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「ようこそ実力至上主義の教室へ」アニメ、小説、評論No1

 今回からアニメ、小説、漫画についての評論というか感想を語っていく記事を書きます。評論というとおこがましい感じがしますが、作品を評価することは頭を整理する上でとても効果的だと思います。
 記念すべき第一回はライトノベルの「ようこそ実力至上主義の教室へ」です。
 この作品は私が高校生の時に出会った作品です。アニメは二期まで、ライトノベルの方は二年生編の7巻まで読みました。現在までの評価としてS~Dまでのランクで申し上げると、「B」というところでしょうか。作品を読み始めた時はなんだこの小説は!と感じていました。作者の学歴厨感が全面に出ていてとても面白かったです。そして私にとって作品の面白さを際立たせていたのは櫛田桔梗の存在です。彼女の裏の顔が徐々にクラスにバれていく過程と綾小路の本当の実力が明らかになるという流れがとても面白かった。主人公最強系というやつでしょうか。この時点では「S」評価でした。ところが時がたつにつれ私の学歴主義的な感情がほとんどなくなってしまいました。また、正直言って一年生編と二年生編で学校行事の繰り返しが行われ、これから三年生編とまた同じような展開が続くのかと考えると憂鬱になってきました。次の展開が読まなくても分かるくらいでした。私自身の学歴的意識が無くなったと共に作者の思想に基づく綾小路の心の声の記述が押しつけがましくなってきたことも「B」評価になってしまった原因です。
 アニメの方は内容を知っていたということもあり、普通でした。三期からは見るつもりはありません。
 総合評価としてBになりましたが、これからどのように展開するかによって変わると思います。しかし個人的にはこれから三年生編、もしくはその先まで続くのならば追い続ける体力はないかと思います。しかしこの小説の世界に夢中になったことは事実です。

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