【雪あたりの季節】浅倉透 感想
とりあえずまず一言。
良~いコミュだった…
透のコミュは基本解釈に頭を使うものが多いんだけど、「あてもなく、風」に続いて今回もスッキリな内容。
初めてnote使うけど、簡単に振り返りながらつらつらと感想書いていきます。機能を全然使いこなせない状態なので、多分読みづらいです。ごめんなさい。
ベレー帽姿の透は可愛い
【食】
冒頭、事務所のキッチンに何もなくてお腹を空かせてる透。
GRAD以降、お腹すかせてる描写増えたよね。捕食者としても、実際にお腹すかせてる意味でも。
そこでシャニPが「食べに行くか?」と一緒にファミレスへ。シャニPのこのへんのフットワークの軽さ好き。多分透も心底ウキウキで付いていってる。
いざファミレスで食べてると周りの客から「浅倉透だ…!」と注目の的に。
まぁそりゃそうだよね…LPで大きなCM出演してるし、それ以外にも露出増えてるし。智代子レベルがクラスに一人はいる魔境シャニマス世界の中でも抜き出てた美貌の浅倉透がファミレスでご飯食べてたらそりゃ目立つよね…。
っていうか、シャニPと一緒に行動してるだけでも「浅倉透がデートしてた!」みたいな感じで拡散されるリスクまぁまぁあると思う。
場面変わって
大手食品会社のCM仕事が来た透。
ここで選択肢が出るんだけど、大手食品会社のCMというだけあって、全部透が束縛されることを懸念する内容。正直ここLP時の透が思い出されてしまって、この回答大丈夫か…?ってドキドキしながら読んでました。
透のそれぞれの回答を要約すると「でかい案件のためには腹括らないと。なんかあったらシャニPも一緒に責任取ってくれんでしょ?仕事増えるのは良いことだしちゃんとやるわ」みたいな感じ。
シャニPからの過剰ともいえる心配も、大きな仕事を受けることによる束縛も、飢えた透の前では些末なことなのかもしれない。
【食 い】
また不思議なタイトルだな…
冒頭に青空の演出。
企業担当からCMのコンセプトと大学受験生『立花雪』としての出演と、受験に落ちて心から泣く演技を依頼されるシーン。
透が透として自然体の姿を撮られるのではなく、明確に役を与えられて演じるのって今回が初かな?線たちの12月でおばばの前で孫を演じてたけど、あくまで透として孫を演じてた感じだし。
心から泣く演技…GRADの心臓見つけたシーンとか、LPでの映画館閉鎖後の乾いた感じの喋り方とか、憶光年での「濡れてよ…」とか、情感たっぷりなシーンいっぱいあるし、透ってすごく感情が豊かな子なんだけど、泣くイメージってあんまりない。
実際にこの後のレッスンでも泣くことができていない。捕食者としてあきらめず食らいつく透だけど、果たして泣くことができるようになるのか。
【たい】
冒頭に曇り空と唸るような音の演出
いや、もう上手く行かない感満々の始まり方やん…
レッスン最終日になっても泣けない透。
シャニPから台本変えられないか交渉もできると言われるんだけど、透は会話を切って車から降りてしまう。
ここの透の気持ちはよく分かる。台本変えてもらうって自分の役者不足を認めることになる気がするし、自分に合わせてもらうことになれば、今後大した役をやらしてもらえなくなる気がする。
まぁ実際は出来ないことを無理にやらなくても、自分の出来る範囲でやれることをやる、でも案外評価貰えたりするんだよね…。
結局、リハーサルでも泣く演技ができなかった透。
一旦休憩入って、ここで選択肢。
ここで分かることは、透は台本変えた上でやりきったとしても、大きな仕事を貰えないと考えているということ。変えるのは、最後までやりきるまで待って欲しいということ。
【べた】
冒頭に本番の演技のシーン
「ふふっ、うま」
あぁ、よく見る透だ。
結局、泣く演技から笑顔の演技に変更となり、自然体の透が映ることとなった。それを見た監督からは泣きの演技よりむしろ痛々しい感じがして良い。透は間違いなく昇っていくという評価を貰う。
泣けなくても、評価される。自然体でも、評価される。いつもの透を取り巻く環境に落ち着く。
雪の降る外で、「なんかある?でっかいやつ」「もっと欲しい」「こんなんじゃ…」と静かに悔しさを見せる透。そして今回のイラストシーン。
この笑顔の透。コミュ読む前は透は相変わらず可愛いなぁ…!なんかイタズラしたシーンなのかな~とか思ってました。
全然違った。
雪を楽しそうに投げつけて、蹴りあげて、悔しさを隠した、痛々しい笑顔。
その笑顔を見たシャニPは、投げられる雪を受け入れ、受け止める。透の悔しさを受け止める。受け止めて、泣く。透の代わりに。
このシーン、私も自然と泣いていた。理由を説明するのは難しいけど、凄く美しく感じて、泣いてた。
「もっと」
「もっと来ーい」
シャニPから投げられる雪を受け入れる透の、心から喜んでるような、楽しんでるような声。
…もうね、感情がぐちゃぐちゃになっちゃうよね。言葉でこの感覚を説明しようとすると安っぽくなっちゃうこの感じ。ただただこの瞬間に浸っていたい。
【食べたい】
冒頭、透のクラス前にCMを見た生徒たちの人だかりが。
テレビを見ない時代とはいえ、CMに出演する影響は大きい。そしてもはや当たり前のように早退していない透。補講の描写は初期からあったけど、このへんの仕事で早退してる描写って天檻辺りから顕著に描かれるようになったよね。(初期は勉強できないから補講受けさせられてると思ってました。)
もともと透はノクチルの中では売れている描写が多かったとはいえ、学校っていう、ある種学生のホームでもある場所から離脱するシーンが多くなっていくのは、どこか遠くに行ってしまう感じがして切なくなる。
私が透のクラスメイトだったら多分一人勝手に切なくなってる。
CMは業界内でも好評で、早速雑誌4社からの撮影仕事。撮影中、飢えて飢えて仕方ない、獲物を探し回る透の目。
この獲物を探し回る捕食者の描写、普通に透の貧欲さが更に高まってるということだと思うんだけど、ここまで強調されるとまるで自我を失っていくモンスターみたいな描き方にも見えて、少し不安(考えすぎ)
そしてシャニPから今度は学園物のミステリアスな学生役としての仕事が来たと告げられる。
泣けないと大きな仕事を貰えないという透の心配とは裏腹に、台本を変えてもらっても世間からは評価されて、仕事がやってくる。
その現実を改めて受け入れた透。シャニPがいるなら、どんな仕事でもやれる。今後どういう風に成長していくのか。
最後に、シャニPと一緒に駆け出すシーン。
ああああああぁぁ…なんだよこれ青春ドラマかよ…
イラストシーンの辺りもそうだけど、このシーンも私と同じようにこの沸き上がる感情を抑えられなかったPの方々は多いんじゃないだろうか笑
あまりにも爽やかで、笑ってしまった。
キラキラと輝いて眩しい青春の1ページ。
私にもこんな時代があった…のかな…(遠い目)
終わりに
最初にも書いたけど、良いコミュだった。
年始にして今年最重要コミュと言っていいくらい。
GRAD、LP、憶光年を経て積み重なった透のアイドル業との向き合い方や、シャニPとの信頼関係。それらが確かなものであったと再確認できたコミュでもあり、今後の透の課題も見えた、透の第3部始まりのコミュと言えるんじゃないだろうか。(1がGRADまで、2がLP~憶光年。異論OK)
透のたどり着く先はどういった世界なのか。最後までしっかり見届けるまで死ねないと強く再確認したコミュでございました。
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