専門学校48日目(情報工学)6月19日(水)

2時限~3時限
ビジネストレーニング 2024年度版ビジネス能力検定ジョブパス3級公式テ
           キスト
           入門マルチメディア

製造物責任法(PL法、product liability)
製造物の欠陥により被害が生じた場合、メーカーから損害賠償を受けることができる。
これには食品なども含まれる。

■育児介護休業法(2002年)
育児や介護を行う人を支援し、仕事と家庭を両立させるための法律。
WHOの定義では高齢者は65歳以上で日本は高齢化が一番進んでいる。そのためか中国から日本の高齢化への対応の仕方を研究しに来る人がいる。

産前休暇は出産予定日の6週間前から取得でき、産後休暇は8週間取得できる。これは女性限定。
育児休暇は男女とも取得でき、最長1年。
公務員や学校の先生はこの休暇に関して優遇されている。
共働きの多い県もあり、将来結婚するかもしれないから、そのときは家事を手伝ってあげましょう。
2012年に育児休暇を取得した男性は1.89%でした。休むと会社からお金をもらうことができず、その間は雇用保険から基本給のいくらかをもらえる。昔は基本給の3分の1で、2017年から3分の2になった。それもあってか2021年の育児休暇取得率は14%になった。今後は基本給の100%がもらえるようになるかもしれない。子供の世話をすると子供と仲良くなれるので、世話をする機会があればやってみるといいでしょう。休みを取ると仕事のポジションがどうなるかなど不安があるが、現職復帰の原則というのがあり、復職するときは休暇を取る前と同じポジションで働ける。しかし、原則なので変わってしまう場合もあります。
育児休暇などを取得するとは関係なく会社を辞めたいと思うときもあるかもしれないが、育児休暇を取得してから辞めれば、休暇中は雇用保険からお金が給付されるし、制度をうまく使ってほしい。また離職票というのを書いてもらうことが必要になったりするので、辞めるときは円満に辞めれるのが理想です。離職票は正式には雇用保険被保険者離職票という。

■個人情報保護法(2005年)
作られた当初はザル法といわれ抜け穴が多かった。
①5000人以上のデータを保有する事業者が対象とされた。
②利用目的を特定
③利用目的以外に使用するには本人の許可が必要

現在は人数による制限はなくなっている。


4時限~6時限
ネットワーク概論 キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024
         インターネット検定 .comMaster ADVANCE公式テキスト
         第4版

前回SSI(Server Side Includes)まで学んだので、今日は続きからです。
教科書p.117-
④Webブラウザの技術
■プラグイン
いろんな言い方があってアドオンとかアドインなどという。プラグは差し込むという意味。音声や動画等ブラウザだけで処理できないファイルを読み込んだ時に呼び出すプログラム。PDFの表示を行うAdobe Readerなどがある。ただPDFは最近はブラウザでも表示できるようになってきている。サポートが終了しているが、Flash Playerというものがあった。ゲームなどもできたが、セキュリティの問題から終了したという。

■リッチインターネットアプリケーション
柔軟な表現や操作などを実現するアプリケーションのこと。リッチクライアントともいう。

■クライアントで実行するスクリプト
主にスクリプト言語と呼ばれるものが使われる。クライアント側スクリプトを記述する代表的なものにJavaScriptがある。

■JavaScript
クライアント側のブラウザーで実行されるのでサーバーに負担をかけない。最近はNode.jsなどサーバー側で実行するのもある。文字をかけるエディターなら記述して使用できる。ユーザの操作に応じてインタラクティブなページを製作できる。

■Ajax(Asynchronous JavaScript+XML)
非同期のという意味がある。ユーザ側のリロード(再読み込み)によるストレスを軽減できる。Google Mapで地図上を移動しようとすると、地図の先の情報を読み込んだりするのに使われる。


⑤Cookie
HTTPはステートレスなプロトコル。毎回認証したりする必要があるが、その負担を軽減する技術。サーバーからの情報をクライアント側に保存し、再接続するときにそれを利用する。しかしCookieには期限が決まっている。ブラウザ単位で共有され、タブやウィンドウごとには保存されない。Cookieを使うことでユーザごとに固有のHTMLが出来上がる。悪意のある使い方をされることもある。クライアント側の個人情報が盗まれたりといったこともあるため、注意を要する。
ログインセッションの確立、
表示モードの変更、
ショッピングカート(清算するまで商品名や数量を保持する)、
閲覧記録の収集(サイト内でどのページを見ていったかを分析できる。ファーストパーティーCookieとサードパーティーCookieがある)、
などに使われている。Google社はサードパーティーCookieを廃止しようとしている。

■Cookieによるセッション管理
Cookieにはパラメータというフォーマットを持つ文字列情報が含まれます。
expire(Cookieの有効期限)、httponly(HTTP以外のよるCookieへのアクセスを禁じる)などがある。任意のパラメータをサーバー側で設定できる。ブラウザはサーバーから送られてきたCookieを保存する。有効期限が設定されていないとメモリ上に保持され、ブラウザを閉じるたびにメモリ上から削除される。期限付きだとディスク上(補助記憶装置)に保存される。


⑥Webプロキシサーバー
プロキシ(Proxy)は代理という意味。クライアントとサーバの通信を仲介するサーバ。NATやNAPTを使うことが多いがプロキシでやることもある。プロキシサーバを介することで内部ネットワーク構成などをインターネットから見えなくできるため、セキュリティ対策として使われたりする。しかし、プロキシサーバにウィルスを仕込まれたりするリスクはある。キャッシュサーバとしても機能するので通信量の削減もできる。昔はプロキシサーバをいくつも経由してアクセスするといったことができたが、今はできない。クライアント側で設定が必要になるが、設定不要なプロキシを透過型プロキシという。

⑦Webプッシュ
通常クライアントからのリクエストで通信が始まるが、サーバからクライアントへデータを送るようなアプリケーションもある。その際に使われる通信方法がプッシュ、サーバプッシュという。HTTP/1のプッシュでは通信リクエストはサーバからクライアントに対して開始される。

⑨WebSocket
W3CがAPIを、IETFが通信プロトコルを規定している規格。複数の通信を並行して行える双方向通信を実現する。
タブにはカレントタブとバックグラウンドタブとがあり、バックグラウンドのタブの通信もしてくれるが、通信リソースを消費してしまう問題もある。

⑩WebAPI
APIとはアプリケーションプログラミングインターフェース。共通する機能を用意して、ほかのアプリで使えるようにするもの。そのWeb版がWebAPI。GoogleMapAPIなどがあり、ほかのアプリからGoogleMapを見れたりする。APIを組み合わせて新しいものを作るマッシュアップという手法もある。

◆その他のアプリケーション
①FTP(file transfer protocol)
ファイルのダウンロードやアップロードを行うためのプロトコル。2021年にGoogleChromeはFTPのサポートを終了している。ファイルやディレクトリにアクセス権が設定されているが、これはパーミッションといい読み出し、書き込み、実行の権限を設定できる。同じような権限の仕組みはLinuxでも習いました。FTPではユーザ名やパスワードが暗号化されないのでセキュリティ上の問題がある。ファイルを暗号化する方法としてはTLSを用いてFTPを行うFTPS、SSHを利用するSCP(Secure Copy Protocol)やSFTPなどがある。

■アクティブモードとパッシブモード
FTPにはこの2つのモードがある。アクティブモードではユーザは制御用ポート(TCP21番ポート)を利用してFTPサーバへアクセスを要求する。サーバはユーザのPCにデータ転送用ポート(TCP20番)で接続を行う。接続が完了するとファイルを転送できる。パッシブモードではファイアウォールの影響を受けずにファイルのやり取りができる。

■Anonymous FTP
不特定多数のユーザにファイルを公開するためにサーバ上のIDをもたないユーザでもアクセスできるようにしたもの。参照しかできない場合が多く、ダウンロードだけができる。

■ASCIIモードとバイナリモード
ファイル転送を行う形式
テキストファイルで開けるのがASCIIモード。OSにより改行コードが異なる。WindowsではCRとLF、macOSなどではLFのみを使う。ASCIIモードではそういった改行コードを自動で変換してくれる。バイナリモードはテキストエディタで開くことができないもの。ファイルが変更されると正常に機能しなくなるプログラムの実行ファイルや画像ファイルなどの転送に適している。

②ストリーミング配信
ダウンロードと再生を並行して行う技術。プログレッシブダウンロードだとダウンロードできるので著作権的によくないが、ストリーミング形式では再生した動画はPC上に保存できない。
CDN(Content Delivery Network)という配信を最適化するネットワークが用いられる。コンテンツデータを蓄積・再配信するキャッシュサーバを分散配置して配信元のサーバの負荷を軽減する。CDNを利用すると多数のユーザを対象にしたライブ放送などをスムーズに実施できる。Akamai Technologies社やLimelight Networks社などが代表的なCDN事業者。

③プログレッシブダウンロード
Youtubeなど動画配信サービスではHTTPを利用したプログレッシブダウンロードによる配信をしている。ダウンロードが完了しないうちから再生できる。機器の性能や通信回線速度に応じて自動的に動画品質を変更する仕組みがあり、それをアダプティブビットレート(ABR)という。静止画ファイルでもダウンロードしながら徐々に鮮明に表示するインターレースGIFやプログレッシブJPEGなどの形式がある。

④NTP(Network Time Protocol)
ネットワーク上で時刻情報を共有し、正しい時間にセットされるように同期するプロトコル。ファイルの更新時刻を打刻するのにも使われる。サーバ上のデータベースにアクセスするPCなどになってくると時刻がずれてると整合性が取れなくなってくる。PCに内蔵の時計は精度が低く1日に数秒ずれることもある。ボタン電池がPC内部に入っている。その電池によって時刻情報を保持している。通常の使用方法なら4~5年もつが電池が切れるとずれてくる。最近は充電型電池を使っているものもある。NTPサーバは階層構造でアクセスを分散できるようになっていて、上位のstratum1から下の階層のstratum2、3などへ階層的に時刻同期していく。こうしてホストの時計の誤差を1~50ミリ秒程度に収めている。1000年に1秒程度の誤差の精度の腕時計は高価だが売っている。現在のPCはNTPサーバと定期的に同期して時刻合わせをしている。ネットワークとの時刻合わせのチェックを外すと自分で時間を設定することもできる。ntp.nict.jpの時計はデフォルトの同期先よりも正確です。スマホの時刻も同じように同期している。

⑤SNMP(simple network management protocol)
ネットワーク経由で機器や端末を制御する管理プロトコル。管理する側をマネージャー、管理対象をエージェントという。

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