専門学校37日目(情報工学)6月4日(火)

1時限~3時限
情報リテラシー実習   情報利活用 文書作成Word2021対応

今日は教科書のLesson6とLesson7をやります。

Lesson6 図やグラフで情報を伝えるための文書の作成

SmartArtやグラフを作成していきます。図形の組み合わせをofficeソフトが用意してくれているもの。1から作ると大変だが、用意されているので簡単に挿入できる。

SmartArtはまず挿入したい行へカーソルを移動しておいて、挿入タブの図グループにあるSmartArtをクリックして挿入します。クリックすると、ダイアログボックスが表示されるので、そこからどのSmartArtを挿入するか決めます。SmartArtにはテキストウィンドウがあり文字を入力することができます。

グラフも同様に挿入タブからグラフを選びクリックするとダイアログボックスが表示され、どのグラフを入れるか選ぶことができます。

スマートアート内でテキストウィンドウ内を移動するにはカーソルキーを使いましょう。エンターキーを押すと新しい項目を追加することになってしまう。

データの傾向や概要を伝えたいときはグラフを使い、詳細を示したいときは表を使います。
グラフを作成するとワークシートが表示されるがここにデータを入力したりしてグラフに反映される。
操作が終わったら閉じてよい。グラフのデザインタブのデータの編集から再び表示することができる。
グラフには目的にあったものを選びましょう。

教科書の指定通りに文字を入力したりグラフの各パーツを編集しましたが、キーボードの上部にあるファンクションキーを使うと全角/半角を入力するのに便利です。f9で全角に変換、f10で半角に変換されます。


テキストボックス
自由な位置に文字を配置することができます。


Lesson7

テーマの設定
色、フォント、効果の3つを組み合わせたものに名前を付けて登録したもの。
標準の色を選ぶとテーマを変えても色は変わらないが、テーマの色を設定するとテーマに合わせて自動で変更される。
デザインタブからテーマを変更できる。

Excelのデータを貼り付けるにはデータのあるExcelファイルを開き、コピーしたい部分を選択しコピーする。その後、Wordファイルに移動し、貼り付けたい箇所で貼り付けをクリック。不要な行を削除したり、スタイルの変更など貼り付けた表はWord内で編集できます。

画像のトリミングは画像を挿入して、画像を選択している状態で表示される図の形式タブから右端にあるトリミングをクリックして操作できます。画像の表示したくない部分をトリミングできます。さらに図のスタイルグループにある図の効果からぼかしなどの効果を設定することもできます。


4時限~6時限
国家試験対策    コンピュータ概論
          キーワードで学ぶ最新情報トピックス2024

p.114- 高信頼化秘術
①RAID(Redundant Arrays of Inexpensive Disks)
これは複数台のディスク装置を用いて冗長性を持たせ高速化や信頼性の向上を図るもの。

RAID0
ストライピングとも呼ばれる。データをブロック単位で複数のディスクに分散させアクセスの高速化を図る技術。
昔は大容量のディスクは高価であり、安く済ませるためにこのような仕組みにしたのが始まりだった。現在も使われている。RAIDコントローラーというのがあり、ソフトウェアコントローラーが一般に使われている。ABCDのデータがあれば、1のディスクにAとC、2のディスクにBとDを書き込むイメージ。1台でも障害が発生すると使えなくなる。そのため信頼性は低いが複数台に同時にアクセスできるので高速である。たとえばディスクの容量が1TBあるとする。2台だと全体の容量は2TBになる。ユーザからすると一つのディスクに見える。最低でも2台で構成される。
RAID1
ミラーリングともいう。複数のディスクに同じ内容を書き込むので信頼性が高い。1台が故障してもその他は処理を継続できる。ただし高速化にはつながらない。最低でも2台から使える技術である。容量は1TBずつとしても合わせても1TBである。容量の違うものを合わせて使っても容量の小さいほうに合わせることになる。通常は同じサイズのものを合わせて使っていきます。最低でも2台で構成される。
RAID2
2~4はあまり使われないが一応見ていく。
ストライピングとECC(誤り訂正符号)を用いて高速化と信頼性の両方を実現する。
RAID3
ストライピングとパリティを用いる。パリティビットは」専用のディスクに書き込む。データはビットかバイト単位で書き込む。
RAID4
ストライピングとパリティを用いる。3台以上のディスクで構成される。RAID3と違うのは4ではブロック単位でありより効率よくアクセスできる。
RAID5
パリティ付きストライピングという。データをブロック単位で複数のディスクに分散して書き込み、誤り訂正用のパリティビットを計算し、各ディスクに分散して書き込む。3台以上で構成され、1台に障害が発生しても、ほかのディスクのデータとパリティを用いてデータの復旧が可能。RAID4と比べてパリティデータを分散させるのでより高速になる。最低でも3台で構成される。
RAID6
RAID5に比べるとコストがかかるので、5よりはあまり使われないが、信頼性はより高くなっている。4台以上で構成される。パリティビットもそれぞれ異なる方式で計算されるので、2台が故障してもデータの復旧ができる。

RAID5と6の容量は構成するディスクがすべて同じと考えると、5はすべての容量を足したものから1台分引いた容量になる。6は2台分引いたのもになる。
https://note.cman.jp/server/raid/raidcal/はRAID容量を計算するサイト。
RAID10(イチゼロという)というものもある。ミラーリングした後にストライピングを行うもの。
RAID01(ゼロイチ)はストライピングしたあとでミラリングをする。ほかにもいろいろある。

②NAS(network attached system)
LANなどのネットワーク上に接続されたディスク装置のこと。各々の装置はNFSなどのプロトコルを使用してディスクに接続するので複数の装置から同時に利用できる。コストは比較的安価。ネットワーク上にあるディスクにアクセスする方法にSAN(storage area network)がある。高速だがコストが高くつく欠点がある。
家庭用の小型のものから企業などで使う大きなものもある。
NASは外付けHDDと同様にパソコンなどのデータを保存できる記憶装置です。外付けHDDとの大きな違いは、ネットワークにつなげられることです。外付けHDDはUSB接続した1台の機器からしかアクセスできないのに対して、NASはパソコン、スマートフォン、タブレット、テレビなど、同じネットワークにつながっている複数のデバイスから同時にアクセスして、データの保存・読み出しができます。

③信頼性設計
動作性信頼性
は停止することなく動作できるか
情報信頼性
障害があってもデータを正しい状態で保存されるか

フォールトトレランス/フォールトアボイダンス

フォールトトレランス
フォールトとは欠陥、欠点という意味がある。トレランスは耐障害性の意味。
故障が前提にあるシステム構成で、冗長性をもたせたり分散処理をすることでシステムを停止させないという考え方です。
デュプレックスシステムやデュアルシステムもここに当てはまる。

フォールトアボイダンス
アボイダンスは回避という意味がある。
障害をできるだけ発生させないようにする。

フェールソフト/フェールセーフ
フェールとは失敗という意味がある。
フェールソフトは障害発生個所を切り離すなどしてでもシステムを稼働させる考え方。停止することが許されないシステムに向く。防災システム、電気通信システムなどがある。
フェールセーフは障害発生時に常に安全が維持できるようにシステムを遷移させる。金融機関システム、踏切の遮断機などがある。


フールプルーフ
人間がミスをするという前提で、ミスを起こしても誤作動や故障が起きないように設計すること。想定していないような動きをすることもあるけれど、考えうる対策をする。

この4章までが中間試験の範囲になります。


第5章ソフトウェア
ソフトウェアには大きく分けてシステムソフトウェアと応用ソフトウェアがある。前者はハードウェアの管理に使い、後者はExcelのようなソフトやGoogle Chromeのようなものがある。プログラマーとして就職すると、クライアントから求められたものを作ることになります。システムソフトウェアは基本ソフト(OSともいう)とミドルウェアに分かれます。OSはさらにいくつかの機能に分けられる。

②オペレーティングシステム
広義ではWindowsやLinuxなどで、狭義には制御プログラムというハードウェアを管理する制御を行うソフトウェアです。コンピュータ制御のために制御プログラムが処理している時間をオーバーヘッドタイムという。応用ソフトウェアを動かすためにこうした処理や制御が行われる。

ジョブとは利用者からみた仕事の単位
ジョブ管理ではマスタスケジューラ、ジョブスケジューラ、スプーリングといった機能が使われる。
タスクとはコンピュータから見た仕事の単位
タスクは3つの状態を遷移しながら処理される。実行可能(ready)状態、実行(run)状態、待ち(wait)状態の3つです。
ジョブスケジューラがジョブを分けていく。こそしてタスク管理に渡されすぐに実行するのでなくいったん待たされる。ディスパッチャと呼ばれるプログラムが、次にどれを実行するかを選んでいく。そして実行される。実行状態にずっといれるわけでなく、ある程度時間が経過すると実行可能状態に戻され、また待たされる。そして順番が来るとまた実行される。

スケジューリング方式にはいくつかあって、ラウンドロビン方式(均等に処理する)、優先度順方式(タスクの優先度の高い順に処理)、到着順方式(タスクが到着した順位処理)がある。優先順位の高いものが居座ると順位の低いものの順番がなかなか回ってこないという問題がある。それでラウンドロビン方式と組み合わせて、実行していくうちに優先度を下げていくという方法をとる。こうすることで優先度の低いものの順番が回ってくるようにする。

割込み
実行中のタスクを止め、ほかのタスクを実行すること。外部割込みと内部割込みがある。この辺は基本情報の試験にもでます。
内部割込みにはゼロによる割り算を実行しようとした場合などに起こる。PCにインストールされている電卓で0で割り算しようとすると0では割れないと表示された。外部割込みはハードウェアに起因するなどの割込み。Escキーなどを押すと割込みが発生することもある。


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