見出し画像

こどもが教えてくれたこと

それは、私の存在価値。私がいるだけで彼女たちは安心して笑顔になる。今までこんなに必要とされたことあるだろうか。

こどもが教えてくれたこと。
それは私と私の元夫がふたりとも生まれた環境で何かを抱えて大人になったひとだったということ。気づくのが遅かったから離婚をして子供達には色んな経験をさせてしまった。何も考えないで結婚して子供産んでるーと冷静な人なら例えばワタシ物語を読んでため息ついてそうだ。(それはこないだ読んだ夫婦漫画のレビューで耳が痛かった)

子供達は色んな感想を持つと思うけど、私としては感謝している。娘2人はなぜか左利きだった。親も周りにもひとりもいない。それで長女を産んだ後に左手でどこまで字が書けるか挑戦してみた。産後はなんだか自信がついてるのか違う脳みそが機能し出したのか頭が柔らかくなっていて割とすぐに書ける様になった。この時期は料理も急に上手くなり勘が良くなって、あれ?こんなに出来るんだ?と楽しく感じた。
触れて育てていくうちに子供から生命力がぐんぐん伝わってくる。先日は先生のお便りでグループを作り意見を言うのは勇気がいると読んだ。その後に保護者だけの集まりがあり慣れない緊張感で作り笑いをしてたであろう自分に帰って来てから疲れが出た。これかあ、と納得した。娘とは違う疲れ方だと思うけど。

こどもが教えてくれたこと。学校帰りにクラスメイトがトイレに行きたくなり近所の店で借りた話。とってもえらいね!と褒めた。娘は面白かったという感想だった。

こどもが教えてくれたこと。私と母親と生まれた家の人間関係の歪み。40手前で何かが剥がれ落ちて来た。
他人同士の人間関係の中でも、この人とは合わない、と感想が出た。独身の私だったら曖昧に笑って過ごしていた気がする。好き嫌いがはっきりあることにオブラートかそんなにそこをみないで通過出来ていたことを見える化させてもらった。好きも嫌いもちゃんとある、そこを我慢できなくなったり、ちゃんと傷ついたり怒りがあったこと、自分の感情が見えたこと。これも子供を守る立場になったからそうさせてもらったと感じる。
子供と遊んでいたらズケズケと近づいて余計な事を言うおじさんに出会ったことがある。私はびっくりした。そしたら娘はあっかんべーをした。おじさんはちょっといがいがした言葉を放っていなくなってくれた。ほっとした。あなたを見習うね、ママももっと二、三歩下がるとかだけでも出来る様になりたい、◯◯ちゃんえらい。と伝えた。

正直な感情表現は別に誰のことも傷つけない。傷つけたとしても解決が早い。
今日も口が達者な長女と言い合いをしている。くっだらない事で。笑
私の感情表現は育ってる。止まらなくなって、今日のケンカは勝ちたいのー!とやんややんややってたら、妹ちゃんが『まま、おもしろいんだけど』と笑っていた。
こんな乱暴に怒る私も、その後すぐに謝る私も、たまに拗らせて子供から先に謝られたときに反省する私も生まれて初めて会った。毎日一緒に暮らしてて感情を隠すなんて無理なんだ。心底ほっとしている。

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?