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【エッセイ】ミスドに1人で入れる人間になりたい

皆さんは1人で、ミスドに入れますか?

私は入れません。なので、1人で入れる人を陰で崇め奉っています。

前から、Twitterでミスドの春の新作や濃い抹茶シリーズが話題になっていたので、今日も買おうと試みたんですがダメでした。代わりにスーパーに売っている100円以下の安い作りのポンデリングとオールドファッションを買いました。(スーパークオリティだと侮っていたんですが、意外と美味しかったです。)


ミスド以外にも、

日高屋、マクドナルド、スタバ、一蘭、回転ずしチェーンなんかも、1人では入ることができません。


理由としては、

・1人でご飯を食べていると寂しい奴だと思われるんじゃないか、という自意識過剰な面があるから。

・1人で食事を楽しめない性分だから。せっかく外食するなら人と味や思い出を共有したいと思ってしまう。

・外食は特別なものである、という固定観念が根強くあるから。幼少期より、外食はご褒美やお出かけの締めくくり、という認識がありました。


これは、田舎育ち、ということも大いに関係していると思われます。

田舎は10キロ圏内にチェーン店や個人店すらお店が存在しないので、外食は車を使わないと行くことができません。なので、ほとんどが家族との外食に限定されます。

中学生の時、3日間の冬期講習のために県庁所在地の塾に通ったことがあるんですが、地元の中学生は塾帰りにラーメン屋に寄っていた光景を見てとても驚いたことを覚えています。ラーメンは月に1回食べられればいい方でしたから。


そういった価値観が積もりに積もって、1人で外食できない人間になったのかなと、今振り返ってみて思いました。


性格では無く、幼少期からの生活環境に影響されて、ミスドに1人でミスドに入れない、という分析エッセイでした。

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