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ノマドニアDiary#19

みんなで過ごす最後の週末

3週目の週末はノマドニアバリ島6期のメンバーでレンボンガン島に一泊2日で泊まってきた。ただ、れなちゃんが体調不良で今回一緒には行けなくて残念だった。
ホリさんの友達だというバリ倶楽部というツアー会社の社長さんを紹介してもらって、今回の旅行が決まった。(誰とでもつながりがあるホリさんってほんと何者?)

嬉しいお出迎え

まずは泊まっているシェアハウスやWarung Shishaで集合してサヌールの港に向かう。港に向かうハイエースの中は遠足に行く子ども達が乗ってるのかと思うくらい賑やかだった。それくらいみんなのテンションも高かった。港からクルーザーで30分くらい走って、レンボンガン島の近くまで行った時、一旦船が減速した。船の揺れが眠りを誘って寝ていた私は「もう着いたのかな?」と半分寝ぼけていると「Dolphin!Dolphin!」という声が聞こえた。窓の外を見ると水族館でしか見たことのなかったイルカが船のそばを泳いでいた。華麗なジャンプは見れなかったけど、野生のイルカを見れたことで眠気も吹っ飛んでさらにテンションが上がった。船のそばから遠くに目線を向けるとそんなイルカ達が泳いでいた海は、私が今までに見たことのないくらいあおくてきれいな海だったことに気づいた。

レンボンガン島についてからバリ倶楽部のツアーで、マングローブの林の中をパドルボードで進んだり、シュノーケリングをしたりした。マングローブの林の外側を進むのと、林の中に入って進むのでは、全く雰囲気が違っておもしろかった。林の中を通っている時はマングローブ達が、ジリジリ照りつける太陽の光と周りの音を柔らかく遮ってくれて、鳥たちの声と自分のパドルが進んでいく水音しか聞こえないくらい静かで穏やかで、贅沢な森林浴の時間だった。

あお、青、蒼、碧。

パドルボードの次はシュノーケリング。これがめちゃくちゃに楽しかった。「綺麗な海で潜るとそれ以外の海で潜れなくなるよ」と誰かが言っていた。バリ島に来る前にもシュノーケリングはやったことがあったけど、これまでの私はその言葉には頷くことができなかった。水面をちゃぷちゃぷするよりも海女のように潜ることが楽しかった私はどの海でも一緒だと思っていた。でも、今回レンボンガン島の海で潜ってみたら、確かにもう日本の海だと物足りなく感じるだろうなと予想がついてしまった。透明度、泳いでいる魚、たくさんのサンゴ礁。私の知らない海がそこにあった。すごく綺麗でずっとずっと潜っていたかった。海の色も私の知らないあおの色があった。場所によってコバルトブルーだったり、エメラルドグリーンだったり、綺麗なグラデーションになっていたり。「海はあおい」と言うけれど、一色じゃないんだと知った。海の中ももちろん綺麗だったけど、シュノーケリングポイントから戻る船の上から見える海の色も綺麗でいつまでも見ていたかった。

シュノーケリングポイントに行く途中で。
綺麗すぎて言葉が出なかった

シュノーケリングが終わってお昼を食べてから、レンボンガン島で泊まるヴィラに移動した。危うく部屋数が足りなくなりそうだったけど、バリ倶楽部の尾島さん始め、ガイドの人が交渉してくれて無事お部屋が決まった。荷物を置いたあとにビーチクラブに連れて行ってもらった。入江のようになっている海を見ながらビールを飲んだり、写真を撮ったりした。「運が良ければ泳いでいるウミガメも見れるよ」と教えてくれた海も本当に綺麗だった。

こんなに綺麗な海は初めて見た

その後も、晩ごはんを食べに行ったレストランで一曲歌わせてもらったり、みんなでビールを飲みながらいろんなお話をした。次の日だってシュノーケリング三昧で4か所ポイントを巡ってもらってレンボンガン島の海を堪能したりした。マンタが見れるポイントに行った時は、私達と同じくマンタを探しに来た人たちが本当にたくさんいて、マンタを見に来たのか、人を見に来たのか分からないくらいだった。初めて見たマンタは深いところをゆったりと泳いでいた。ちょっと遠かったけど、見られてよかった。ここに書ききれないくらいたくさん楽しいことがあって、一泊2日とは思えないほど一瞬で時間が過ぎていった。

止まってほしいけど進んでほしい


「The 南国」っていうような景色、海ってこんなに楽しかったんだって思ったパドルボードもシュノーケリング。最高の時間すぎた。何よりみんなとここに来られて本当に良かった。ノマドニアに来たことで進みたい道も見つかったし、一緒に笑いあえる仲間のつながりができた。そんな風に思えている自分になれたことが嬉しくて、風に吹かれながら「幸せすぎてどうしよう」と少しだけ泣きそうになった。このまま時間が止まればいいのにと思う半面、ここから始まる新しい生き方にわくわくした。自分はどこまでいけるのか、このまま進んで行った先にどんな人と出会って、どんな自分になっているのか。ノマドニアに来る前はまだ分からないことが怖いと思っていた時もあった。これからも分からないことはもちろんうまくいかないこともあると思う。そんな時にまたレンボンガン島に来て、今の気持ちを思い出してまた進んでいきたい。

またここに来た時、私はどんな顔をしてるんだろう。


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