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神の啓示

 こんにちは、乙訓野添です。20代といえば、性欲ほとばしる年代ですが、そのほぼ全域で自家発電で過ごしてしまった訳です。どうせなら充電とか出来たら良かったのに。
 そういえば、昔は25歳で魔法使いになれたんですよね。今は30歳らしいですが。どっちにしても、自分は魔法使いだったはずです。きっと。

当時は25歳で魔法使いだったんですね

 そんな三十路を迎えてしばらくしたある日。実はいつだったかよく覚えてないんですが、なんとなくぼけっとしていたら、いきなり、こんな声が聞こえてきた気がしました。
 「このままでいいのかい?」
笑っていただいて結構なんですが、本当に聞こえた気がしました。音として聞こえたのではなく、脳とか心に響く様な声でした。
 即座に返事しました。
 「嫌です!」
これも口に出して言った訳ではありません。心の叫びだったのでしょう。心が叫びたがっていたんですね。
 なんのかんので、やっぱり彼女欲しい。彼女とデートしたい。彼女とクリスマスやりたい。彼女とやらしい事したい。そういう気持ちが、どっかにあったんですね。それを長いこと、重石だか蓋だかしてきて、とうとう三十路を過ぎてしまった。しかし、 過ぎ去った時間を嘆いても仕方ない。実際に、嘆いてなんかいませんでした。時は来たれり、だったのです。

 神様は啓示をくれはしましたが、ノウハウまではくれませんでした。つまり、一体どうやって恋愛したら良いのか、というのは、相変わらずさっぱりだったのです。第一、女っ気がまずない生活です。どこでどうやってお相手を見つけたら良いのやら。それさえ分からないのです。

 しかし、こういう場合は、まずはお勉強です。当時は今ほどネットに情報が氾濫してる時代でもなかったですから、本を読むしかありません。まぁ、バブルの頃から、女の落とし方みたいなHow toはデート系の雑誌にはよく特集されていましたが、自分が手に取ったのは、心理学者が書いた恋愛本でした。
 これらの本からは、実に多くのことを学びました。その中で得に印象に残っていたのは、まず一つ目はこれでした。

誰かを好きになる前に、自分を好きになりましょう

 実を言うと、それまで、自分は自分の事が好きではありませんでした。見た目はブサイクだし、勇気なくて振られるし、いいとこが一つもない。そう思っていました。しかし、自分のことが好きでない人が、どうして人から魅力的に見えるでしょうか。自分が今持っているもので、人に誇れないまでも、ポイントになるものはないのか。あれはそれを自信の拠り所にすれば良いし、なければ何でもいいから、どんな小さな事でも良いから、結果を作ってそれを拠り所にすれば良い。自分の場合、手っ取り早くダイエットでした。

 次に心に止まったのは、これでした。

人から好かれるよりも、まず人を好きになりましょう

 モテるというのは、人から好かれる事ですが、よほどのイケメンか金持ちでもない限り、女性から言い寄られはしません。恋愛というのは、向こうからやってくる場合もあるでしょうが、多くの場合は、好きになった人からアプローチしていくのが現実で、街角で食パンくわえてた美少女と鉢合わせでぶつかって始まるものでありません。
 つまり、その人を好きになる、どこが好きなのか想ってみる。そういう姿勢が大事なんだろうと感じました。これは、これから始まる大作戦に大きく影響を及ぼす様になります。

 今回のnoteはここまです。こういうのって、中学生くらいから恋愛やってた人とか、モテの人には、まずない体験じゃないですかね。そういう人らは、自然に彼女作ってますから。いいねやコメントいただけると励みになります。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。


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