専門学校43日目(情報工学)6月12日(水)

2時限~3時限
ビジネストレーニング 2024年度版ビジネス能力検定ジョブパス3級公式テ
           キスト
           入門マルチメディア

753離職という言葉がある。もともと七五三は2で割り切れないから縁起のいい数とされ、7歳まで生きれたら大人になれるだろうと昔の人は考えたようだ。
7は中卒、5は高卒、3は大卒の数字で、
中卒の7割が3年以内に会社を辞め、高卒の5割が3年以内に辞め、大卒の3割(今は4割に近い)は3年以内に辞める現象をさしていうようになった。
専門学校でも就職を支援してくれるが、みんなどこでもいいといってもなんだかんだでこだわりがあるので、どういうふうにいいのかを先生に言ってくれると助かる。給与や休日がどの程度あるか、勤務地はどこかなど今のうちから調査しておくといいです。
今年卒業した学生は就職率100%でしたので来年の就職活動もそれなりにいいとは思うが、辞めてしまう人にはならないでと思います。

NEETという言葉がありますが、これはNot in Employment,Education or Trainingの略で仕事についていない、学校にも通っていない、職業訓練も受けていない若者(15歳~34歳)のことをニートという。2021年のデータで日本に75万人いるそうだ。当校の所在地域の人口が45万人なので相当な数である。仕事を辞めても次にすることが決まっていればいいが、そうでなくただ辞めて時間がたっていくと次の会社が決まりにくくなる。誰でもニートになる可能性はある。

フリーターという生き方もある。フリーランスとかアルバイターなどともいう。これは正社員以外の形で生計を立てている人をいう。ただあまりいいとは思われない。
ゲーム会社に勤めたければ、作品(ポートフォリオ)を作って能力を見てもらう必要があり、過去の卒業生は10~12作品くらい用意していた。SONYはに行きたくても難しく、まずはSONYに派遣してくれるA社に入社し、5年間SONYに派遣されて仕事をし、それからSONYの正社員になった人もいる。急がば回れではないけども、どこに行きたいかが明確なら経路はいろいろあるから探してみるとよい。NTTも人気だが入るのが難しく、会社ごとに試験などの内容が異なり、面接だけでなく、作文やSPI試験を受けるなどいろんな試験がある。東京などに試験を受けに行くなら一度に2~3社は受けるようにしてほしい。行ったり来たりするとお金がかかってしまい大変だからだ。

離職することがあってもそこから引きこもりにはなってほしくない。引きこもりは学術用語でその定義は、社会的な参加をせず、6ヵ月以上家庭にとどまっている人とされる。パラサイトシングルという言葉もあるが、親に寄生しててもどこかで独立しなかったら困ることになる。富裕層ならともかく、たいていは働いて生きていくしかない。


4時限~6時限
ネットワーク概論 キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024
         インターネット検定 .comMaster ADVANCE公式テキスト
         第4版

先週は中間試験でした。先々週は教科書p.97まで進めたのでその続きからです。
①WebサーバとWebブラウザ間の通信
■www
これはworld wide webの略。ハイパーリンクを活用したコンテンツ配信の仕組みが普及していて、ハイパーリンクが蜘蛛の巣のように広がっていることからwwwという。規格はWWWコンソーシアムなどにより標準化が行われている。
webブラウザとwebサーバーの間の通信プロトコルはHTTP(hypertext transfer protocol)が利用される。ユーザはwebブラウザに閲覧したいコンテンツのURL(uniform transfer protocol)を指示してリクエストを行う。そしてwebブラウザ側でリクエストメソッドやHTTPのプロトコルバージョンなどの情報を付加してwebサーバーに送る。それに対してコンテンツを返してブラウザがレンダリングエンジンにより解釈して画面に表示される。このレンダリングにもいろいろあり、3章で学ぶ。リクエストメソッドには、DELETE、GET(指定データの取得)、HEAD、OPTIONS、POST、PUTがある。
HTTPは通信に対する暗号化を行わないため、通信路上で第三者から盗聴などを受ける恐れがある。HTTPSでは通信を暗号化してセキュリティを向上させている。HTTPSは一般に広く使われている。HTTPS通信を行う際は、https://で始まるURLを用いてサーバーにアクセスする

■HTTPの挙動
これも3ウェイハンドシェイクで通信を確立して行う。

■HTTPのセッションとステートレス問題
接続から切断までの処理をまとめてセッションという。
状態を維持しないプロトコルをステートレスという。ステートレスな通信では1回のリクエスト、レスポンスごとにTCP/IPコネクションが生成され、そのため毎回接続と切断が繰り返され効率が悪い。

■HTTPのプロトコルバージョン
バージョンは0.9が初めで、HTTP/1.0、長く使われてきたのがHTTP/1.1、の1.1の問題を解決したHTTP/2、さらに高速化のために最新のHTTP/3がある、4も開発中だという。
HTTP/1.1
これはステートレス問題を解決するための仕組みが追加された。

HTTP/2
コンテンツが増えてきており、その数に応じてHTTPリクエストの数とコンテンツ転送時間が増加している。こうした問題に対処するためにSPDY(スピーディ)というアプリケーション層のプロトコルがGoogl社により提唱された。1つのTCP接続で複数のHTTPリクエストを同時に受け付け無制限のストリームを可能としている。ただし古いサーバでは対応していないものもある。

HTTP/3
さらに高速化するのがHTTP/3。これもGoogle社が開発し、QUICというトランスポートプロトコルがある。
QUICではUDPを利用して接続と転送で生じる遅延を短縮し、暗号化による安全な通信を行う。QUICはどこでもできるわけでなく、Google Chromeなどで有効にすることができ、Googleのサーバで利用できるが、Google Chrome以外のブラウザやサーバに取り入れられつつある。


■HTTPヘッダー
ブラウザとサーバ間の通信ではHTTPヘッダーが渡される。ヘッダーに含まれる情報は、ブラウザ上には表示されない。
リクエストヘッダー、レスポンスヘッダー、エンティティヘッダー、一般ヘッダーの4つに分類される。

■ステータスコード(覚えること有)
サーバはブラウザからのリクエストを処理し、結果をステータスコードとして返す。結果を3桁の数字で表したもの。
100番台は一時的なレスポンス、200はOKでリクエストが正常に処理されたことを表す。これは覚えておいてほしい。
200番台はリクエストの処理は正常に完了した。400番台はクライアントエラーで、サーバーが処理できなかったことを表す。401から408、これも覚えてほしい。401はUnauthorizedでリクエストには追加で認証情報が
必要。403はForbiddenでアクセスが拒否された。404はNot Foundでリソースがサーバ上に存在しない。408はRequest Timeoutで受付が時間切れ。413が処理可能なサイズを超過している。500番台はサーバに不備があり処理に失敗したことを表す。500はInternal Server Errorでリソースの実行時にエラーが発生で、これも覚えておいてほしい。

■クライアント端末の判別
スマートフォンはPC上のブラウザとほぼ同等の機能のブラウザを搭載している。しかし画面が小さいのでスマートフォン向けに見え方を変えるwebサイトも多い。端末ごとに見え方を変えるためアクセスしてきたユーザがどのような端末かを判別する必要がある。ユーザエージェント情報とIPアドレスが有用な情報になる。ただプライバシーの観点からGoogle Chromeではユーザエージェント情報を送信するのは非推奨となっている。携帯端末が移動通信事業者(NTTとかソフトバンク)のゲートウェイを経由するとどこからアクセスしたかが大体わかるが、無線LANでのアクセスやフィーチャフォンでのアクセスもあるためIPアドレスだけで判別することは確実ではない問題もある。

■MIMEタイプ
メールのところでもでてきた言葉。エンティティヘッダーにメディアタイプを指定するように規定され、このメディアタイプをMIMEタイプという。これはヘッダーの中で、Content-Type:text/htmlのように(タイプ/サブタイプ)という形式で送信される。


②Webコンテンツ記述言語
HTMLのことである。
■HTML規格の進化
HTMLの規格はW3Cで策定される。もともとSGMLという汎用的な言語が作られていた。これは文書などをまとめるために考え出された。これがおおもとにあって、そこからXMLやHTMLが派生している。数式を書くためのMathML、画像のためのSVGなどもある。
最初は2.0から始まった。2.0では文字装飾などはHTMLで書いていた。それが後にHTML4ではCSSでデザインを書くようになった。2014年にHTML5になり、現在はHTML Living StandardがHTMLの標準にすることになり、WHATWGが標準化を担うことなった。


■HTML文書の構造
タグを使って文書の構造を作っていく。昔はテーブルタグでグループを表したが、今は<div>タグを使う。この辺はHTMLの授業でも習うので飛ばします。

■CSS
CSSを使うことで複数の見出しなどに一括で色を付けたり大きさを変えたりできる。

■ファビコン
favorite iconに由来。タブなどに表示される小さなアイコン。

■スマートフォンを意識したページ作成
レシポンシブデザインで作られたページが増えている。当校のHPも表示域を狭めるとデザインが変わる。
●アクセシビリティは様々な人やデバイス、状況からコンテンツを利用しやすくするもの。すべてを満たすのは難しいができるだけ従う法律として、2016年4月に「障害を理由とする差別の解消の推進に関する法律(障害者差別解消法)」が施行された。
W3Cが公開しているWCAGでは原則が1.知覚可能、2.操作可能、3.理解可能、4.堅牢である。

●レスポンシブデザイン
●動的配信
●アダプティブデザイン
●AMP(Accelerated Mobile Pages)
●PWA(Progressive Web Apps)
この辺は飛ばしていきます。

■XML
拡張可能なマークアップ言語で1998年にW3Cにより策定された。HTMLの機能を補い、情報交換が効率的にできる。HTMLは自分でタグを定義できない。それに対してXMLはタグを自分で独自に定義できる。XMLにより定義された主な言語にXHTML、SVG(ベクター画像記述言語)、RDF、RSSがある。RDFとRSSは似たようなもの。Wordのファイルで.docと.docxの拡張子がある。.docのほうは1997年版など古い形式。2007年から.docxに変わった。.docxのxはXMLで定義されているものだと示す。エクセルやパワーポイントもXML形式に拡張子が変わっている。古いのと新しいので同じ内容の文書でもファイルサイズが異なったりする。

■HTML文書におけるファイルの指定
絶対パスと相対パスの指定方法があり、HTMLの授業でも習いました。
ドキュメントルートという階層のトップにあるディレクトリがあり、そこからツリー構造で下位のディレクトリやファイルがある。絶対パスはルートからのディレクトリを/で区切って書くが、相対パスは現在のディレクトリからの相対的な位置を示すために親ディレクトリは../で表し、../../file1/file2/index.jpgなどと書く。絶対パスで書くと移動させたときに全部書き換えないといけなくて、相対パスで書くのが一般的。当校のHTMLは絶対パスで書かれている。ワードプレスで作っているので絶対パスで書く必要があった。

③Webサーバー技術
ユーザからの入力等に応じて変化する動的コンテンツを利用するためにサーバも様々な機構を備えるようになっている。
■CGI(Common Gateway Interface)
Webサーバがユーザのリクエストに応じて別のプログラムを呼び出し、そのプログラムに応答を任せる仕組み。そのプログラムのことをCGIプログラムという。いろんな言語が使われていて、Perl、PHP、Ruby、Python、C/C++など。CGIを用いることで、
アンケートフォーム、電子掲示板、アクセスカウンターなどのインタラクティブなWebページが作れる。アクセスが多いとサーバを数台用意して負荷分散させるなどが必要。

■SSI(Server Side Includes)
最近はあまり使わない言葉だが、HTMLファイル内に記述されているコマンドを実行し、結果をHTMLファイル内に埋め込む仕組み。

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