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とある委員会
2022年12月13日 00:03
彼女は雪を降らせる。ふわりふわり雪が舞う。黒い目を輝かせ、恍惚の眼差しを僕に向ける。その瞳は、嘘偽りなどは感じられないほど無垢で、油断すると吸い込まれてしまいそうな魅力があった。どうやら僕は、その瞳に一目惚れされたようだ。僕は、今までこれほど露骨な好意を寄せられたことがなかったため、初めはその圧力に慄いたが、悪い気はしなかった。むしろ素直に嬉しいとも感じた。これがモテる男のサガってやつだ