BIG5(ビッグファイブ）診断で適材適所　　マネジメントに活かす方法

BIG5DATAを取り入れることで起こるメリット

まずは自分を知る

BIG5DATAは「人間の基本的な性格は５つの要素から成り立つ」という心理学の理論で、すごくざっくり言うと５つの要素の組み合わせで人の特性がわかるというものです。

1. 開放性

2. 誠実性

3. 外向性

4. 協調性

5. 神経症傾向（メンタル）

どの特性にも長所・短所があるので、どの特性が良い悪いということはありません。自分の得意・思考の傾向などを知ってまずは自己分析に役立てます。

自分にもいえることですが、自分の事が一番見えてなかったりしますからね。自分の得意＝強みを早い段階で知るというのは仕事をするうえで大きなメリットだと思います。

マネージメントに取り入れるメリット

TONI＆GUYでは現在BIG５診断をサロンスタッフだけでなく、新卒の面接時に活用しています。

最終的に人数を絞らなければならない場合や、どの店舗に配属するかという時の判断基準の1つととすることで、よりよいマッチングをするためです。誤解の無いよう説明しておくと、既存のスタッフやお店の「色」に合うかという判断のためで「このタイプは…」みたいな差別のためではありません。

美容室も会社なので、お客様と接する以外の仕事がたくさんあります。
教育・在庫管理・キャンペーン・ルールやマニュアル作り等々…細かい事まであげたらキリがありません。ですが、その細かい事こそ向き不向きがあると思っています。

そこで向いていない仕事を振られてしまったりすると、お店にとってもスタッフにとってもメリットがありません。ヘタをすればそのストレスで普段のパフォーマンスまで下がってしまうというデメリットが起こる可能性もあります。

そういうミスマッチを無くすことのメリットは思っている以上に大きいと僕は考えています。

現場で活用するための特性マップ

チームの得意と不得意を知る

スタッフに自分の特性を知ってもらい、落とし込みをしやすくするために各特性をお店の仕事にあてはめるとどうなるかということを伝えます。
外向性が高いタイプで例えてみると…

外向性
積極性・社交性・明るさ
自分の関心や勢力が外の人に向けられる性質

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TONI＆GUYの仕事に適用した場合
主にサロンワークでの接客面、外部活動(専門学校でのセミナー等)、各ディーラーやメーカーとの関係性の構築等で力を発揮できる。

注意点：人間関係のトラブルが多くなる傾向、流されやすい面がある

これを外向性が高いスタッフに伝えると大体が「わかる～」となります。そして周りのスタッフからも「わかる～」となります。

外から見た美容師のイメージでいくと、美容師ってみんな外向性高いと思われていそうじゃないですか？
ところが、意外と外向性が飛びぬけて高いのは20~30人いても2~3人とかの割合なんです。

こういうタイプの人を在庫管理の責任者にするのはもったいないですよね。また注意点に目を向けると、サロン内の1対1の教育やスタッフ管理には向いていないかもしれません。

特性マップとは

縦軸『協調性』×横軸『外向性』のような表を作り、診断で出たスタッフの特性を表に入れていきます。
表の真ん中辺りの人はどちらの特性も同じくらいで、協調性×外向性においてはすごくバランスが取れている人というのが一目でわかります。

真ん中だから良いとかではなく、一目でわかるとマネージメントをスムーズにしてくれるということです。新しいプロジェクトが立ち上がった時や、店舗の人間関係のバランスを考えたりする場合に情報の共有もしやすいですし、その人選に対する一つの根拠にもなります。

最も優れたチーム＝「最も優れたメンバーで構成されたグループ」ではない
というのはよく聞く話ではないでしょうか？
美容室で言えば売上が高い上位の人だけを集めた店舗を作っても、良いチームワークは得られないということですよね。

良いチームにするためには、多様性が必要です。BIG5DATAをうまく活用して離職率が低い、モチベーションを保てるチーム作りを目指しています。

まとめ

BIG5DATAは現時点での信用性も高いですし、自分や他人の理解に繋がるので是非試してほしいです。

ソフトスキルを身につけるセミナーではスタッフに楽しく学んでほしいと思っています。BIG5DATAについてはそういう点においても心配のないジャンルだったので、講師もスタッフも楽しく学べました。

現状はまだまだ活かしきれていないという課題があるので、各店のデータを集めてさらにブラッシュアップしていきたいと思います。

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