叱り方は教わっていません。
「叱る」って難しいと思う。「怒る」ことは小さい子でも立派に出来てるけど、もういい大人の私は未だに立派に出来ている自覚がない。人生を振り返ってみれば、色んな人に叱られてきたと思う。親に学校の先生、バイト先の店長、職場の上司、その他。私の叱られている時のスタイルはいつも同じ。最初は神妙に聞いてるのに、最後の方は頭の中で一人しりとり。こんなガミガミ怒る大人なんてなりたくないとも思った。でも自分が「叱る」立場に立たされた時、心の中にちょっぴり後悔した自分が確かにいた。「そうか。あれは怒られていたんじゃなくて、叱られていたんだ。」とやっと気づけた社会人三年目の初夏。
でも気づいた所で、社会人は年数を重ねていくほど叱られる機会は失われていくのだ。出来ることなら、過去の私の脳内に「今、どんな叱られ方をしている?」と一人しりとりの流れを断ち切ってでも聞いてみたいのである。
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