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140字小説『独りの恋よ、ゆっくりおやすみ』

あなたに恋をした。
楽しかった。嬉しかった。
あなたの声を聴くと、心が喜んだ。
片想いでいいと思ってた。
なのに。
欲張ってしまった。
あなたの目に映りたい。
言葉を交わしたい。
叶わぬ夢だから、一方通行で良かったのに。
無駄な恋だと笑い飛ばせ。
行き場のない想いは、どこかに葬れ。

ばかやろうの恋だった。

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