専門学校53日目(情報工学)6月26日(水)

2時限~3時限
ビジネストレーニング 2024年度版ビジネス能力検定ジョブパス3級公式テ
           キスト
           入門マルチメディア

授業の進度がかなり進んでいるので雑談的なことも話してもらえました。
世界の人口は81億1900万人にも達するが、そのうち何人との出会いがあるだろうか。
人生80年、100年といわれるが、その間に何らかの接点をもてる人は3万人ほどだという。
同じ学校や職場は3000人、親しく会話できる人は300人、友人は30人、親友は3人ほど。なので出会いは大切にしてほしい。卒業してLINEを消してそれっきりになる人も結構いるが、もったいないです。

世界で一番人口が多い国はインド、次に中国、3番目がアメリカ、日本は12番目。出生率(しゅっしょうりつ)が2.08を下回ると人口は維持できず減っていく。
一般常識程度に覚えておいてください。


ビジネストレーニングの本題に入ります。
給料は定額制と出来高払い制とがある。日本は定額の月給制が多い。
給与総額は月例給与と賞与の合算で決まります。月例給与は基本給と手当とからなり、基本的に基本給が多い会社に就職するほうがいいです。賞与は6月と12月に支給されることが多く、基本給が20万で賞与が年4か月だと20×4で合計80万が2回のボーナスで月例給与とは別にもらえます。

仕事の8つの意識(研修などで教わることだと思いますので覚えておきましょう)
①顧客意識⇒お客様第一などと日本ではおもてなし文化でよく言われます。世界から見るとあまりないことのようです。
ユニバーサルサービスという言葉があります。ユニバーサルデザインのサービス版。国、年齢、性別、障害の有無などに関係なく顧客の満足度を高めるサービス。

日本は3つのKを推進しており、
1.観光
2.環境
3.介護
の3分野に力を入れている。コロナで観光は一時落ち込んでしまいましたが、また盛り上がりを見せているのが観光です。今後高齢化がもっと進むので介護も必要になってくる分野です。ただ給与が低い産業という認識があります。もしIT分野で働いててこれらのどれかに絡めたらうまくいくと思います。そういったことを考えながら仕事をしてみるといいでしょう。

<お客様の分類>
会社などではどれくらいお客が来るか、買うかの予想を立てます。この時の予想を見込み客といいます。そして実際にモノやサービスを購入したお客を新規客といいます。人は初めてのものは試したいもので1回は買ってくれたりするが、問題はその次です。新規客からリピーターになってもらえるかが成功のカギです。リピーターから得意客になると、お店やサービスの宣伝をしてくれるようになります。ここのお店がいいんだよね、といった感じで他人に進めてくれたりする状態です。そこからさらに生涯顧客になってくれるとずっと購入し続けてくれるので一生安泰になります。何の仕事をするにしてもこの人から買いたい、この人にやってもらいたいと思われるような人になってほしいです。

CSは顧客満足度の略称です。これは大切な概念ですが、これのほかにESという従業員満足度というのもあります。ESが良くないとよいサービスを提供することができないので、CS以上に大切にしてほしい。

②品質意識
2つの質があります。
1つは商品の質でこれは日本はもう世界に勝てないと思われますので、
2つ目の人の質(サービス)で優位性を築いていくしかないように思われます。昔は家電やその他の製品で日本製が席巻したが、今はスマホなど米国製、中国製、韓国製が多いでしょう。きめ細かなサービスの提供で差別化を図ることなども考えてほしい。

<ポイント>
1.市場研究
自分の勤める会社のライバルについて研究してほしい。
2.再点検
良くなかったところなどはすぐ直してほしい。
3.クレームに耳を傾ける
クレーマーは意外と正論が多いです。4%くらいの人がクレームを言ってくるそうです。


ハインリッヒの法則
1件の重大事故の裏には29件の軽い事故があり、その裏に300件のヒヤリハットがある。
事故などは運が悪いのではなく、必然ともいえる背景があったりします。類似の問題は数多くあり気を付けましょう。


4時限~6時限
ネットワーク概論 インターネット検定 .comMaster ADVANCE公式テキスト
         第4版
         キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024

前回は教科書p.132まで進み、FTP、ストリーミング配信、プログレッシブダウンロード、などの内容に触れました。

●コンテンツ形式
ファイルの識別のためにファイル名が付けられ、どのような種類のファイルかを識別するために末尾に拡張子が付けられる。.htmlや.cssなど。macOSやLinuxでは拡張子がなくても認識ができる。
①インターネットで送受信されるファイル形式
■文書ファイル
いろんな形式があります。FTPでもやったけどテキストファイルとバイナリファイルに分けられる。
文字が並んでいるだけのがテキストファイル。CSVとかTSVファイルもあり、これらはデータのやり取りをするのに適している。CSVはカンマによって分けるものでTSVはタブを使ってテキストを分けるファイル。HTML文書、XML文書、JSON、YAML、jQuery、OPMLなど多様なテキストファイルがある。
バイナリファイルははPDF文書やOffice文書がそれにあたる。

■画像ファイル
大きく分けてビットマップとベクターがある。主なビットマップ形式にBMPやJPEG、GIF、PNG、HEIF、TIFF、WebPなどがある。ビットマップは写真のような画像の保存の際によく使われる。
ベクター方式にはSVGなどがある。線や麺の情報で記述されているため、拡大してもエッジがスムーズに保てる。SVGファイルはメモ帳で開ける。データ量がビットマップより少なく転送時間が比較的短い。

JPEGは静止画の圧縮ファイル形式。拡張形式としてプログレッシブJPEGがある。ダウンロードしながら徐々に鮮明にする。
GIFは現AOLが開発した画像形式。256色まで扱える。色数が少なく荒い。ロゴマークとかイラストなどに向く。ダウンロードしながら徐々に鮮明にするインターレスGIFなどがある。LZWとい圧縮技術が使われるが、それはUnisys社が特許を持っている。特許のためにGIFを出力するソフトの開発が見送られたので、代わるものとしてPNGが作られた。
PNGはフルカラーであり、画質(色数)はきれいである。どうして新たに開発する必要があったかというと、透過処理が欲しかった。GIFのライセンス問題を回避するために、圧縮方式はZipを採用している。
WebPはGoogle社が開発したオープンソースの画像形式。まだそんなには使われていない。
HIEFはHEICと呼ばれることもある。JPEGの約2倍という高圧縮率で高画質を実現している。Apple社のiPhoneなどでも採用されている。MicrosoftのWindowsやGoogle社のAndroidでも採用された。

■動画・音声ファイル
映像データと音声データをコンテナ形式でまとめて同時に再生する方法が一般的。これらのデータを特定の形式に変換(coder)したり再生可能な状態に変換(decoder)するプログラムをコーデックという。
動画コーデックにはMPEG(MPEG1、2、4がある)、H.265(H.264の後継規格)、WMV(MPEG4をベースとする規格で7から9までバージョンがある)、AV1(AOMedia Video 1、YouTubeでよく使われる)などがある。
音声コーデックにはMP3、AAC、WMA、Vorbisなどがある。
MP3は人間が聞き取れない高温や低温部分をカットしてデータサイズを小さくしている。聞ける人もいるかもしれないが、通常は聞こえない。ヒトは2Hz~20kHzまで聞こえる。
AACはMP3と同じくISO/IECにより定められた規格。
WMAはMicrosoftが開発した規格。WMA1.0から10まで複数のバージョンが存在する。多チャンネルに対応した高音質な音声形式。
Vorbisはオープンソースで開発されている。音質はCDと比べても遜色ないが、あまり使われていない。

◆コンテナ
コンテナは動画や音声データを格納する箱のようなもの。コンテナ形式は多数ある。
コンテナ形式によってはコーデックを自分で選べ、動画はH.264、音声はMP3といった使い方ができる。
AIFF(Apple社が開発した音声データを格納するコンテナ形式)
AIFC(AIFFの拡張形式)
WAV(音声専用コンテナ形式)
AVI(動画、音声形式のデータを格納できる、再生には対応するコーデックがインストールされている必要がある)
ASF(AVIの後継として開発、ストリーミング配信にも対応、動画、音声、画像、字幕等も格納できる)
MP4(一番よく使われている)
QuickTime(Apple社のコンテナ形式でMac用に開発された)
WebM(Google社の開発したコンテナ形式、YouTubeで利用されている)
などがあり、動画、音声データの形式にあったコーデックが必要となる。
どういったコーデックを使っているか調べたいとき、たとえばメディアプレイヤーなどの再生ソフトから、ツール→コーデック情報、で見ることができる。情報トピックスのテキストにも書いてあるのでまた読んでおいてください。

■リッチコンテンツファイル
動きのあるコンテンツのデータファイルを指す。HTML Living Standardではリッチコンテンツ機能がWebブラウザの標準機能として実装されていてHTMLの<video>タグでプラグインやプレイヤーをインストールすることなく動画をブラウザ上で再生可能になっている。ブラウザによりサポートされている動画形式は異なる。主な対応形式にH.264がある。最近はこういうリッチコンテンツファイルという言い方はしなくなっている。

②圧縮技術
可逆圧縮と不可逆圧縮がある。圧縮したデータを戻すのを伸長、展開、解凍などという。解凍に対する言葉として圧縮することを凍結という言い方もあるが、あまり使わない。
元のデータに戻す際に完全に元のデータと同じにできることを可逆圧縮という。戻せないものを不可逆圧縮という。

③書庫と圧縮ファイル
書庫はアーカイブという。複数のファイルをまとめて1つのファイルにしたもの。本来、圧縮ファイルとは異なるが、圧縮ファイル形式の多くは複数のファイルを1つにまとめて圧縮できる。
事実上の標準となっているものがZip形式。この方法が考えだされて数十年経つ。
他にも
GZIP(GNU zip)はUNIX上で標準的な圧縮ファイル形式
xzはUNIX上で使われる。
bzip2はあまり使われていないがLinuxやUNIXで使われることもある。
RARは圧縮ファイルがある程度破損しても修復可能
JARはJavaのプログラムやデータ等を1つのファイルに圧縮する方式。
7zはファイルの圧縮とアーカイブを行う方式。
LZHは日本人が開発した圧縮形式。セキュリティの問題があるので配布するときに使うのは望ましくない。
などがある。各形式だけでなく何を圧縮するかによっても圧縮率が変わってきます。
PPAP問題というのがあります。
Password付きzip暗号化ファイルを送ります。
Passwordを送ります。
Aん号化
Protocol
でPPAP、少し無理があるかなという感じもするけど。問題としてあります。

■自己伸長形式の圧縮ファイル
伸長ソフトを必要としない自己伸長形式という圧縮ファイルがある。ただその分サイズは大きくなる。実行ファイルであるため、対応したOSにおいてのみ伸長ができる。
圧縮解凍ソフトにはいろいろあります。Windows自身にも圧縮とか解凍の機能がある。無料でもいろいろソフトがあります。有料のもので有名なのはWinZipがある。5,280円です。先生は7zipというソフトをよく使っているそうです。

第1章の終わりにある
●プログラミング、と●システム開発方法論
は2つ星なので割愛します。興味があればまた見てもらえればいいかなと思います。


第2章
インターネット接続の設定とトラブル対処
●アクセス回線と通信機器
ホストをインターネットに接続するには通信機器が必要になります。一般には電柱から光ファイバーが引かれ、光回線終端装置を家庭に置くことでルーターを介して接続できる。有線でに接続ならさらにスイッチングハブやLANケーブルが必要になる。

①家庭用ルーター
インターネット接続用にプロバイダーから割り当てられるIPアドレスが1つの場合でも、ルーターはNAPT機能を有しており家庭内の複数のホストからインターネットへ接続できます。プロバイダはCGNというNAT装置を設置してユーザにプライベートIPアドレスやシェアードアドレスを割り当てて、グローバルIPアドレスを節約している場合がある。
家庭用ルーターはプロバイダーと接続する機能のほかにも
DHCP、ファイアウォール、ポートフォワーディング、UPnP NATトラバーサル、DNSプロキシ、無線LANアクセスポイントの機能がある。

②無線LAN機器
第1章でも少し載っていました。親機と子機で構成される。技適マークのついていない製品を日本国内で使用すると電波法違反になる場合がある。外国からの入国者は90日に限り利用できる。
国により基準などが異なるため、相互認証協定(MRA)という協定がある。これにより、電気通信機器や電気用品の輸出入が円滑になり企業の負担が軽減される。

③スイッチ/ハブ
ハブにはスイッチングハブとリピータハブがある。市販のハブは通常スイッチングハブである。

●ネットワーク接続端末
①OS
ハードウェアを管理し、ソフトウェアを動かすための基本ソフト。Windows、macOS、iOS、iPadOS、Androidなど。パソコンで一番使われているのはWindowsなのかな。スマホやタブレットもあるのでOSというくくりではWindowsのシェアは低くなっている。
■Windows
Windows11は2021年10月に発売された。Windowsはアップデートを重ね23H2とかになっている。11は秋だけアップデートがある。おそらく11月ごろに発表があるのではないかと。その時は24H2になる。
バージョン見るときはWindowsボタンを右クリックしてシステムから見れます。Windows10は2025年10月14日以降サポートが終了する。企業では古いのを使っているところもあり、最新の11にしないといけなくなっている。

■macOS
Apple社のMacintoshシリーズ専用のOS。UNIXとして認証されているOSでもあり、BSDやLinux用に開発されたソフトウェアを容易に導入できる。ライセンス的にApple社以外の開発したほかのPCに入れるのは難しい。1984年に登場したときはSystem1などと呼んでいた。MacOS9までとⅩ以降は大きく差があり、ⅩからはLinuxの一つになっている。最新のmacOS Sequoiaは秋ごろに出る予定でAIが搭載されるなど話題になっている。CPUは当初はApple社が独自に開発したものを使っていたがIntel社のものを使うようになり、再び独自のCPUを使うようになっている。仮想化することでWindowsを使うこともできるが、その逆はできない。つまりWindowsでmacOSを使うのはできない。

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