あんたが芸大で教授してるとはなあ 10年前は想像してない いや、5年前だって思わないなあ あはははは ここは東北の山の上の芸大、本日はオープンキャンパス、未来の芸術家候補が学内を探検する。 美術科の教授たちの会話はゆる〜っとしていて楽しそうだった。苦を苦ともせず乗れる波に乗り飄々と生きている。これが芸術家だよねぇと心の中がにこにこするわたし。 高校進学したものの受験に乗っかってみたのは水の流れが強かっただけで本心ではなかった。弾けるように家出して学歴は高
今日、私は28度の部屋でサーキュレーターも回して寝っ転がっている。 娘は幼稚園とか小学校にちゃんと行ったし送り届けた。私は‥横にならせてもらう。 誰だって休みは必要。あ、昨日は日曜日だね。日曜日だったから子供を連れてバスに乗りドーナツ屋さんへ行きました。私も座ってアイスコーヒーを飲みました。家で飲むのより香りが良かった。焚き木みたいな匂いがした。 あれはね、休みじゃない。 子供には気の毒に聞こえるが、口や手を出さないと何かしでかしそうな奴らをちゃんと見守ってる。本当はそこま
昔、姉が育児をし始めた頃、私は独身者だった。だから姉のおでこのナチュラルファンデーションの役目を合わせた日焼け止めがヨレているのをうっかり口に出した。私は『育児中なんだからそれどころじゃない』と母と姉両方からお叱りを受けた。ただ、言っただけじゃない‥綺麗に塗ったほうが綺麗だと思って、『あ、ありがとう』みたいな返しを期待していたと思う。あの日なんだか私だけ暇だったみたい。 今現在、うちの娘に似た様なことを言われたら喧嘩を売られた様な気になってイラついた返事をする日もあるのか
さっきのうみのひ。は発想を分けてもらえたから書けたので、たらはさんに感謝します。
ぴは待ってた。丸が追ってくるのを。だから三角も四角も代わりの誰かは連れて行けない。 海の底まで心が届きそうな夜に、月はまんまるでぴは目の周りがぼんやりしてきた。小さな丸が涙みたいにコロコロ落ちる。本当に底の中まで歩いてみようかしらん。自暴自棄って程じゃない。地に足がついてるだけ、ただそれが息の届かない海の中だというだけだ。 半分に切った光がお月様の真下に落ちてる。あの光を目指したら溺れないと思う。ぴは砂の上をざわざわと歩み進める。竜宮城では美しい姫様が踊っているだけだろう。
海にはたくさんのピが浮かんでいるので 海のピと呼ばれている。 海のものとも山のものとも分からない。それがピの親だった。 ピが不安にならないように育ての親がさっさとうみのピ、と呼んだ。 髪の毛はエメラルド、瞳はゴールド。 瞼は薄赤く、乳白色の肌に尖った頬骨。野生的な強い光をもっていて、憧れて近づいて来るものは皆うみのピに緊張する。 うみのピは己が特別だとそう思っていた。そうでないと流されてしまう。 自分は容易い。だから気高く傲慢に振る舞ってゴールドの瞳で眼差しを蹴散らして歩
昨日のお母さんと一緒でカモメのみみこ姉さんが「はぴはぴはぴー」と言っていた。 #ファンターネ
風邪をおして、小さき者たちをちゃんとお外で遊ばせてきた。一年以上ぶりの同窓生に出会うとかたくさんあって疲労と充実で帰宅する。娘の1行日記は 、妹のすいかがでっかくて勢いよく食べているところがよかったです。
「こうしていていいのか?」 「おれはこれでいいのか?」 「生きていたって意味がない、生きていていいのか?」 怒りと焦りと見えない涙が混ざっている質問を30年ほど言われ続けた母親はちゃんと返事をしない。 逆に母親の方はつまらない愚痴やニュースへの考察、自己流なあれやこれ、について息子から批判を受けることは殆どない。彼は人の話を聞ける男だ。近所の人がお金持ちすぎて鼻につくという愚痴の事実ではなくて、それを口に出さずにいられない母の心を聞ける。本当の聞き手だ。 片方は聞けているのに
名前を決めないと。今の名前で書き続けたらすとれすだ。笑そりゃそうだ。私よ私、もう少し格好つけたらどうですか?
私は「ひなた短編文学賞」で大賞を獲る! 全ては子供達と心豊かに歩むため☺️☺️☺️
感想が本当に来ました。感謝します🥳 お返事はマイペース😌 みなさんもお身体大事にね⭐︎
次は感想が来ますように🙏
とことこどりは人が近づくとトコトコトコ‥と小走りで逃げて行く。それを見るたび可愛くて「なんで飛ばないの?」 不思議だよねえと私も娘も笑った。 「でもかわいい」「そこがかわいいんだよね」 この鳥は尾が長くて黒い。ボディは白と黒ですずめより華奢だけど全体は大きい。『セキレイ』だと思う。 飛ぶのより歩く方が好きなのかな? 娘もなにか推理してくれていたけど、わがままな私は言いたいことだけ言って長話をちゃんと覚えていなかった。残念。その日、名前がよくわからなかった私はトコトコドリがい
中島らもさん『恋は底力』のエッセイに 「世界は終わるメソメソと ドカンとではなく」 とあったのを今でも気に入って気になって覚えている。 誰かの詩の引用だったかと思うけどそちらは思い出せず、私の中では その言葉を教えてくれた人は中島らもさんだから、らもさんが好きだ。 恐竜時代がドカンと終わったイメージだけど、やはりメソメソとした流れも多少はあったのだろうか? メソメソ終わるのは恋なのらしい。 決して美しくなさそうだ。 地球の最後はどんなだろうか。 環境破壊の点から見ればメ
今日はたくさんのひとに応援して頂きました! ありがとうございますはーと♥️