先日の住宅過剰問題について考えてみた
先日、日経新聞で都道府県別の住宅過剰問題が取り上げられていました。
人口減少に対し、住宅の供給量が多いため空き家が増加している。
空き家は管理がされていない住宅を放置しているということから、
景観の維持の点で問題になりますし、
管理者(所有者)がそもそも不明といったケースも多々あります。
この問題はどうすれば解決に向かうのでしょうか。
画像を見ますと、山が多い都道府県が主に住宅過剰になりがちですね。
おそらく昔からの集落が多いからなのか、
または山沿いの土砂崩れ等のリスクが表面化したから
みんな平野に住み替えているという可能性もあります。
中古のリノベーションが最近流行っているが、空き家となると築年数がかなり経過していることが多く、住宅の核となる部分が劣化している可能性があります。また水道やガスなどのインフラを整備、またはそもそも通っておらず新しく入れなおす必要があるかもしれません。
そういった空き家を再度住めるようにするまでにはコストがかかり、
結局は新築住宅または築浅の中古住宅を購入するということになってしまいます。
このような問題は自治体の運営や取り組み姿勢によって変わってくるものなのでしょうか?
空き家を減らす取り組みをしているのかどうか。
地域の規模が同条件でも、比較的空き家の数が少ないところはあるはずです。そういったところと比較し、いい取り組みを参考にすることも大事ですね。
ただし、おそらく資金面での問題があると思われますので、自治体向けの投資なんかが流行れば、自治体は運営資金を確保し、利益が上がれば投資家にも配当が返ってくるみたいな。そういった仕組みがあってもいいかもしれません。(すでにあるかもしれませんが)
あとは自治体職員がクラウドファンディングを活用して、
空き家問題解決のプロジェクトを行うなども面白いかと。
上記で募ることが難しければ、自治体の合併も視野に入れるべきかと思います。運営範囲は広がりますが、資金の調達にはつながります。
色々と書きましたが、官民共同で空き家ビジネスがもっと広がればいいなと思っています。今後の空き家問題解決のための動向に期待です!