サッカーワールドカップ、ドイツ戦考察その4
サッカーワールドカップ、日本対ドイツ戦の考察その4。後半戦。森保監督が行った戦術的な交代を中心に考察。私の推測(思い込み)が多分にありますのでご留意ください。以下、敬称略。
日本は後半開始と同時に、久保に代えて富安を投入。富安投入と聞いたとき、「板倉に代えてかな?」と思いましたが、久保と交代ということにまず一つ目のサプライズ。4バックに富安を加えて5バック(3バックという見方もある)に。前半、ドイツが5トップ気味に攻め込んできていたので、マッチアップをわかりやすくするため、そして攻撃時には酒井、長友の両サイドバックが攻めあがることを意図したものでしょう。
守備時には5-4-1
5が右から酒井・板倉・吉田・富安・長友
4が鎌田・田中・遠藤・伊東
1が浅野
攻撃時には3-4-2-1
3が板倉・吉田・富安
4が長友・田中・遠藤・酒井
2が鎌田・伊東
1が浅野
これで前半、混乱していたディフェンスが徐々に安定し、攻撃の機会も増えた。さらに後半12分の交代がサプライズ。前田⇒浅野は通常として、長友に代えて三苫というところがサプライズ。三苫をウイングバックで使う?より攻撃的な布陣にシフト。
さらにその後の交代。田中碧を下げて堂安を投入。これまで伊東と堂安と言ったら、一緒にピッチに立つことなかったと思います(単に私が知らないだけかもしれません)が、ボランチに代えて堂安か、という驚き。これでおそらく伊東純也を右SBにさげて、堂安が4-2-3-1の3の右に。堂安は中に入る動きが得意なので、伊東純也を下げることで伊東も上がりやすい。あるいは鎌田をボランチにさげて、浅野の1トップで堂安と伊東が2列目に並ぶ布陣。相当前がかり。
さらにさらに後半30分、なんと酒井に代えて南野投入?これで交代カードをすべて使いましたが、いったいどんな布陣になってるんや?という驚き。
布陣としては3-4-2-1、2列目の鎌田をボランチに。
3:板倉・吉田・富安
4:伊東・遠藤・鎌田・三苫
2:堂安・南野
1:浅野
しかし選手の名前見たら、3-2-4-1みたいな感じ?
3:板倉・吉田・富安
2:遠藤・鎌田
2:伊東・堂安・南野・三苫
1:浅野
これまで前線にタレントがいてもポジションがかぶっていて一緒に出せないなんて悩みを抱えていましたが、これ見たら今までの悩みがなんやったんや、という思いがします。攻撃的な選手6人を前線に並べ、攻めるぞという強い意志を感じました。
もちろん、上に書いた布陣にとらわれず前線の6人は自由に動いていたと思います。
長くなったのでその5に続く。
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