僕の東大受験~数学編⑦~

さぁいよいよ数学編も終わりに近づいてきましたね。
今回は高3の始まりから夏前くらいまでの話になるでしょうか。
では早速。
あと、今回は雑談だらけかと思いますのであしからず。

まずこの時期ですが、基本的には、東大特進の教材が来たら予習をして、映像授業を受けて、復習して…の繰り返しが数学の勉強の基本だったと思います。

まぁいかんせん真髄は予習が命でしたからね。
授業受けてる途中でも、よく「ここまでで1回映像とめて再び解いて」ってのがよくありましたからね。

予想以上に時間をかけながらも、貯めないことは意識して進めていました。

その一方で最高の演習もしっかりやってましたね。
もちろん通期の長岡先生授業もしっかりと進めていましたが、真髄をメインでやっていたので少しずつペースがくるっていった記憶があります。

とまぁ、数学の勉強に関してはかなり安定した感じでしたね。
少なくとも高2の前半までのようにやることが目まぐるしく変わることはありませんでした。

高3ですし、何をやるかで迷うのは正直時間の無駄ですしね。

ここでかなり雑談を。

ちなみに、数学編やって物理、化学、英語、共テ(倫政)を終えたら、学校生活編、的なのをやろうと思っていたのですが、思ったより数学編で語ってしまったのでもしかしたら学校編はそんなにがっつりやらないかもですね。

僕は陸上部に所属していたのですが、その引退は5月半ばでしたね。
支部大会が4月末、県大会が5月半ばという感じでしたが県大会には大体の人が出場できるので、その時引退、といった感じでした。

(もちろん好順位じゃないといけない種目もありますが、僕なんかハードルをやってたのですが、そもそも競技人口が少ないため、半分近くが県に進める感じでした)

で、その引退までの2か月ですが、おそらく高校3年間で一番勉強時間が少なかった時期だったと思います。

というのも、高3になって、クラス替えが行われ、理系クラスとなったんですよね。また、今までと違い、高校から入ってきた人たちとも同じクラスになりました。

とはいえ、理系クラスは8クラス中、2クラスだったので、この体験記(?)でよくでてきたYJ君とS君とは同じクラスになりました。

一方YK君とW君はもう一方のクラスになってしまいました。

まぁとにかく、クラス替えの影響で今までと関わることがなかった人と関わったりするうちに、高校生活を少しは楽しもう、という意識になったんですよね。

まぁ同日でそこそこ良い成績が取れて気が楽になってたのもあると思いますが、他にも東大への執着が消えたのもありますね。

この頃からもう理科大以上ならどこでもいいや、と思うようになりました。
お金も、成績優秀で奨学金が取れれば私立だとしてもそこまで変わらないだろうと考えてたので。

実際理科大は返済不要の奨学金の対象になりました。

まぁこの話はさておき、なんといえば良いでしょう。受験に対してある種のゲーム感覚を抱いた感じでしたね。

ここら辺から僕の目標が東大合格から「(楽しい生活を送った上で)全科目オーバーワークしてオーバーキルする」って感じになりました。

まぁ後程悪影響出るんですけどね。
とはいえ、おかげで高3は学校も楽しめたのがよかったです。

ということで、まず部活引退までの2か月ほどは大富豪をめちゃくちゃ友達とやってた記憶があります。

トランプの大富豪です。
もともと高1の頃部活で一瞬流行ったのですが、それが再流行した気がします。

「大富豪online」というアプリでめちゃくちゃ部活終わったあとやってましたね。
学校を出てから、わざわざ公園にたまってやったりしてました。

onlineというくらいなので家でもできるのですが、家は勉強する場所、と僕は決めてましたのでわざわざみんなと一緒に公園や学校に残ってってました。

また大富豪は部活の友達以外ともやってました。
お昼食休み、高2までは勉強しかしてなかったのですが、高3に入ってから夏前くらいまでは大富豪をやってましたね。

こちらは実物のトランプを使ってやってました。
なかなかおもしろかったですね。

ちなみに僕はやってなかったのですが、麻雀も流行ってました。そちらはアプリですが。

完全な余談ですが、今大学生になって、麻雀をやるのもありかなと思ってたのですが、ルール覚えるのが大変すぎて諦めました。
本当に完全な余談でしたね。

とにもかくにも、こんな感じに高2までにあった僕の「暇なときはとにかく勉強する」スタンスは「暇な時くらい勉強から離れた方がいい」のスタンスに変わりました。

高3で変わるな、って話ですね。まぁおかげで少しは高校生らしい生活も送れたと思います。

まぁなんやかんやで部活を引退したあと、いよいよ受験モードへ、というわけではありません。

今度は「文化祭」です。
文化祭は7月の始めでした。
僕の高校は高3になると演劇をするのが通例でしたが、当初僕のクラスでは劇をやる雰囲気ではありませんでした。

当然です。理系クラス、しかも男子32女子10のクラスでしたから。
自習室やカジノ、なんて案も出ました。

まぁ僕やS君なんか、高1の時の文化祭で保護者用の休憩室で勉強をして追い出された身ですからね。

ただ、ここは少し人生観が変わっていた僕。
劇をもしやるなら主役がやりたい、と立候補したのです。

もともと自己顕示欲、承認欲求は強い方でしたが学校行事にここまで関わるようになるなんてなかなか僕も変わりましたね(他人事)。

まぁそしてなんやかんやあって劇をやることになりました。
とはいえシンデレラをやることになったので僕に主役の座は回ってきませんでしたが。

それでも王子をやることができたので良かったです。
まぁシンデレラがあまりにも人気だったため、彼女にほとんど持ってかれましたが。少しだけ根に持ってます(冗談です)。

とにもかくにも、メインキャストである以上練習をいっぱいしました。
朝練をしたり、放課後も残って練習したり。

クラスがクラスだったので他のクラスと比べたら圧倒的に練習量は少なかったと思いますが。
まぁそんなわけで勉強量は部活時とあまり変わらなかったんですよね。

ただ文化祭を楽しめたので後悔無いです。
修学旅行行かない選択した奴が何言ってんだ、って話ですが。
まぁ学校行事はこんな風にやりたいのだけやる、ってスタンスがベースでいいんじゃないでしょうか。

こうして文化祭を終えて7月、いよいよ流石の僕も(?)受験モードです。

とはいえ高2の頃に戻っただけですが。

雑談しすぎたので、この頃、つまり文化祭を終え夏休み直前にさしかかる頃から本格的に始めた参考書について話して終わろうと思います。

こちら「入試数学の掌握 総論編」です。
こちら、東大などの最難関大志望で知らない人はいないであろう問題集だと思います。

まぁうちの学校の数学の先生は知りませんでしたが。
その先生は鉄緑会の存在自体知りませんでした。
今考えるとそれが正常なんですけどね。

念のため、高1,2の時の先生じゃないですよ。お二方とも素晴らしい先生でしたが残念なことに僕らが高3の時は既に異動されてしまいましたので。

ただ高2の時の先生はいなくなった後でもよくしてくださいました。
販売されてる年度以前の東大オープンの過去問を送ってくださったりして非常に助かりました。

話を戻して。
こちらの「掌握」。普通の問題集とは違う切り口で問題を分類しています。

この総論編では「全称命題」と「存在命題」ですね。
所謂「すべての~」と「ある~」の問題です。
これらをさらに「求値問題」と「証明問題」にわけてくわしく解説しています。

簡単に言うとそれらの計4つのテーマに対して様々な「鉄則」を与えています。
そして、それらのテーマに沿って問題を分類し、実際に鉄則をどのように扱うのかについて解説しています。

事実、この本に扱われている問題はかなりハイレベルです。
ただ、その分得るものは非常に多いです。一般的な参考書と別の観点で頻出テーマごとに分類しているので、かなり実践的な参考書になっています。

また、テーマとは別にも多くの「鉄則」について紹介されています。
これが割と役に立つんですよね。

もちろんほとんどはチャートやスタ演で出てきたものですが、このようなハイレベルな問題集で再び出てくると、すっかり忘れていたものを思い出すきっかけにもなったりするので非常に便利です。

ここまでの話で何となく気付いた人もいると思いますが、この本は割と「入試数学」に焦点を当てています。まぁ「入試数学の掌握」というくらいですからね。

そのため、もちろん論理的思考力を重視していますがそれ以上に、「入試におけるお決まりのパターンや考え方をきちっと整理し自分のものにすること」が重要になっているように思えます。

これは非常に僕と相性が良かった気がします。

さて、最後にこれをどの時期にどんな感じで僕が使用していたかを説明します。

もともと、掌握をやりたかった僕は高2の冬休みくらいに買ってはいたのですが、いかんせんレベルが高かったため、しばらく放置していたのですよね。

で、ようやく取り掛かり始めたのが夏休み前くらいでしたね。
使用方法はいたってシンプルで、1周目は例題を解き、解説をしっかり読み込む。2周目は1周目で間違ったところを解き名をしつつ例題の解説をもう一度しっかり読んだうえで、練習問題にあたるCHECKを解いてました。

この問題集は特に解説が重要なので、自力で問題をじっくり解くのも大切かとは思いますが、それ以上に解説で最適な考え方、鉄則を頭に叩き込むことが重要だと思います。

この掌握、赤色の「総論編」に加えて青色の「各論練磨編」、緑色の「各論実践編」が存在し、僕は青色まで持ってましたが、そのレビューはまた後程。

今回はここらへんで。
ほとんど雑談で終わってしましましたね。
次回は夏休みと、できたら秋以降の話をしようと思います。
過去問についてもそろそろ触れられたらいいな、って感じですね。

では。
例のごとく感想があったらお待ちしております。

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