ノマドニアDiary#15
時間を生み出す
7職種目の講義はリモートアシスタント。
聞き慣れない単語に今回はどんな講座なんだろうと不思議に思っていた。簡単に言い直すとオンライン秘書らしい。
時間をお金で買うとよくいうけれど、まさにそれを表してる仕事だなと思った。クライアントが集中したい仕事に取り組めるように「仕事を巻き取る」というマインドが大事というちほさんの言葉を聞いた時、頭の中でリモートアシスタントの仕事のイメージが映像で浮かんだ。クライアントが抱えている仕事の誰でもできるけど、ちょっと面倒で細々している部分をぐるぐるっと巻き取ったら、残った仕事がより明確になって集中して仕事に取り組める。「あれもこれもやらなきゃ」といっぱいいっぱいにならなくていいなとクライアント目線でリモートアシスタントを活用するメリットが分かった気がする。
もうひとつ講義を聞いていて気づいたのは、リモートアシスタントとしていい仕事をするなら、クライアントの時間を短縮するために自分の作業の時間も短縮する必要があるということ。リモートアシスタントは時間を生み出す魔法使いみたいな職業だなと思った。
パソコン修理の大冒険
昨日パソコンを預けていたお店からDMで連絡が来た。
ノマドワーカーはパソコンがないと仕事にならないというのをここ2日間で実感した。そんな状態だったから待ちに待ったお店からの連絡だったけど
「About your laptop, we can't fix it.
We don't have the part for this model. Thanks」
というショッキングな連絡。とりあえず回収しに行きながら次の手を考えた。ホリさんに教えてもらったもうひとつのお店のレビューがひどくて行くのが怖かったから別の店はないかとネットで探した。レビューの数が多くて評価も高いところを発見。しかも近場。ダメ元で行ってみることにした。
「パソコンがつかなくなったんだけど修理できますか?」と半分泣きそうになりながら聞くと眩しいほどの笑顔で「Yes!」と言ってくれた。前のお店で「これは日本に戻らないと直せないと思う」と言われて途方に暮れている私の前でお兄さんたちは楽しそうに話しながらパソコンの状態を見ていく。バッテリーを外していろいろ作業していったら、何しても画面が暗いままで、お店の人に修理できないと言われた私のパソコンが起動した!「え、こんなすぐ直るの?」って拍子抜けするくらいだった。
にこにこしながらパソコンを直してくれたお兄さんたちを見てたら、「私が悩んでたことはそんなに深刻じゃなかったのかも」と思えてきた。なんにも分からない状態だと怖くて仕方なかったけど、見る人が見れば、笑い合う余裕すら持ちながらちゃちゃっと作業できる程度の問題だったみたい。
英語が得意じゃないから何が原因だったのかまで聞き取れなかったけれど、「また何かおかしくなったら見せに来て」と言ってくれた。優しいお兄さん達に感謝しながらお店を出た。ありがとう。お兄さん達。
パソコンが直って嬉しくなった私は近くのカフェを探してちょっとだけ作業することにした。「やっぱりパソコンがちゃんと動くっていいなぁ」と思いながらしばらく作業していると、急にパソコンが動かなくなった。「え、え、え?」って思ってたら今度は画面がおかしくなった。
さっきまでちゃんと動いてたのにとまた半分泣きそうになりながら、優しいお兄さん達のお店に戻ったけど、お店の営業時間が過ぎていてどうにもできなかった。今日はもうじたばたしても仕方ないと、開き直ってシェアハウスに戻ることにした。
シェアハウスに帰ってからみんなとビーチまで夕陽を見に行こうという話になって、バイクでそれぞれビーチに向かった。日中いろいろあり過ぎてジェットコースターに乗ってるようで疲れたから、どんどん変わる空の色と波の音を聴きながら気持ちを休めた。
バリ島は毎日楽しくて刺激的だけど、黙って海や空を眺めるリセットの時間も私には必要なのかも。と思った。
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