専門学校58日目(情報工学)7月3日(水)

2時限~3時限
ビジネストレーニング 2024年度版ビジネス能力検定ジョブパス3級公式テ
           キスト
           入門マルチメディア

2限目は数学を、3限目にビジネストレーニングをやりました。
数学は面積を求める公式
S=1/2bcsinA=1/2acsinB=1/2absinC
を使って解く問題に取り組みました。
小学校で習う直角三角形の面積を求める公式は正確には
S=1/2×底辺×高さ×sin90°のことで、sin90°=1だからsinは書かない形式だったのです。
あとはヘロンの公式を使って解く問題(余弦定理でcosを求めてsinを求めてから解く方法もあり)と、平行四辺形の対角線の長さを余弦定理で求める問題、平行四辺形の面積を求める問題でした。

ビジネストレーニングは先週学んだ①顧客意識と②品質意識に続いて納期意識と協調意識を学びました。
③納期意識
仕事には期限があります。もし期限のない仕事をしたければ芸術家とかを志したほうがいいでしょう。
納期が遅れると、商品の価値が失われてしまう。それだけでなく、信用や信頼がなくなってしまいます。
楽しみにしていたゲームの発売が1年延期すると、プレイしたい気持ちがなくなるかもしれない。
2年生は現在就職活動をしていますが、成績証明書、履歴書、卒業見込み書、健康診断書を企業に提出します。そのとき、成績よりも欠席や遅刻がどれだけあったかが気にされる。成績のよさは頑張ったことはわかるが、仕事でつかえるレベルには達していないことが多く、あまり重要視されません。
<ポイント>
⑴期限を確認、逆算してスケジュールを立てる(予備日を設ける)
⑵優先順位(重要なことを先にこなす)
⑶一日の仕事はその日のうちに!!

④協調意識
<ポイント>
⑴役割分担をする→責任の所在を明確に(日本人はこういうことやディベート、きつく言うことが苦手で仕事とプライベートを分けられない。外国だと仕事で対立してもプライベートでは仲良くしていたりする)
⑵個人レベルのコミュニケーション(個人として仲良くしていくことで全体として仲良くなる)
⑶全員合意のルール

どのようにしてチームワークが阻害されるか
⑴スタンドプレーをする人がいる(手柄を独り占めしようとするなど)
⑵無関心(チームとしてやることに関心を持たず、自分だけ取り組まないようにするなど)
⑶ルール違反



4時限~6時限
ネットワーク概論 インターネット検定 .comMaster ADVANCE公式テキスト
         第4版
         キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024

前回6月26日は教科書p.168のmacOSのことまで学びました。
OSにはWindows、mac、Linuxなどあります。

■iOS/iPadOS
iOSはUNIX系のOSであるDarwinをベースにしている。APPLE社が開発している。それと基本は同じだけど違いがあるのがiPadOSです。アプリはAPP Storeからしかダウンロードできない。アプリは審査を受けるのでマルウェアなどが入り込むことは少ないが、過去にマルウェアが配布された事例もある。

■Android
Google社が開発するオープンソースのOSでいろんなところで使われる。様々なメーカーが採用し、テレビなどにも使われている。アプリはGoogle Playで入手できるが、他社が運営するマーケットなどからでもダウンロードができる。いろんなところからアプリを入手できるため、App storeより不正なプログラムが出回りやすい。
root化というOSの特権を取得する操作もできるが、保証が無効になる。

■Chrome OS
Linuxベースで開発されたOS。いろんなメーカーの機器に採用されているが、ChromeOSそれ自体をインストールすることはできず、オープンソース化したChromiumOSは公開されている。Googleのオンラインストレージ上にデータを保存するため、ほかのOSのように内部ストレージを占めない。

②目的別端末
プリンター、ゲーム機、ネット家電、ウェアラブルデバイスなどネットに接続できる端末は多い。
■NAS
network attached storageの略。ファイルサーバー専用機。ネットワーク対応ハードディスクとも呼ばれる。学内の共有ファイルもNASを使っている。以前はそうでなかったがNASを使ったほうがいいということでNASを導入した。ファイル共有用のプロトコルにはSMBが使われる。このプロトコルは多くのOSで利用でき、事実上の標準プロトコルとなっている。ネットワークに接続していれば、許可されている端末からファイルの閲覧や編集ができる。企業で使うときには4台以上のHDDが多い。
複数のHDDを組み合わせて仮想的なドライブを作り出すRAIDに対応したものもある。
大きな容量のHDDは高かったので、安価なHDDをつなげて使おうというのが始まりでした。
この辺は国試対策のコンピュータ概論でも習いました。
データを分散記録し高速な入出力を実現するRAID0(ストライピング)、全ドライブにデータを冗長記録するRAID1(ミラーリング)などがある。
通常同じ容量のHDDを使う。RAID0では例えば2TBの容量なら、書き込みは2TBできるが、RAID1だと同じデータを書き込むので1TB分書き込めることになる。学校のRAIDは5を使っている。

■ネット家電
Webページの閲覧が可能なテレビや、家庭内ネットワークを介して動画などをやり取りできるAV機器(BRディスクレコーダー等)などがある。家庭向けのNASで音楽などを入れてスマートフォンから視聴するなどもできる。
DLNAガイドライン対応のデジタル家電からはDLNAサーバー機器に対応したNASを利用できる。
DTLAが策定しているDTCPをIPネットワークに適用した規格DTCP-IPはDLNAと共に使用され家庭内ネットワークにおける各種デジタル映像の配信に使用される。

■ウェアラブルデバイス
身につけることができるデバイス。半導体の小型化が進み、腕や頭に装着するデバイスが注目されている。外部とのデータのやり取りはBluetoothでスマートフォンと行うものが多い。

■ネットワークカメラ
インターネット経由でライブ映像をモニターできるカメラの利用が監視目的などで利用される。しかしアクセス制御の設定が不十分で自由にアクセスできる状態のカメラが多く見つかっている。

機器の接続規格
①Bluetooth
最近使っているかと思います。例えばマウスやワイヤレスイヤホン、キーボードなどもそう。無線PAN等で利用される。周波数帯は2.4GHz帯。複数のバージョンがあり、現在使われるのは4.0以上。4.0以降はlow energy bluetoothという低消費電力で使えるようになった。最新のは5以上がでている。
バージョンとは別に様々な機器に対応するためにプロファイルが規定される。HIDやOPP、PANなどがある。日本国内で使用できるのには技適マークがついている。

②USB
universal serial busのことで、1996年公開のシリアル規格。プラグアンドプレイやホットスワップに対応していて、ユーザーが簡単に機器を扱える。プラグアンドプレイは機器につなぐだけで使える機能。ホットスワップは接続する端末が電源のついたままでも抜き差しできる機能。この辺は国試対策の授業でも学び、中間試験にも出題された内容です。
USB2.0は480Mbps
USB3.0は5Gbps
USB3.1Genは10Gbps
USB3.2Genは20Gbps
USB4Gen2×2は20Gbps
USB4Gen3×2は40Gbps
という速度になっている。単位はバイトではないことに注意。もともとタイプAはホスト側、タイプBはデバイス側というように分けていたが、タイプCではホストとデバイスの判別を機器側で行うようになった。

③Lightning
APPLE社独自の規格。iPhoneやiPadのような機器のコネクタに採用される。現在はタイプCを採用することが多くなっている。ライセンスを受けて製造されたケーブルには認証チップが組み込まれており、ライセンスを受けていない機器を接続すると使用できなかったり発火の恐れがある。


インターネット接続サービスにおけるアクセス回線
ユーザがインターネットに接続するにはISPに接続するアクセス回線が必要となる。
有線ならFTTH、ADSL、CATV、無線は5Gや4Gなど。いずれもMbpsクラス以上の速度を実現している。ベストエフォートで提供され規格上の最大通信速度を保証するものではない。実行速度は回線を共有するユーザ数やサーバーの混雑具合などに左右される。
それに対してギャランティ型は速度を保証するものであるが、価格が高い。法人とか速度を保証してほしいところが使うタイプになる。
おおよその回線速度が計算できる。
10MBのファイルが4秒でダウンロードできたとする。下り(ダウンロード)の速度は
10MiB≒10.5MB
10.5MB×8bit=84Mbit
84Mbit÷4秒=21Mbps
計算される。下り47MbpsのADSL回線だと21Mbps÷47Mbps≒0.446となり実行速度は約45%、下り100MbpsのFTTHなら21Mbps÷100Mbps=0.21で実行速度は約21%となる。

①FTTH
各家庭に光ファイバーを引き込む形態の総称。今一番普及している回線。

■機器、機材(2つ星になっていますが見ていきます)
光ファイバー
同線と比べて伝送効率が高いので遠距離でも高品質な通信が可能。電磁波の影響を受けにくい。現在は一本の光ファイバで300Tbpsの伝送が可能になっている。
どういった仕組みになっているかというと、ケーブルのコアの部分が1mmくらいのプラスチックやガラスでできている。家庭用のはプラスチックがほとんどで、ガラスのは高品質なものに使われる。コアの周りにクラッドという層があり、コアとクラッドの屈折率の違いで光が境界部分で全反射してコア内を進む。コアの太いマルチモードファイバーとコアの細いシングルファイバーがある。

プラスチック素材のものは伝送損失が大きく伝送性能は劣るがガラス系に比べると折れにくくて扱いやすい。
光ファイバーの接続に使われる光コネクタにはSCコネクタとLCコネクタがある。

光回線終端装置はONU、メディアコンバーターと呼ばれる。これは光信号と電気信号を変換をする。単体としてもあるが多くの場合、ホームゲートウェイの中にONUの機能が含まれている。ホームゲートウェイはルータの役割も担う。学校の光終端装置は単体であるが、教科書の写真より小型になっている。ホームゲートウェイはLANケーブルでPC端末と接続される。

■FTTHの接続方式
一つの光ファイバを1ユーザが占有するシングルスター方式と一つの光ファイバーを複数のユーザで共有するパッシブダブルスター方式がある。シングルスター方式は高速だがコストが割高となるため企業などで使われる。パッシブダブルスター方式は最大16まで分けれる。基地局にはどの加入者からのデータかを仕分けるOLTが設置される。加入者側には光回線終端装置(ONU)が設置される。
シングルスター方式は速いからといって必ずしもギャランティ型というわけではない。
どうやって回線を家庭に引き込むかというと、エアコンのダクトの穴を使って引くことが多い。そういうのがない時は許可を取って穴をあける。借家の場合は大家さんの許可を取る必要があります。

■集合住宅の接続方式
集合住宅では回線を引くのは難しい。配線には光配線方式、LAN配線方式、VDSL方式がある。
電柱にはいろんな回線があり通信用ケーブルは低い位置にひかれている。高いほうには電線を引いている。電力線のほうが重要なので、高い位置にある。
PT盤とは光ファイバー回線を加入者施設内へ配線するための接続装置のことで、集合住宅ではこれを設置する。PTを介して各戸に回線を引く。

■FTTHの留意点
人の住んでいる地域の90%以上はカバーしているが未対応の地域もまだある。

■IPv6対応
NTT NGNのトンネル方式
PPPによるトンネル接続を用いてIPv6インターネットとの通信を実現する。

来週はADSLとCATVを見ていきます。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?