専門学校42日目(情報工学)6月11日(火)

1時限~3時限
情報リテラシー実習   情報利活用 文書作成Word2021対応

本日はLesson8とLesson9を学びます。

8.読みやすいレイアウトの長文の作成
スタイルを使って書式を統一する。
Wordでシステムの設計書やユーザーマニュアルを作ることもあると思います。
表示タブの複数ページから2ページ表示モードにできます。
文字周りのスタイルは、ざっくりいうと書式を組み合わせたもの。
フォントや色の種類は増やしすぎない。
同じ重要度の見出しなどには同じ書式を設定する。
スタイルを使うメリットはHTMLのCSSと同じような考え方にある。
組み込みのスタイルを適用すると、行の先頭に小さな■のマークがつく。
自分でスタイルを作りいくつかの文字列に適用しました。
組み込みスタイルの見出し1と見出し2の設定を変更しました。
まず、いくつかの見出しとなる行にスタイルを適用する。
次に、そのうちの一つの行を選択し、フォントサイズやフォント、段落の背景色などを設定する。
それから、選択したままの状態でホームタブのスタイルグループにある適用しているスタイルの上で右クリックし、選択箇所と一致するように見出しを更新するをクリックする。
これでスタイルを適用した箇所すべてに反映されます。


段組みで文章を読みやすくする。
新聞などで文章を折り返して読みやすくするのを段組みという。
段組みにしたい箇所を選択し、レイアウトタブの段組みから設定します。そして見出しを段組みの先頭に持ってきたい場合は、カーソルを先頭にしたい行頭に置きレイアウトタブの区切りから団区切りをクリックする。
行番号を消すときにセクションができてると消せないが、Ctrl+Aですべて選択してから消すとうまく消える。

9.効率のよい長文の作成
a.アウトライン機能
段落にレベルを設定して文書を階層化する。レベル1が一番上の階層。
白紙の文書から表示タブのアウトラインをクリック。
レベルはTabキーやShift+Tabキーで変えられる。
アウトライン内でホームタブのアウトラインからリストライブラリでレベルごとに番号を振れる。
見出し1はレベル1が、レベル2の段落には見出し2というように設定される。

b.文書構造を確認・変更
c.文字列の検索・置換
文書の先頭にカーソルを移動する。
Ctrl+Fn+左矢印キーで先頭に移動できる。
ホームタブの検索をクリックするとナビゲーションウィンドウが表示される。
このウィンドウから文字列を検索でき、見出しやページで文書構造を確認することもできる。
スタイルの適用や変更の機能を使って下の画像のようなファイルを編集しました。



4時限~6時限
国家試験対策    コンピュータ概論
          キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024

前回6月6日は中間試験でした。前々回は第5章に入り、ソフトウェアの分類、OS、制御プログラム、ジョブ管理、タスク管理、割込みを学びました。

p.127-
記憶管理とは主記憶装置を有効に使うための管理。

実記憶管理を主記憶といい、これの管理方式に3つほど種類があって、区画方式、スワッピング方式
、オーバーレイ方式がある。

区画方式はシンプロビジョニングに近い。分割してそれぞれの区画にプログラムをロードする。
固定区画方式と可変区画方式がある。固定区画は100kBずつ区画をとったとすると、50kBのプログラムが入ると残りの50kB分の空き領域は使用できない。可変方式は区画はプログラムが必要とするサイズになり、空き領域は使用可能となる。

オーバーレイ方式
プログラムは単独で動くだけでなく、AがBをBがCを必要とするといったようになることがある。プログラムを同時に実行しない範囲で区切り、プログラムAの実行が終わって不要となった領域に次のプログラムDを格納するといった具合で分割する。

スワッピング方式
スワップは交換の意。主記憶装置と補助記憶装置の間でスワッピングしながら実行する方式。補助記憶装置から主記憶装置へロードするのをスワップイン、その逆の流れをスワップアウトという。

記憶領域の確保と解放を繰り返すと記憶領域が歯抜け状態になっていく。このことをフラグメンテーションという。断片化といった意味合い。断片化が進むと読み込みが遅くなったりします。それを解消することをデフラグという。これを行うとほぼ購入時の速度に戻せるが頻繁に行うものではない。メモリの場合はメモリコンパクションという。使用されなくなったメモリを解放するはガベージコレクションという。SSDを使っているとデフラグの必要はなく、Windowsにはドライブの最適化というのがあってそこで自動的にやってくれる。使用したメモリが解放されず使用効率が低下することをメモリリークという。


仮想記憶管理
実習用PCは32GBといった大容量のメモリを積んでいる。昔は1GBや多くても2GBだった。そんなに多くないメモリが使われていて、それでは足りないということもあり仮想記憶というものを使った。補助記憶装置の一部を主記憶装置のアドレス(仮想アドレス)として使用する。実行する場合は仮想アドレスから実記憶のアドレスに変換する。この変換には動的アドレス変換機構(DAT)と呼ばれるハードウェアが使われる。

■ページング方式
固定長に分割
■セグメンテーション方式
可変長に分割
■セグメントページング方式
セグメント単位

ページング方式の流れ
1.実行に必要なページが実記憶上にあるかどうかを確認する。存在しない場合、ページフォールトという割込みが発生する。
2.実記憶に空きがない場合、実記憶上のページを仮想記憶に移すページアウトが起こる。どのページを移すかはページ置換えアルゴリズムで決定される。
3.その後、仮想記憶から必要なページを実記憶に読み込むページインが起こる。

ページイン、ページアウトは本来は必要でない処理で、これを繰り返すと処理効率が落ちる。それをスラッシングという。スラッシュは途切れるといった意味があるらしい。

■ページ置換えアルゴリズム
FIFO(First In, First Out)
LIFO(Last In, First Out)
LRU(Least Recently Used)
などがある。ページングだけでなく、いろんなところでこの考え方がでてきます。
Least Recently Usedは直近に使用されたという意味があるが、アルゴリズムでは最後に使われてから最も長い時間経過したものを指す。
基本情報の過去問からページング方式のページ置換えアルゴリズムの問題を解説してくださいました。問題はページ枠が4つで、LRUのアルゴリズムで置き換えるとき、1,2,3,4,5,2,1,3,2,6の順でページングを行うときどうなるかを問うもの。FIFOのアルゴリズムでやるとどうなるかも解説してくださいました。両者で最終的な結果は少し異なる。

■ユーザ管理
アカウントは管理者アカウント、標準アカウント、ゲストアカウントがある。
ゲストアカウントはそんなに使うことはないと思う。管理者アカウントはスーパユーザともいう。Linuxの授業でUbuntuを使っているが、rootで使ってはいないと思うが、ユーザ切り替えをして作業することもあるかもしれない。PCの初期設定で最初に作られたユーザが管理者アカウントになるけども、一般ユーザに変更するといったとき、ほかに管理者アカウントになるユーザがないと設定ができなくなってします。こうした設定で失敗するとOSの入れ直しになります。一般家庭でつかうPCは管理者アカウントだけということが多いと思う。ゲストアカウントは一時的に利用するものなのでなにか保存しようとしても消えてしまう。
パワーユーザという管理者と一般ユーザの間に位置するようなアカウントもある。


■ディレクトリサービス
オープンLDAPとかwindowaで使われるアクティブディレクトリといったもので使われる。
このサービスはユーザ情報やネットワーク上のシステム資源などを一元管理するもの。

■入出力管理
入出力を効率よく行う管理。ここはささっと進みます。プログラム制御方式、DMA方式、チャネル制御方式がある。

■プログラム属性
再配置可能(リロケータブル)はどのアドレスに配置しても実行可能
再入可能(リエントラント)は同時に実行可能
再使用可能(リユーザブル)は再ロードしなくても何度も利用できる
再帰(リカーシブ)は自身を呼び出せる

再帰はアルゴリズムでも学びます。5!は5の階乗ですが、これは5×4!でもあり、4!は4×3!でもある。3!は3×2!で2!は2×1!で、1!は1なので、このように1になるまで階乗関数自身を呼び出し再帰的に求めていって、最終的に5!を求めるといったアルゴリズムがある。

■ファイルシステム
外部記憶装置上でファイルを管理する仕組みのこと。OSごとに独自のファイルシステムがあり、外部記憶装置を区切って中で管理する。アドレスの何番地にアクセスできるのもこのファイルシステムのおかげである。
FATはWindowsで使われるシステム、FAT16は古くWindows95などで使われた。その後Windows98などでFAT32が使われる。
NTFSもWindowsで使われ、FATに比べアクセス権限などがある。ジャーナリングシステムという障害時の復旧機能もある。NTはnetwork technologyの略。
HFS PlusはmacOSで使われる。
ほかにも多くあり数十個ある。
FATの拡張版がexFATといい、1ファイルあたりの容量制限がない。
Linux系にはファイルシステムがたくさんある。
UDFというDVD/BDで使われるファイルシステムもある。

Windowsの歴史を見てみると85年に1.0ができて、2.0、3.0、95、98と進んできた。この旧X系は開発は終了している。
90年代はX系とは別に設計の異なるNT系が開発された。NTはビジネス向け。NT3.1とかNT4.0とかがある。2000年には2000(NT5.0)が出ている。そこからXPが登場した。これは一般家庭でも使われた。Vista、7(6.1)、8(6.2)、10(2015年、NT10)と開発され、10が最後といわれもしたが、今は11が出ている。

■ファイル編成とアクセス手法
順次アクセスは先頭から順番にアクセスする。カセットテープとかのイメージ。ある意味効率は良い。
直接アクセスは任意のデータにアクセスする方法。アドレスなどで指定する。
動的アクセスは上の2つを組み合わせたもの。

順編成は順次アクセスに適している。
直接編成は直接アクセスに適した編成。ハッシュ関数などでアドレスを計算する。
索引編成は索引域、基本データ域、あふれ域からなる。索引域は本なんかでいうと目次の部分。基本データ域は本でいうと本文にあたる。
区分編成はディレクトリとメンバの2つからなる。

直接編成におけるハッシュ法
キー値をある数で割った余りを返すのがハッシュ関数で、格納するアドレスをハッシュ関数で計算する。キー値が1で割る数が100なら格納アドレスは1になる。キー値が101だと100で割ると1余り1でアドレスが同じ1になる。このようなアドレスの衝突をシノニムという。実際はシノニムが発生しないような値が使われている。シノニムが発生した場合はチェーン法やオープンアドレス法などの対策が行われる。

■ディレクトリ
フォルダともいうが、イコールの関係ではない。同じようなものと考えていい。Linuxではディレクトリ、Windowsではフォルダという。階層構造で管理される。最上位にあるディレクトリをルートディレクトリという。Linuxなどでは/でルートディレクトリを表す。下の階層のはサブディレクトリという。Windowsではルートは/ではなく\が使われる。現在作業をしているディレクトリをカレントディレクトリという。

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