生殖補助医療の理解が深まる本
何となく本の帯で興味を持ち、読んでみました。
比較的うすい本で、さらさらっと読めました。
結論から言うと、
▼不妊治療を考えだした方
▼生殖補助医療へのステップアップを考えている方
▼体外受精や顕微授精の治療中の方
どの段階の方でも比較的理解しやすい内容の本だなと個人的に思いました。
・各ホルモン(FSH、LH、卵胞ホルモン、黄体ホルモン等)のはたらき
・子宮内膜の治療法(ERA、EMMA、PRP療法)
*PRP療法については、子宮内膜の活性化だけでなく、卵巣の活性化にもつながる可能性があり現在研究に取り組もうとしているというのも、近い将来もっともっと希望が持てる治療法になるのかも。
・着床前診断(PGT-A)
・排卵誘発剤の種類や違い
どれも何となくネットで見ていて用語は知っていたけど、ここまで詳しく分かりやすく書いてあるのはないんぢゃないかな?と。正直ネットで調べても、論文やデータが多くて素人には「??」理解できないことが多々あったので。
現在治療中の身としては、
最低限の知識として、また受けたことのない治療については予備知識として持っていて損はない情報がたくさん詰まっている本だな、と感じました。
知っていれば怖くないことも多いのがこの治療な
気もします。
35歳から妊娠率、出産率ともに急激に下がってくる、というのは、私は体外受精の治療中にネットの情報で知りました。
わたし自身治療のことを話すと
「まだ30半ばなんて若い若い!全然大丈夫でしょ!」という謎の励ましを受けたり‥
望めばいつでも産めると思っている女性(男性も?)って
意外に多いんだなーという印象。
(もちろん夫婦共に原因が何もなく健康体であればそうなのかもしれないけど)
卵子の質は、実年齢と比例するから、老化するんだよー!というのを声を大にして言いたい(笑)
これは結構衝撃でした!男性も年齢の影響を受けるとは・・・
想像もできないくらい、ものすごい確率。
やっぱり妊娠‥命の始まりってものすごい
奇跡ですね。
保険適用で行える治療とそうでない治療や、
料金も詳細に載っていて、
治療中の参考書として、
今後も役立ちそうな内容の本でした。
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