど、麻雀打ってる時は真剣だからなのか、打ってる間会話が止まるというか、露骨に掛け合いが減るんですよね。
キャラクターに魅力を感じているからこそ、麻雀がノイズのように感じられました。
大体1話にあんな濃厚な麻雀要素とカイジパロをぶち込んで視聴者を篩にかける必要はあったんですかね…
そこだけ微妙だったんで、もっと麻雀要素薄くても良かったよな〜とは思ってます。
もちろん好きなんだけどね。
あとなんでメインキャラ5人だったんですかね?
4人打ちなら一人あぶれちゃうじゃん。
え、6人目!?
ダンジョン飯
5話で虫食い出した時はドン引きして絶叫してましたけど、基本的にはすごい優等生なアニメだな〜と思いました。
それは良い意味でもそうだし、悪い意味でもそうです。
設定しっかりしてるしキャラも立ってるし良い作品だな〜とは思うけれど、ハマる程でもないって感じの距離感。
10話までは。
11話以降、レッドドラゴン回以降のダンジョン飯はマジで無敵です。
シリアス要素を濃くし、飯要素を薄くしたことで、まるで本当に生きているかのようなキャラクターの瑞々しさやこの作品の設定の緻密さが、より全面に押し出されるようになりました。
最近は面白すぎて次週が楽しみで仕方がないので、来期はランク一個上げてると思います(同じ評価基準にしてるかは分かりませんが)
Aランク(嫌いじゃない)
魔都精兵のスレイブ
面白かったけどエロない方が面白くね?(宣戦布告)
10話、姉に攫われた優希くんを救いに行く回とか真面目な話してる途中に突然エロシーン始まって頭おかしくなるかと思いました。
それから天花さん、原作の一番人気キャラらしいんですけど、別に引き込まれるような魅力は感じなかったです(ごめん)
突然彼女名乗り出したり、小手川唯し始めたり(例のシーン)したのは面白かったんですけどね。
2期決まってるらしいしこれから印象的な活躍してくれるんですかね?
あと教えて寧先輩コーナー大好きでしたね…
「今回で私の解説はおしまいです」とか聞いた時は、あまりのショックに卓上調味料を全部倒してしまいました。
最終回でもやってほしかったね、俺は。
一応最後にワイの好きなキャラを書いておくと───
和倉優希くんです(え?)
スナックバス江
散々なこと言われてる印象ですが、俺は結構面白かったです。
特に山田の声優をキャスティングした人には拍手を送りたい。ここまでキャラデザと声のイメージが一致しているキャラは初めて見ました。
ダラ〜っと見れるわりに笑えるのが良かったポイント。
なんかウンコだのオナ禁だの、くだらないシュールな空気の下ネタ永遠に見せられて笑っちゃうんすよね(小学生)
監督が暴れすぎて評価下がってんのマジで勿体無いな〜と思います。
まあ監督は作詞作曲に脚本、演出までやってるので自我出したくなる気持ちも理解できなくはないです。
でも実際自我出しすぎたせいでこのアニメは腫れ物みたいな扱いを受けている訳で、現状デバフにしかなってないTwitterやる意味あるんですかね(なんか消したらしいです)
ここまでこのアニメをそれなり褒めてきましたが、そんな俺でも絶対に擁護できない回があります。
それが、6話。
ナツキスバルが出てくる回です。
本当に地獄でした。
監督がいろいろ頑張っているのは理解しています。
自我を出したくなるのも理解できます。
ただスナックバス江という作品の範疇に押し留めて欲しかった………
別作品のキャラ、それもリゼロとかいう絶妙にネタにならない中途半端な作品のキャラをこれでもかと見せつけられて、頭に冷や水を浴びせられた気分でした。
まあ6話のリゼロ編が唾棄すべき存在であるのは周知の事実だとは思いますが、この回最大の問題は後半です。
お前らちゃんと見てから批判してるのか?この地獄を…
スナックにてかつての同級生、風間と再会した森田。
そこで森田が、彼の初恋相手と風間が結婚したという話や、呼ばれていない同窓会の話をひたすら聞かされる回で、マジでガチ効きしてヤバかったです。
俺にはアニメがあると強がってはいるものの、このまま独身で良いのかとか、この職場にずっといて良いのかとか、親の介護とか自分の老後とか、心の奥底に仕舞っていた将来への不安を呼び起こされて発狂しそうになりました。
この風間とかいう同級生キャラ、顔も声もデリカシーのない性格も、構成する全ての要素が全部嫌いなんでマジで二度と登場しないで欲しいです(どんだけ嫌いなんだよ)
ナツキスバルの方が100倍マシです。いや別にそんな事はないな…
まとめると6話のゴミな所は前半のリゼロ要素だけではないって事です。なんなら後半の方がゴミなんだよな…
6話以外は楽しめました。
ある日世界が変わりました。
謎の投稿者「ネメシス」によって突然アニメ版スナックバス江が公開されたからです。
俺の素直な感想としてはこれそんな持ち上げるほどか?って感じです。
どっちもどっちというか、どちらにも良い所があるというか。
ただ漫画版の読者がこの鷹の爪風味を望んでいたのであれば、解釈違いの数々にも納得がいきます。
ただ一つお気持ち表明したいのは、アニメ版バス江にも良さはあるって事です。
もちろん原作者のスナックバス江おもろいな〜と思ったんですけど、これはこれでアリだと思うんですよね。
(ナツキスバル回は擁護する気ないですけど)
冬アニメをこの本数見た上でTwitterの感想を見ていて痛感したのは、人の感性は十人十色である、ということです。
フォロワーが千人いるアカウントであろうが一万人にいるアカウントであろうが、自分の感性と完全に合致し、完璧に自分の意見を代弁してくれる存在はこの世に存在しません。
自分の感想は自分だけのものです。
そのため「アレは原作者の完璧なアンサーだ」とか「無言の抵抗だ」といった意見に、このアニメ見てもない人が同調しているのを見ると、正直俺としては納得できない部分があります。
実際そのアニメが面白いかどうかは自分の感性次第だし、せめて見てから文句を言えよ…(特定の個人の話をしているとかではないです)
俺、人のレビューを見て「見なくて正解でした」とか言ってる人苦手なんですよね。
一度叩いて良いという雰囲気になった作品を、まるで大衆の総意であるかのようにこぞって皆で袋叩きにする流れは、インターネットの悪い所を凝縮したようでモヤモヤさせられました。
俺はこの作品結構好きだったので余計にね…
でもこういう事言いづらいのは間違いなく監督が暴れ回ったせいなので、結局監督が悪いです。
戦国妖狐
優等生な作品だと思うし、面白いとも思うんだけど、ハマるには後一歩何かが足りない感じ。
キャラはすごく好き。
特に迅火が好きです。
最初あれだけツンケンしていた迅火が笑顔になってるだけで俺も嬉しくなっちゃうもんね。
ただフォントが読みにくくて技名がよく分からんのはダメなポイントだと思う。
まあ勢いあるしいいのか…?
妖精眼開放してからの戦国妖狐はかなり面白くなってきてるし、2クール目に期待大って感じです。
終盤最高でした(手のひら返し)
でも主人公変わるらしくて寂しい。
最強タンクの迷宮攻略
話が飛び抜けて面白いとかではないんですけど、とにかく楽しいアニメでした。
女の子もみんな可愛いし。
主人公のルードが好青年なのが良くて、最強タンクである事に誇りと責任感を持ち合わせており、仲間を大切にしているんですよね。
外皮9999の規格外の存在ではあるんですが、削られた外皮が多ければ多いほど威力の上がるスキル“生命返還”の真価を発揮するためには、仲間の回復魔法が必要不可欠で、そのためこの手の追放ものや最強ものにしては珍しく、仲間達が主人公のアクセサリーになっていない点は非常に新鮮でした。
ダンジョンの外でも他ギルドからのヘイトも、行政からの圧力も一手に引き受ける仕事振り。
これは最強タンクですね間違いない。
最終回は闇堕ちからのビンタからのカッコいい挿入歌からの元気玉からの大団円。
これ以上ない締めでしたね…
人に勧めるかは分かんないです。
でも間違いなく良い作品でしたし、なかなか楽しかったです!
月が導く異世界道中
澪ちゃんが可愛い。
これに尽きる、良くも悪くも。
なんかこの作品面白い時とそうでない時の波が激しくて、なんでだろうな〜って考えてたんですけど、それってたぶん主人公に魅力がないことが原因なんですよね。
主人公に大した魅力がないから、それ以外の登場人物によって面白さが左右されてしまう。
教師編の序盤をつまんなく感じたのは、大した人生経験のない17歳のガキが教師ぶってることにモヤモヤしてたこともありますが、それ以上にお供が識(cv津田健二郎)だったからなんだと思います。
完全に主観ですが、現に女勇者パートは非常に良かったし、澪ちゃんにスポットライトが当たる回は須く面白かった。
識の個性が「クリーム鍋」以外なかったのが問題な気もしますが。
大体若様って亜空という一大勢力のトップなんですよね。
それなのに亜空の新参者に舐めた口を利かれてもオドオドするばかりで、怒るのは配下に任せ自分から威厳を示すような事はせず、増えていく配下の名前もマトモに覚えない。
初対面ってわけでもないのに名前覚えられてなかったらソイツからの忠誠心ガタ落ちするだろ普通。
俺にはコイツに尊敬したり一目置いたりできる要素があるように感じられなかった。
こんなリーダーに人がついてくると本気で思ってんのか?
あと若様も男勇者も神様にもらった力をひけらかしてるだけで本質は大して変わらないのに、勇者はクズ扱いされて若様だけやたら持ち上げられるのも納得いきませんでした。
今期は治癒魔法があったので、余計勇者への扱いの悪さや主人公への過剰な贔屓を感じましたね…
ただここまで散々言ってきましたけどこの作品俺は嫌いじゃないしむしろ好きです。
澪ちゃんが可愛いから─────
だから
広告で俺を誘惑するのはやめてくれ────
最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
悪い作品ではないけど3.4話辺りがピークだったなぁって感じ。
この辺は毎週泣きながら見てました。
ただ人の醜さにガッツリ触れるからこそ人の温かさに深く感動するのであって、後半周りに都合の良い人が増えすぎたのは良くなかったと思う。
「アイビーのおかげで」とか「まだ9歳なのに」とか、やたらアイビーを持ち上げようとするtheなろうって感じの展開には辟易としてました…
そういうのじゃないだろ、アイビーちゃんを幸せにする方法って。
組織の話は正直そそる所がなくて、「ソラと一緒で楽しい!」って言ってるアイビーちゃんの目の前でソラが死んだらどうなるのかな〜とか思いながら見てました(本当に気持ち悪いよ)
締め方はすげぇ良かったと思います。
愚かな天使は悪魔と踊る
それじゃ始めましょwww甘い応酬浴びせwww
じゃねぇんだよ(難癖)
後半、リーリヤが出てきてからのシリアス路線はかなり良かったんですけど、俺が佐倉綾音さんの声が苦手なのもあって、序盤のギャグ路線にはマジで苦しめられました。
1話のハゲネタの掴みは個人的には最高でかなり期待してましたが、流石に今あのテンションの恋愛頭脳戦見せられるのはキツかったですね…
あと「野沢雅子と田中真弓が出てて豪華すぎてすごい!」みたいなの一回流れてきたんですけど、声優なんて作品における歯車の一つでしかないんだから、それだけで面白くなるわけなくね?
豪華だからなんなんだよ
リーリヤちゃんを序盤から登場させてくれていれば、もっと楽しめていたと思います。
終盤が面白かったのは間違いなくリーリヤのおかげですからね。
総評としては序盤はともかく後半はなかなか良かったし、世間で言われるほどつまらないアニメではない、って感じです。
好きな女の子が傷つけられた事に本気で怒れる主人公なんてなんぼいてもいいからね。
まあこの作品に時間使う価値があるか問われると何とも言えない所ではありますけど、見て後悔する感じのアニメではないと思います。
月刊モー想科学
これ意外と面白かったです。
会話の途中に突然台詞がミュージカル口調になる男(cv小西克幸)が出てきたり、突然首都高でアイススケート始めたり、マジで訳分かんないのに妙に癖になるんですよね。
「氷原で事故=自己表現」だの「環状線で感情表現」だの、くだらないのに絵面と展開の勢いヤバすぎてずっと笑ってました。
全12話だから1話を1月号って表現してたのもタイトル通りで好きでした。月刊モー想科学、月刊誌だもんな。
終盤突然「人類消滅装置ラ・モー」とか出てきてこれ畳み切れるのかな〜とか思ってたんですけど、なんだかんだ綺麗に終わったのも良かったです。
最終回でマー大陸、ミー大陸、ムー大陸、メー大陸のマ行大陸が突然生えてきたのも、科学で解明できない謎を追い続けるこの作品らしくて良かった。
ていうかムー大陸はそのまんまじゃねぇか
モータリアンのデザインがダサ過ぎるのだけ何とかならなかったのかな〜とは思います。
あと“オーバーサイエンてぃふぃっく”は絶対に流行らせろ(無理)
Bランク(再生しにくい)
勇気爆発バーンブレイバーン
ツッコミのない漫才。
コメントのないBB先輩劇場。
俺はロボットアニメが好きなので放送前の期待値はかなり高かったのですが、まあキツかったです。
言い方悪いけど作品として評価する基準に達していないと思う。
なんだよあの最終回…
もうとにかく下ネタが多くて無理でした。
とか、
とか。
本当に気持ち悪いよ…(エレン)
ただ8話、9話のバーンブレイバーン回は、下ネタを挟む暇すら与えない怒涛の展開でめちゃくちゃ面白かったです。
あそことか10話冒頭の半壊したブレイバーンの所とかはバチクソに興奮したんで、正直俺はあの鬱アニメ路線で行って欲しかったです。
ブレイバーンのホモ要素はスパイスくらいで良かった。左手は添えるだけくらいで。
実況しながら見たり、ニコニコ動画のコメント付きで見たりしていたら評価は真逆になっていた気はしてます。
ゆびさきと恋々
俺はマジでキツかったです。
男の趣味がとにかく合わない。
TLを見ていると評判が良く、好きな人たちの輪に水を刺さないためこの作品について言及するのを避けていましたが、早く終わってほしいという感情と共に、毎週もがき苦しみながら視聴を続けていました。
最終回だけなんだよな、苦しまずに見られたのは。
俺がこの作品無理な理由は、概ね1人の人物に集約する事ができます。
それは、逸臣さんです。
等身大の悩みを抱えたキャラが多いこの作品の中で、唯一彼だけが少女漫画然としているというか完全無欠過ぎるというか、俺には彼が精神年齢的にも世界観的にも浮いているように感じられていました。
神の寵愛を受けた彼の存在が、物語に没入する事を妨げてくるんですよね。
一番無理なのはその性格です。
逸臣さんは所謂“サイコパス”と呼ばれる部類の人間だと思うんですよね。
初対面の雪ちゃんの頭を撫でたり、嫌われているのが一目瞭然である桜志くんのパーソナルスペースにズケズケ踏み込んでいく無神経さ。
「俺のどこがどんな風に嫌いなんだよ」とか真顔で言い放ってしまう自己評価の高さ。
情緒が謎で、怒りや悲しみといった感情を見せることがない。
加えて逸臣さん本人は無自覚なのかもしれませんが、俺には雪ちゃんの行動を誘導し自分の思い通りの行動をさせることで、彼女を支配しようとしているようにも見えていました。
逸臣さんが雪ちゃんの行動を誘導していたという点については、このアニメを見ていた人なら何となく分かってくれるのではないでしょうか。
今まで数多の女の子に想いを寄せられてきた中雪ちゃんを選んだのは、彼女が自分の意にそぐわない行動を取らないからなんだと思います。
現に逸臣さんの意見に雪ちゃんが異を唱える事はなかったはずです。
この手のタイプの人間って相手が自分の気に入らない行動を取った時、急に態度変わるし冷たくなるんですよね。
だからこそ逸臣さんが選択を迫り、雪ちゃんの回答ががもし彼の望む答えでなかった時、彼がどんな態度を取るのか恐ろしくて仕方がありません。
雪ちゃんの将来が心配だよ俺は
少し話は逸れましたが、このように俺は逸臣さんの行動から終始違和感を感じ、ずっと不気味に思っていました。
ですがイケメン無罪とでも言うべきか、彼に作中でツッコミが入る事はないんですよね。
それどころか彼を非難するのはおかしいみたいな空気すら漂っており、ずっと底気味悪さを感じていました。
例えば逸臣さんの指に入れられているタトゥー。
日本におけるタトゥーの意味なんてわざわざ言葉にしなくても、誰しも理解している事だと思います。
なのに誰も突っ込まない。
タトゥーは自分で入れるかどうか選択できる訳で、先天的な理由で付けざるをえない雪ちゃんの補聴器とは話が全く違います。
にも関わらずタトゥーに対して否定的な意見が述べられる事はほとんどありません。
銀髪もそうです。
いくら友達に美容師がいるとはいえ、そのホストみたいな色のチョイスは普通に考えて変です。
にも関わらず誰も突っ込まない。
いやなんでやねん。
雪ちゃんもそうですが、作中のキャラは基本的に黒髪か茶髪だからこそ浮いて見えるんですよね。
学生時代は2人とも黒髪だったので、別にアニメキャラだから髪の色が奇抜だというわけでもないようですし。
タトゥーを入れようと銀髪であろうと、顔の造形と中身ばかりに言及され評価がグングン上がっていく様は、まるでヤンキーのゴミ拾いを評価している人間を見ているようで、俺には受け入れ難いものでした。
そして肝心の中身も俺からすればサイコパス以外の何者でもなかった。
俺はもう終始逸臣さんの都合の良さ、強引さが無理だったので、周りの人はなんで逸臣さんに拒否反応出ないのかな〜って不思議に思ってました。
そんな訳で俺は逸臣さんの魅力が全く理解できず、だからこそ彼を好いている雪ちゃんの気持ちも一切理解できなかったんですよね。
基本的にこの作品のモノローグは雪ちゃんの担当です。
そこで彼女は「逸臣さんは人に嫌われるような人じゃないよ」とか「カッコイイのは見た目だけじゃない」とか、ずっと俺の感想と真逆の事を言っている。
これでこの作品のこと好きになるのは無理だろ…
唯一最終回だけ受け入れられたのは、これまで異常としか思えなかった逸臣さんの人間らしい過去が見られたからです。
それでも依然として22歳現在の彼に対しての俺の印象は大して変わらず悪いままなのですが…
これだけ苦しんでなおこの作品の視聴を継続したのは、りんちゃんと心くんの恋の行末を見届けるためです。
ここまで散々言ってきましたが、この作品一部のキャラ以外はすごく好みだったんですよね。
りんちゃんはシンプルに良い子で好ましく感じて応援したくなったし、心くんは友情と恋心の狭間で揺れ動く健気さと不憫さに感動し、彼もまた応援したくさせられました。
特に心くんは、後述する俺が桜志くんについて不満に思っている点が全て解決されているキャラで、俺がこの「ゆびさきと恋々」という作品において一番好きなキャラクターです。
桜志くんの人気が高まる中でも俺はずっと桜志くんより心くんに感情移入していました。
さて、この作品の事を話す上で桜志くんの話に触れない訳にはいきません。
初めに断っておくと、俺は彼の事を好ましく思ったことはないです。
嫌いって意味ではないですが、全く感情移入できなかったんですよね。
なぜなら作中での結果が全て彼の自業自得で全く同情できなかったからです。
同じ大学に通っているのに積極的に関わりに行くわけでもなく、偶に声をかけに行ったと思ったら悪態をつくばかりで、雪ちゃんへの優しさを見せる事もない。
それどころか作中の桜志くんは家でゴロゴロしているばかりで、雪ちゃんの連絡先すら聞けていない。
桜志くんは心くんと違って「何もできない」じゃなくて「何もしてない」んですよね。
こんなので失恋オーラ出されても全く沁みないし、これじゃストーカーと何ら変わんないだろ…
行動の伴わない片想いを見せられても何も感動できないんですよね。
もし桜志くんが雪ちゃんのために奔走する姿を見せてくれていれば、俺もボロ泣きしていたと思います。
でも実際には桜志くんはレースにすら参加できず、彼は失恋をきっかけに変わっていくわけです。
想いを打ち明ける事すらできずにです。
雪ちゃんとの色恋沙汰を通して、桜志くんがどう変化していくかが見たかった俺としては、この展開には心底失望させられました。
なんというか、俺は付き合うことをゴールだと考えそれまでの過程を重要視しているんですが、この作品は付き合った後の人生をより大切にしている感じがします。
どちらも夢見てるんですが、俺が恋愛漫画として理想を強く求めているのに対し、より現実を見ている感があるというか。
ただこればっかりはどちらが間違っているとかではないし、そもそも性差によるものな気がします。
男の好みといい作風の好みといい、尽く作者の森下suu先生(原作の方)とは趣味が合わないな〜とは感じますけどね。
ダラダラとメモを見ながら書いてきましたが、結局この作品について言いたい事は
・逸臣さんがサイコパス過ぎる
・逸臣さんの魅力が分からないから雪ちゃんの気持ちもわからない
・桜志くん何もしてないから感情移入できない
この3つだけです。
メタリックルージュ
いつか面白くなるだろうと期待して我慢し続けてましたけど、ついぞ面白くなることはなかったですね…
OPとEDは今期トップクラスだったと思う。ぶっちゃけそれ目当てで見てたみたいな所あります。曲を聞くために20分感耐え続けるアニメ。
最初は難解で俺がバカだからハマれないのかな〜とか思ってたんですけど、どうも違うっぽい。だって終盤になって謎が明かされて理解が深まった後も面白くなかったし(炎上)
一応メモ取ったり巻き戻したりしながら見てたんですけどね。
元は2クールものだったらしいしもしそうであればもうちょいハマれたのだろうか。でも多分問題は尺じゃない気がするんだよな…
ただ全編通して苦しんだ訳ではなくて、4話と6話は面白かったです。
4話は「自由になるには死ぬしかない」という考えを持った“アフダル”というインモータルナインと戦う回で、死は救済であると捉えるキャラを殺したことで、ルジュが勝利したはずなのに勝負に負けたように感じる皮肉さが良かった。
6話は密室殺人をテーマにしたギャグ回で、これはシンプルにテンポも良くギャグも良くて面白かったです。
でもそれら以外はシナリオに魅力感じなかったし、好きになれるキャラもいなかったし、俺はハマれなかったですね…
外科医エリーゼ
嫌いじゃないけど思う所は結構あるな〜って作品。
エリーゼが病院で医者として従事してる時はすんごい面白かったです。
エリーゼの直向きな医療への姿勢を見せられているとこっちの心まで動かされて、素直に応援したくなりました。
でも皇帝陛下をはじめとした周囲がひたすら邪魔してくるせいでなかなか病院で働けないし、そもそも医者になれないんですよね。
だから正直あんまり面白くなかったし、結構ストレス感じてました。
あと現代医療知識無双みたいなのもあんまり好きじゃなかったです。
別にエリーゼが発見した訳でもないのに周囲が彼女の功績であるかのように扱って、エリーゼ本人も否定しない(できない)のが現代の偉人の功績を盗んでるように感じられてモヤモヤさせられました。
この作品は多分悪役令嬢モノがやりたくて、そこにスパイスとして医者要素を加えたんだと思うんですけど、俺はそのスパイスである医療ドラマの方に特大級の魅力を感じてしまい、それがイマイチハマれなかった理由なのかなぁと思います。
姫様、拷問の時間です
女版わるものさん。
本当にやってること一緒だもんな。
姫様のリアクション見るのは楽しいんですけど、話がワンパターンだし中身ないしまあ眠くなる作品でしたね…
でもこの作品見て家系ラーメン食いに行ったり耳にチーズ入ったピザを初めて食べてみたりしたんで、影響は結構受けてました。
それを踏まえて一つだけ言えるのは、ピザなんて二度と頼まないって事です。
大体耳のチーズがショボすぎるだろ。あれを美味そうに描写するの普通に詐欺だと思います。
話は逸れましたが、俺にとってはこのアニメ見てる時間こそがまさしく拷問の時間だったので、2期決定のティザービジュアル見た時は正直絶望しました。
まだ拷問の時間続くのか…
道産子ギャル
最後まで見たけど道産子ギャルのなまらめんこい部分が分からなかった。
俺デカパイアンチなんだよね(私怨)
道産子ギャル、まず距離感がおかしいんですよね。
それはほぼ初対面の主人公を家に上げたり誘惑したりする描写もそうなんですけど、なんか地に足が付いていないというか、作劇上の都合を感じ過ぎてしまうというか。
最初から距離感が狂っているから主人公を好きになった理由も良く分からず、俺にとって冬木さんは終始感情の動きが理解できない不気味なキャラでした。
俺の受け取り方がダメだったのかな…
ジャンプラではこのギャルとイチャコラする初期路線(?)が求められていたらしいですけど、俺にはこれのどこをありがたがれば良いのか全く分かりませんでした。
クラスで人気みたいな設定なのに、同級生とつるんでる場面がほぼ出てこないのも不気味でした。別にカットされてるとかでもないっぽいし。
本編見てる限り同級生と遊びに行くとか一緒に登校するとかもないようですし、裏では絶対悪口言われてるし嫌われてると思います。
ラスト将来美容系の仕事するために留学するとかほざき出した時は白目剥いてました。
成績を上げる方が先だろうが…
しかも2週間で帰ってきますからね。まず東京に行けよ
主人公が顔面偏差値と東京出身のステータスだけでモテてるの面白かったです。
勉強も出来るみたいだし理由は分かりますけど、こっちに翼くんの魅力が伝わってこないのはアニメとして致命的だったと思います。
夏川先輩が出てる回とか、オーイシマサヨシ(固有名詞)が出てる回とか、ギャル虐してる時は面白かった。
というかこのアニメの魅力の9割はオーイシマサヨシだったと思うし、サンキューオーイシって感じです。
結婚指輪物語
主人公の好感度は上がらないのに永遠にジジイとマルスさんの好感度が上がり続ける謎のアニメ。
主人公がとにかく好きになれなかったな〜って感じ。
グラナートと戦う時「指輪の力は使わずに自分の力で倒す」とか抜かしてたのに、蓋を開けてみたらどこからともなく聞こえてきた謎の声の指示に従って勝利を収めてみたり、大事にするためとか抜かして勇気を出して誘ってきた女性に恥をかかせたり、男としてみっともない行動が目立ちました。
こんなカリスマのない王には誰もついてこないだろ。
手を出さない=大切にしてるとは限らないと思うんですよね。
大切にしているからこそ手を出して安心させてあげるべきなのでは…?
その辺よく分からなかったです。
30歳まで童貞だと魔法使いになれるらしい
いろいろツッコミ所が多くて笑える作品ではありました。
黒沢の内心の言動とかEDの謎のバリエーションとか。
しかし全編通して付き纏う生理的抵抗感の存在は無視できず、最後までラブコメ作品として真面目な目で見る事はできませんでした。
故に俺がこの作品そのものを楽しめていたかというと疑問が残ります。
大分キツかったし多分BL作品は二度と見ないと思う(ほんとか?)
まず黒沢の行動と言動がおかしいんですよね。
距離が近すぎるしボディタッチが多すぎる。
「今度体でお礼してもらおうかな」とか言われたら絶対ギクシャクするし、相手に下心があろうとなかろうと同僚の家には行きたくないし、同僚にキスなんかされたら鬱病になりませんかね…
俺はゲイではないうえに、職場恋愛に懐疑的な立場なので余計にその点は気になりました。
加えて30歳という年齢設定にも関わらず行動が若すぎる点も気になりました。
「30歳まで童貞だと魔法使いになれる」というコンセプトそのものにイチャモンをつけるわけではありませんが、年齢と行動に大きな隔たりを感じ思わず笑ってしまう場面は何度かありました。
6話や12話で30歳とは思えない健脚で駆け出した時とかね。
今時10代でも走って会いに行くなんてしないと思います。
俺の目には自分を若者だと勘違いした痛いおっさんであるようにしか映りませんでした。
やたらと純真な安達くんについてもそうです。
俺がこの作品で一番好きなキャラは安達くんなので彼自身については好感を持っています。
しかしながら社会や政治を冷笑している訳でもなく、ミソジニーを拗らせ女性を叩いている訳でもなく、SNSもやっていない30歳童貞というのは正直リアリティがないです(認知の歪み)
まあ上記の例は冗談ですが、彼の性格と30歳という年齢のミスマッチについては最後の最後まで感じていました。
30歳である意味がないんだよな。
それから終盤、安達と黒沢が体を重ねた事で魔法を失った時は流石に笑ってしまいました。
この事実を踏まえると、やっぱり安達が黒沢に入れた事になるんですかね?(下世話)
あの回は男同士の濃厚なキスシーン見せられて普通に狂いそうになったし本当にキツかったですね…
まあいうほどまさかまさかの展開(固有名詞)は無かったですが、登場人物が前向く展開の多い良いアニメだったな〜とは思います。
二度は見ないと思うけどね…
好きな人はごめんね。
悪役令嬢レベル99
多分ここから下にとんでもない事書いてると思うので、この作品が好きな人は飛ばして下さい。
今期一番苦しんだ作品です。
体感99分。
真顔で見てるか呻きながら見てるかの二択で、この作品を高評価している意見を見る度に、本当に同じ作品を見ているのか疑問に思っていました。
この作品に対してここまでの激情を有した人間は、世界を見渡しても多分俺しかいないと思います。
俺がこの作品が無理な要因はたった一つ。
それはユミエラ・ドルクネス、彼女が精神年齢に反して幼稚過ぎる事です。
彼女は前世で20年余り、今世で10年生きていて、精神的には30年以上生きていることになります。
もうおばさんと言って差し支えありません。
これがもし記憶を受け継いだ15歳、年相応の少女であれば納得もできました。
しかしながらユミエラは9話での「まだ子供だしな、他の生徒もまだ10代、精神的に幼い部分があるのだ」という発言や、10話での「ユミエラさんだって若いじゃないですか」というアリシアの発言に対し「そうだった」という返答をしていることから、ユミエラ自身も自分が年長者であることを自覚している節が見受けられます。
にも関わらず非常識過ぎる。
彼女がクラスで浮いているのは、どう考えてもレベル99という圧倒的な強さが畏怖されているからではなく、周囲の人間が制止しているにも関わらず訓練だと称して魔物呼びの笛を躊躇なく吹くような、ユミエラ自身の自己中心的な性格のせいです。
少し考えれば分かりそうな事ですが、彼女は認知が歪んでいるので自分の欠点を認識できず、一切反省することはありません。
30年も生きているのに、パトリックが他の生徒と仲良くしているのを見ればジェラシーを感じ、それどころか自分の恋愛感情も自覚していない。
彼女が中学生であれば理解できますが、そんなガキみたいな悩みを大真面目に抱えるほど子供ではないでしょう。
ましてやパトリックはユミエラの半分しか生きていないガキなんだぞ…
前世で20年余り生きていたということは少なからずある程度自我を確立していたはずなのですが、前世の自分がどんな存在だったのかほとんど言及せず、自分がユミエラであることに疑う素振りすら見せません。
それから彼女は、自分が世界で唯一のレベル99であり他に類を見ない圧倒的な戦闘能力を誇るためか基本的に傲慢で、人を見下す傾向が見受けられます。
それがより顕著に現れるのはエレノーラ、通称好きがレベチちゃんと接している時です。
エレノーラは善意からユミエラに絡みに行っている訳ですが、それをあろうことかユミエラは「付き纏われている」と表現します。
ユミエラ様は一応30年生きていて、年長者であるという自覚もあるはずです。
ならせめて笑顔で対応してやるのが大人の対応というものなんじゃないのか…?
ここまで書いてきた事を踏まえると、他者とコミュニケーションが上手く取れず対人関係を築く事が苦手で、かつレベル上げという特定の行動を繰り返すことへ強烈なこだわりを持っている彼女がASD(自閉症スペクトラム症)であることはほぼ間違いないでしょう。
ここで満を持してパトリックの存在に触れる訳ですが、彼は一言でいうとこの作品における「異物」です。
ユミエラに敵対的な人物がほとんどなのに、彼だけが空気の読めない行動を取り続けるユミエラに優しく、都合が良く、彼女の全てを受け入れる度量を持ち、孤独な彼女に追いつこうと努力する精神性まで持ち合わせています。
自分から成長しようとする原作キャラは彼以外に存在せず、ユミエラの為に尽くしてくれる彼はまるで白馬の王子様。
けれど俺は彼を表すのにそれ以上に適した言葉があると思います。
それは理解のある彼くんです。
パトリックが嫌いというわけではないです。
それどころか彼の人間性には好感を持っています。
ですが思いを寄せる相手とは言え、非常識な行動を繰り返すユミエラに対していくらなんでも甘すぎる。
彼女がどんなに荒唐無稽な行動を取ろうと苦笑して受け入れ、声を荒げて怒る時はユミエラを心配する時だけ。
これを理解のある彼くんと言わずしてなんと言うのでしょうか。
アマプラの「この作品の主要人物のほとんどはASDにみられる形質を持っている」というレビューを目にしたせいでやたら長くなってしまいましたが、俺はこの悪役令嬢レベル99という作品から「理解のある彼くん」漫画と同じ匂いを感じ取っており、故に毎週不快になっていた。
ただそれを書きたかっただけです。
俺がこの作品をユミエラと周囲のズレを楽しむギャグ作品として受け入れられていればまた違った見方をしていたと思うのですが、ユミエラのとる態度が鼻についてしまったのが運の尽きでした。
このユミエラへの拒否感は作中に魅力のあるキャラがいれば、和らいだり作品における個性の一部として受け入れられたりしたと思います。
しかしこの作品におけるユミエラとパトリック以外のキャラは基本的に愚鈍かつ敵対的で、心が惹かれるようなキャラは存在しませんでした。
攻略対象たちや父母といった、自分に対立する立場の人物を「反省しない無能」としてひたすら扱き下ろす、なろう系作品のお手本のような展開を繰り返すばかりで、このアニメにはサブキャラの成長を楽しむ余地すら残されていませんでした。
一応エドウィン殿下の心変わりというか謝罪はあったものの、あまりにも唐突で違和感が凄かったです。
何かに取り憑かれていたとかそれともシンプルにカットされたとか、俺の預かり知らぬ所で何か改心するきっかけとなるエピソードがあったりしたんですかね?
せっかく12話もあったんだから、その成長過程を見せてほしかった所です。
いつか面白くなると信じて視聴を続けていましたが、終始苦痛だったし6話辺りで切っておけば良かったのかもしれません。
これ書くにあたってメモを見返していたのですが、「俺がこいつを消します」とか「嫌いがレベチ」とか、ここに書けないレベルの事も散々書いてあって思わず笑ってしまいました。
どんだけキツかったんだよ
いやそれだけ嫌いなら見なけりゃ良いだろってなると思うんですけど、これ切らなかったのには二つ理由があって、一つはここまで来たら意地でも完走して思った事全部書いてやろうと決意していたこと。
もう一つはTwitterでの評判が良すぎたことです。
毎週楽しそうな感想が流れてきて、今週こそは面白いんだろうと期待して再生する。
そんな事を最終回まで繰り返していました(アホ)
一回冬アニメガールズの人気投票みたいなツイートが流れてきて、その際ユミエラが2位だった時は思わず自分の目を疑いました。
それがこの記事を世に出すか最後まで悩んだ理由な訳ですが…
一時期アラサー男性が10代と付き合って女イキリをしている事を嘲笑うツイートが大量に流れてきていたのですが、自分の半分も生きていないパトリックと付き合うユミエラを見てどう感じていたのか気になる所ではあります。
まあ多分そういう人はもうアニメ卒業してるし、見るにしてもこんな場末のアニメ見てないんだろうな…
EDの好きがレベチがなければ確実に画面にユミエラパンチを繰り出していたと思うし、プロデューサーのゴリ押しにただただ感謝です。
てか好きがレベチちゃん、エドウィン殿下が結婚しちゃった後どうするんでしょうね?
気にはなるものの、2期が来て発狂してる自分の姿はありありと想像できるし、続編が来ない事を祈るばかりです。
あとこれ書く上でASDについて色々調べていたんですが、完全にパンドラの箱を開いた気分になりました。
俺はまさか…
佐々木とピーちゃん
ゴミです。
特に脚本、構成がゴミ。
原作もぶっちゃけ面白くはないんですが、こんなに“分かっていない”物を作れるのは逆にすごいと思います。
赤尾でこ女史を始めとする製作陣の方々にはこのアニメのどこが面白いと思って作ったのか、ぜひ聞いてみたいです。
まずこの佐々木とピーちゃんの話をする前に、作者の前々作「田中のアトリエ」の話をする必要があります。
なぜなら原作者の“ぶんころり”の作品はどれも似たような作風で、どの主人公も中身がほぼ同じだからです。
例えば、このゴールデンレトリバーや都内一軒家への憧れ。
ここだけではないですが、この作者は10年間ずっっっっと同じ事を言っています。
こんな感じで、全編通して既視感のある主人公のモノローグが続く訳ですが、田中と佐々木の明確な違いは性欲の強さです。
田中は文字通りの変態なんですよね。表には出さないから正しくは変態紳士。
例えば、
こんなの女性の脚本家が書けるわけないだろ…
これ、ただ牢屋から脱走しようとしてる時のシーンですからね。
このモノローグの破廉恥極まりない文章に、処女厨かつ童貞が故の田中の紳士的な対応が相まって、田中のアトリエという作品は唯一無二の魅力を醸し出していました。
対して佐々木は、
原作8巻において二人静にこう述べられるほど、飄々としていて掴みどころがない事が示されています。
佐々木本人による「面倒な男女関係はこりごり」という発言すら見られることも、田中との明確な違いの一つです。
ここまでで述べたいのは、佐々木は田中から毒を抜き取った存在であるという事です。
エロくない田中、枯れた田中とでも言いましょうか。
一般向けに進出しようとした結果漂白され尽くして、佐々木は魅力のない無味無臭なキャラになってしまったんですよね。
ですがラノベでは佐々木にスポットライトが当たる事はあまりなく、語り手以上の意味を持つ事があまりなかったので気になりませんでした。
現代パートではヒロインに振り回されてばかりですし、異世界パートは王子の頼みを聞く事ばかりだったからです。
まあ面白くはないんですけど。
ここでこのアニメの問題点が浮かびます。
それは佐々木にスポットライトを当て過ぎている事です。
これとか。
これとか。
これとか。
こんなの見せられて誰が喜ぶんだよ
こんな無味無臭にされた田中の搾りかすみたいな不細工なオッサンに焦点当てるくらいなら、カントク先生の可愛い萌えキャラの出番を増やした方が、どう考えたって面白いです。
田中のような癖が強いキャラならまだしも、佐々木にスポットライトを当てても面白いわけがない。
その佐々木にスポットライトを当てる判断をした時点で、この製作陣は“分かってない”しセンスがないんですよね。
それからもう一つこの製作陣のセンスない所があります。
それは日和って本作におけるもう一人の語り手であるお隣さんの内面の描写をカットした事です。
本来お隣さんって準主人公みたいな感じなのでもう少し出番多いんですよね。
そしてそのお隣さんの内面が明かされる1巻のラスト。
ここがこの作品最大の山場であり一番面白い所です。
8巻まで読んでいますがここの衝撃を上回るシーンは存在していません。
それくらいこの作品において重要なエピソードなんですよね。
それを踏まえて、次の動画を見てください。
は?
は???
こんな重要情報を本編でやらずにボイコミで補完?????
お前人の事バカにすんのも良い加減にしろよ
公式がネタバレしてるからもう自嘲しませんが、1巻のラストで明かされるのはお隣さんが佐々木に歪んだ欲望を向けている、という事実です。
とか、
とか。
まさかカントク先生の可愛らしい絵から、こんな悍ましい内面が出てくるとは誰も想像していなかったと思います。
まあぶんころり作品には主人の食べ物や飲み物に自分の尿を混入させるメイドとか、主人公に買わせた指輪を無くさないよう自分の肋骨に捩じ込んだり、突然屋上でオナニー始めたりするキャラがいるので、見慣れたキャラではあるんですが、ここまで毒を抜いた佐々木という作品にうっかり田中世界の住人が紛れ込んでいる事に当時かなりの衝撃を受けました。
佐々木とピーちゃんがぶんころり作品のお初だった人はもっと驚いたと思います。
さて、ここが誰もが驚く衝撃のシーンだという事を踏まえて一つ言えるのは、どう考えても初回一時間スペシャルのラストはここにするべきだったという事です。
というかお隣さんの内面以上の見所がない事なんて1巻読んでれば誰でも理解できると思うんだけど、本当に原作読んで書いたのか???
それでここからがこのアニメの意味不明な所なんですけど、ここの描写は本編ではカットされているんですよね。マジでなんで?
アニメは2巻の終盤までやっているので、完全に意図的です。
「2クール目に取っておきたかった」みたいな考えがあったとしても、そういう物語における重要な部分を1クール目でカットするのは不誠実としか言いようがないです。
倫理的にダメとかいう意見もあるかもしれないんですが、今期まほあこが地上波で放送できてるし“逃げ”だよな?
俺は日和ってボイコミに逃げるような、その不義理さに憤慨しているわけです。
こんなやる気のない作品を擁護する事はできません。
しかもこのアニメ、さも“原作丁寧にやってますよ〜”感を出しておきながら意味のないアニオリが本当に多いんですよね。
突然原作に一切存在しない梅干しの話をし出した時は思わず大きな声を出してしまいました。
こんな意味のないゴミ描写挿入する暇があったらお隣さんが貧困に喘ぐあまり配膳室から食パンを窃盗する描写ちゃんとやれよ…
でも正直同情できる部分はあって(二枚舌)、原作がそもそもあんまり面白くないんですよね。
異世界、局、異能力、魔法少女。
いろんな設定のキャラが好き勝手に動き回るせいで、この作品にはひと段落や一件落着という物が存在していません。
仕事を終えたら次の仕事へ、その仕事を終えたら次の仕事へと、永遠にループし続けていて物語の切りどころがないんですよね。
歯切れが悪いし、一つ一つのエピソードも印象に残りにくいしで、あまり面白さを実感できた事がありません。正直惰性で読んでるよな。
ここまで書いてきた事をまとめると、
・佐々木は田中の搾りカス
・一番重要なお隣さんのエピソードをカットしすぎ
・そもそも原作がつまらない
って感じです。
そもそも原作最大の魅力は作者であるぶんころりにしか書けない独特な文体や世界観で、一つの作品に向き合ってるわけでもないし、そのうえ女性である赤尾でこさんが原作の雰囲気を再現出来るわけがなくね?と思ってます。
これは差別とかじゃなくて、この作品は変態のおっさんにしか書けないんですよね。
だから原作者引っ張って来られなかった時点で負けだったと思います。
俺はこの作者の作品10年くらい追いかけてるし、この作者の既刊36巻全部読んでるし、結構ショックでした。なんでこんなエロ本みたいな作品ずっと読んでるんだろうな
2期が面白い事を祈るばかりです。
休日のわるものさん
俺はちょっとキツかったかな…
マジで退屈で死ぬほど眠くなるんですよね…
俺はパンダ汚いとしか思った事ないから、わるものさんの気持ちがよく分からないのも眠くなる理由の一つだとと思います。
この作品“ヒーリングコメディ”って触れ込みなんですけど、まさかこっちを眠りにつかせることで肉体的に回復させようとしてくる作品だとは思いませんでした。
シノノメピンクがすごい良いキャラしてて、彼女が出てくる5話だけ見応えあったんですけど、もっと出番増やすってなるとコンセプトズレるし、とことん俺とは相性悪い作品だな〜と、
レッサーパンダ好きの私が言っていました。
異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
問題作。
これ手放しに賞賛してる人間はこの世にいないんじゃないかな…
まず主人公が本当にキモいです(言い過ぎ)
自称“中身アラサーの幼女”で政治にガンガン口出してくる癖に、失敗して都合が悪くなったら泣き喚いて、自分の半分くらいしか生きてない兄や王子達になんとかしてもらうの人としてどうなんだよ…
大体OL風情が政治に口出すなよ(炎上)
これ以上ないくらいのレイシストなのに、誰にでも分け隔てなく接する慈愛溢れる人物みたいな扱いされてるのもマジで謎でした。
コボルトやウサギは可愛くて“もふなで”できるから命を助けようと奔走するけど(人任せ)、虫は“もふなで”できないしキモいから躊躇なく殺し回ってコボルトへの手土産にしますからね。
「人間以外の生物に好かれる」という加護がある以上虫にも多分好かれてると思うんですけど、見た目可愛い動物だけにしか手心加えないのに博愛主義者として扱われてるのおかしくね?
まあ生存競争だしな…(洗脳済み)
あとこの作品の軸になってる「シアナ計画」ってのもイカれてるんですよね。
シアナ計画とは、魔物を一箇所に集めそこで冒険者の訓練をさせることで魔物と人間の共存を目指す、いわばダンジョン計画です。
魔物の暮らす場所を隔離して人間との共存を目指すってのは理解できるんですけど、終わってるのはここからで、この計画には訓練の最中に魔物や人間に死者が出ることが想定されてるんですよね。
魔物の飼育場を作って人間と殺し合いさせる計画のどこに共存要素があるんだよ。
でもそこは生存競争だし(魔法の言葉)
魔物側を説得するにあたり、生け取りにした人間を奴隷として農作業に従事させたり、狩りの練習台として使ったりすることを了承している点もイカれポイントの一つです。
こんなことしたら人間と魔物の確執は深まるばかりだろ
でもそこは生存競争だし…
わるものさんの方がよっぽど“もふなで”するために頑張ってだと思います。
向こうは悪の組織の幹部なのに
“もふなで”するために頑張る話なのに動物がどんどん人化するのも謎でした。
それだけはやっちゃダメだろ
でもこの作品の一番恐ろしい所は本編じゃなくて、放送終了後「癒された!」みたいな意見が散見された事です。
人の意見は十人十色ですしそこに文句をつけるのはダメだとは思うのですが、この作品のどこに癒され要素を見出していたのか、一度伺ってみたい所ではあります。
おまけ(途中まで見た作品)
追いつけなかった。
葬送のフリーレン
6話まで。
綺麗ななろうアニメだな〜って感じ。
フリーレン様ってADHDなのかな〜とか思って見てました。
普通に面白いけど丁寧な作りで結構眠くなってました。
薬屋のひとりごと
3話まで。
絵の綺麗ななろうアニメだな〜って感じ。
チャングムとか好きなら合いそうだし、むしろ暇な老人向けに昼間に放送すべきなのでは?
僕の心のヤバいやつ
1期の6話まで見た。
山田の方がヤバいじゃねぇか。
市川のツッコミ面白くてずっと漫才やっててほしいな〜って感じ。
百千さん家のあやかし王子
6話まで。
良いところあんまり感じられなかったのでこれだけ途中で投げてしまった。弱い俺を許してくれ
僕の姿を見てはいけないよだけ好き。それ以外は…
終わりに
くぅ~疲れましたw これにて冬アニメ終了です!
実は、放課後デートしたら有栖ちゃんに綾小路退学の話を持ちかけられたのが始まりでした
本当は34000字も書くつもりなかったのですが←
ジャンタ君の頑張りを無駄にするわけには行かないので修理費2万円を払って挑んでみた所存ですw
以下、山内達のみんなへのメッセジをどぞ
山内「みんな、見てくれてありがとう
ちょっと腹黒なところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
ライニール「いやーありがと!
私のガチャ運は二十分に伝わったかな?」
筆談する道満拳一郎(見てくれたのは嬉しいけどちょっと恥ずかしいわね・・・)
芦名みのる「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の気持ちは本当だよ!」
山田アルベルト「・・・ありがと」ファサ
では、
山内、ライニール、道満拳一郎、芦名みのる、山田アルベルト、俺「皆さんありがとうございました!」
終
山内、ライニール、道満拳一郎、芦名みのる、山田アルベルト「って、なんで俺くんが!?
改めまして、ありがとうございました!」
本当の本当に終わり
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