専門学校57日目(情報工学)7月2日(火)

1~3時限
情報リテラシー実習 情報利活用 表計算Excel2021対応

先週のテストでWordは終わり、本日からExcelを学んでいきます。
前期ではExcelの基本操作を学びます。分析したりとかは後期にやります。
まずは学内共有フォルダーからExcelの学習に必要なデータを自分のExcel用フォルダにコピーして展開しました。
Lesson1と2を学習します。
Wordも文書を作るのに順番があるようにExcelも順番がある。
データの入力、ブックの保存、数式の作成、表の編集、上書き保存の順。表の装飾はデータの入力後にする。ファイルのことをブックという。

ブックの左の縦に並ぶ数字は行番号で上に横並びになっているアルファベットは列番号。マス目の一つ一つをセルといい、選択対象のセルをアクティブセルという。行列の番号の左上にあるのが名前ボックスでセル番地が表示されます。fxの右横にある枠は数式バーという。セルの右下の小さな四角はフィルハンドルという。フィルハンドルにマウスのポインタを合わせると、プラスマークになる。その状態でドラッグするとオートフィルができる。

Excelは基本的に半角英数字で入力していく。
Excelでは縦方向に移動する時、enterキーで移動するが、横移動はtabキーを使います。
データを複数のセルに入力する場合、あらかじめセルを範囲選択しておき、データを入力するとenterキーで範囲の一番下に移動すると次に隣の列の一番上に移動できる。わざわざtabキーを使う必要もないので効率がいい。

日付の入力は漢字で打たなくても、4/25のようにスラッシュを使うと自動で変換されて表示される。
オートフィルは連続番号を付与するだけでなく、セルのコピーもできる。オートフィルしたセルの右下にオプションが表示されるが、そこからセルのコピーや連続番号の設定などができる。
数式の入力は=を入力してから、例えばC4をクリックし、演算記号*を打ち込み、さらにD4セルをクリックすると、数式=C4*D4の掛け算の演算結果が表示されます。それをオートフィルすれば参照するセルとの相対的な位置関係を保ちながら数式をコピーできる。

Excel2021からスピルという機能が追加された。これは覚えておくとよいでしょう。
上の数式の例でいうとC4~C8までとD4~D8までをかけて演算したいとき、=C4:C8*D4:D8と入力してenterで確定すると、下のセルまで自動で入力されます。その場合、下のセルを見ると、数式が薄くなっています。これをゴーストといいます。

関数は450以上ある。関数ごとに特定の計算やデータ処理が定義されている。
sum関数で作成した表のデータの合計を求めてみました。

縦横の合計をまとめて求めたいときは、合計を出力したいセルを含めてデータを範囲選択し、sum関数を使う。
教科書の練習問題1-2を解きました。

表の作り方は集計・分析用なのか、印刷・管理用なのかで作り方が違う。
Lesson2では印刷・管理用の見た目重視の表に編集していきます。

セルの移動は選択したセルの外枠にカーソルを合わせて、マウスポインタが矢印になったらドラッグして移動できます。
行や列の移動もでき、列番号を選択して、外枠にマウスポインタを合わせて矢印マークになったらshiftキーを押しながら、ドラッグする。移動先に来たらshiftキーを押したままドラッグを離す。

行や列を挿入することもできます。行番号4に挿入したいとするときは、4番を右クリックして、メニューの挿入をクリックする。複数行まとめて挿入するときは、挿入したい行数分だけ選択してから、同じようにする。セル単位での挿入もできるが、表が崩れるので、右方向にシフト、下方向にシフトなどを選んで挿入することになります。

列や行は非表示にすることもでき、対象とする列や行番号を右クリックし、ショートカットメニューの非表示をクリックする。再表示するには、非表示になっている列や行を含めて隣接する列や行を範囲選択し、右クリックしてメニューから再表示をクリックすることで再び表示できる。

Wordの表でも学びましたが、セルを結合することができて、結合したい範囲を選択し、ホームタブのセルを結合して中央揃えをクリックする。いくつも結合したいときは範囲選択してF4キーで同じ操作を繰り返せます。

セルに文字が収まりきらないときは、列幅を自動調整でもいいですが、折り返して全体を表示することもできます。ホームタブの配置グループに「折り返して全体を表示する」があります。ここで折り返し表示できる。折り返し表示を整えるためにセル内でalt+enterはよく使います。

Excelのビジネス文書の時は縞々で色を塗ることが多い。
Excelでは表が整った時点でページ設定などをする。用紙を横向きにしたり、余白を設定したりといったことをする。


4時限~6時限
国家試験対策 アルゴリズムとデータ構造

前回、6月27日は教科書「アルゴリズムとデータ構造」の第3章擬似言語の選択型(if文のこと)まで学びました。本日はその続きです。
p.43-
■反復型
前判定型、後判定型、中間判定型がありました。前判定型はwhile文を使います。終了にendwhileを記述する。後判定型はdo-while文を使います。中間判定型は繰り返し処理を途中で終了する場合に、条件分岐とbreak文を組み合わせて記述します。break文を実行すると繰返しから抜け出る。

■不定回数の繰返し
開始端
0→sum
入力()→n
合計ループ開始端n≦0
n+sum→sum
入力()→n
合計ループ終了端
出力(sum)
終了端

これはループで合計を求めて出力するプログラムで、入力が0以下の時ループを終了する。
何回入力して、合計を計算するか決まっていないので不定回数の繰り返しである。

■一定回数の繰返し
開始端
1→n
カウントループn>10
出力(n)
n+1→n
カウントループ終了
終了端

これはカウンタ変数を初期化し、1から出力する。
変数nが10以下の場合、繰返し、nが10より大きくなると繰返しを終了する。
継続条件n≦10
終了条件n>10

第4章計算のアルゴリズム
■合計と平均
この2つは同じようなアルゴリズムです。

開始端
0→sum
入力()→name
入力()→score
合計ループscore=999
score+sum→sum
入力()→name
入力()→score
合計ループ終了端
出力(sum)
終了端

平均はこの流れ図に変数をいくらか追加(cntとavg)し、最後に条件分岐でsum÷cntをavgに代入することで求める。cntが0以下の時はavgに0を代入する。

■べき乗の計算
べき乗は累乗ともいう。同じ数値を複数回掛け合わせた積を表す。かけ合わせたい数値や文字を基数といい、その右肩の数字を指数といいます。指数が0のときは1になる。

開始端
1→pw
0→cnt
べき乗ループ端cnt≧4
pw*2→pw
cnt+1→cnt
べき乗ループ終了端
出力(pw)
終了端

という流れ図になります。
これを擬似言語で書くと
〇power()
整数型:pw,cnt
pw←1
cnt←0
while(cntが4以上)
pw←pw*2
cnt←cnt+1
endwhile
出力(pw)

となります。

■最大・最小の抽出
どちらも基本的に同じ考え方で求める。
大きさを比較していくトーナメント方式で求めることもできるが、比較する数が少ない時にしかできない。
if(a>b)
if(a>c)
else
if(b>c)
else
endif
endif
という流れになっている。
簡単に解説すると、まずaとbを比較し、aが大きい場合、さらにcと比較する。ここでcより大きければaは一番大きい。そうではなくcより小さいとc>a>bの関係になり、cが一番大きいことになる。bがaより大きい時は分岐して同じ要領で求める。

最小値を求める場合は、不等号の向きを逆にする。

保存領域を利用した求め方は、最大値を保存する変数wを用意し、各変数の値を一つずつwと比較し、wを超えていればその値でwを上書きしていく。すべての変数と比較し終えると最大値はwに入っていることになる。

教科書のやり方は変数を用意しているが、多くの数を比較する場合には配列を使って処理していく。

開始端
入力()→data
0→max
101→min
抽出ループdata=-1
if(data>max)
data→max
if(data<min)
data→min
入力()→data
抽出ループ終了端
出力(max)
出力(min)
終了端

入力される範囲は整数の1~100としたとき、maxには範囲よりも小さい値を入れ、minには範囲よりも大きい数を入れておき、1回目の比較で更新されるようにしておく。

第4章の練習問題に取り組みました。流れ図や擬似言語のプログラムの空欄を埋めていく類の問題です。
プログラムの流れをつかみ、素直に書き下せば解けるような問題です。一つだけ載せると次のような問題です。
開始端
(ア) 0→sum
入力()→time
入力()→kin
集計ループtime=-1
(イ) time*kin+sum→sum
(ウ) 入力()→time
(エ) 入力()→kin
集計ループ終了端
出力(sum)
終了端

文字を比較対象にする問題もあり、それについては"M"のようにダブルクォーテーションで括るのが正解のようです。

第5章 手続・関数
手続・関数とは一連の処理をひとまとめにしたプログラムのことです。同じ処理を書いてある分だけすべての箇所を修正するのは手間がかりますし、修正ミスが起こるかもしれません。同じ処理をする範囲について関数としてまとめておけば修正するときなどに便利である。

手続の定義
〇手続名()
 宣言部
 処理部
のようになっている。

手続を呼び出すには
手続名()
で呼び出し実行します。手続・関数の戻り値はスタックが管理している。


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