【MTG】イクラサンで作ったデッキを紹介するぞえ【スタンダード】
こんばんは。
あるばすと言います。
前回から大分期間が空いちゃったのですが、今回はイクラサン環境で作ったデッキの紹介です。(マジでイクラサン環境、神だった)
まぁ、カルロフ邸殺人事件も普通に面白い環境なので、色々作ったらまた記事にしようと思います。
それではどうぞ。
※他にも作ったデッキはあるんですが、しっくり来てないデッキや、思い入れがないデッキはカットしました。
1.青黒落魄
イクラサン環境が始まって真っ先に作ったのが「青黒落魄」です。
キーカードは「迷いし者の魂」。
このカードが出た時に「非情なソムノファージ」と組み合わせて使いたい!という感情で一杯になり、作成しました。
今見ると粗削りなリストなんですが、そこそこ気に入ってますね。
特に「内省」を「迷いし者の魂」や「苦々しい勝利」のコストに使って、積極的にフラッシュバックを使いながら、「迷いし者の魂」のコピー体を作っていく動きだったり、「錠前破りのいたずら屋」で墓地を加速しながら、除去札を引くムーブがお気に入りです。
「無限の池」の裏面→「迷いし者の魂」&「非情なソムノファージ」に疑似速攻をつけて殴るムーブもかなり好き。
あと、当時は強さが分からなかったんですが「恐怖の潮流」がマジで好きになったのもこのデッキのお陰ですね。
白=ラスのイメージはスタンやってると顕著に感じるのですが、黒のラスとして多分スタンで一番使いやすいのがこのカードなんですよね。
特にこのデッキにおいては、「迷いし者の魂」が確定でこのラスに耐えるので、もっとこのカード入れておけばよかったなぁと未だに後悔してるなぁ。
このデッキを使った事で、落魄=墓地にあるパーマネント数のデザインに惚れこんでしまい、そこから、僕のイクラサン環境は「墓地や切削を多用する」事に拘るようになりました。発見に行かなかったのは間違いなくこのデッキのせいと言っても過言ではない。
2:05:00くらいから
2.青黒玉座コン
イクラサン環境と言えば「不気味な船長の玉座」ですよね?(無言の圧力)
「不気味な船長の玉座」は、ひっっさしぶりに惚れたカードの一枚ですね。
このカードの性能的に、パイオニア以下は絶対に活躍できない事は初見で想像がついたので、スタンをやる意義を自分に作り出してくれた最高の一枚。
また、作製の条件がイクラサンのカードを使い倒すように設計されているので、本当にイクラサンを遊びつくしたい僕にとって最高の相棒だったことは間違いないでしょう。
なんだかんだこのカードを如何におもしろく使うかで、2ヶ月溶けたかなと思います。(まぁ、このデッキをどうして作ったのか?みたいな話で実は1万字くらい書いてたんですが、誰が読むのそれ?となったので没にしました)
一番最初に組んだのが、「青黒」型でした。
まぁ、「青黒落魄」デッキを作った所から、落魄=青黒が強いのはわかっていたので、そこに「不気味な船長の玉座」をフィニッシュに置いたデッキが作れないかと考えた結果、こうなったという感じ。
序盤は妨害しつつ盤面を固めて、最後は船長で殴って勝つという、正に青黒コンの「船砕きの怪物」を「不気味な船長の玉座」に置き換えたみたいな構成になった感じですね。
コントロールチックな構成に出来たのは、「不気味な船長の玉座」を裏返す過程で、大量に墓地が肥える事から「不気味な船長の玉座」を作製するためのコストとなるクリーチャーの数を減らして、妨害を増やしても問題ない事が分かったのが大きいですね。
また、ヴォハーなんかで再利用できるという点も大きかった。
クリーチャー主体のデッキにしなくてもそこそこ作製できる、という所に気が付いてから一気にデッキビルドがしやすくなりましたね。
また、紙でこのデッキ作ろうとすると、「ティシャーナの潮縛り」が高いし、絶対に入れないといけないカードになってしまうので、絶対にリアルでは作らない方がいいとは言っておきます。
が、アリーナだとそういうのが無いので(レアは皆平等)、ガンガン使えたのがよかったね。
このデッキはトスカさんの配信にもっていったのですが、まぁ、中々見てて面白い対戦になったのではないかと我ながら思っています。
思ってはいるんですが、自分のガバプレイが結構多くてですね、見返すと「なんであの時こういうプレイしちゃったんだろう」みたいな感情に襲われるのが反省点です。
デッキのポテンシャルをモット活かせるような戦い方があったのに、生かせなかった自分が本当に悔しくて、ここから「不気味な船長の玉座」を更に極めようというモチベーションに繋がりました。
今思い返すと、ここで負けてよかったなと本当に思います。多分負けてなかったら、次に作った「不気味な船長の玉座」デッキの調整頑張れなかったと思うので。
2:52:00くらいから
3.黒緑マイコイド
これは、「切り札職工」というトスカさんの企画で作ったデッキです。
(「切り札職工」とはデッキ内にレア、神話レア1種だけ使えて、後はコモン、アンコモンだけというルール)
「落魄」に関連するデッキを2個作って思ったんですが、僕は「落魄」がかなり好きなギミックだという事に気がつきました。
という訳で、前から目をつけていた「帝王マイコイド」を切り札に指定してデッキを作ろうとした訳です。
というのと、実はゴルガリ系のデッキ作った事がなくてですね。(土地が全然そろってなかったから)このルールなら別に土地作らなくてもいいというのが後押ししてくれたというのもあります。
まぁ、でも自分が組んだ事のない色というのもありますが、このデッキは本当に調整が辛かったですね。
ゴルガリを触って痛感したのは、「色的にカウンター入れられない」という点、なので「ハンデス」か「除去」は絶対に入れないといけない訳ですが、これら妨害札を入れると今度は、このデッキのコンセプトである「落魄」のバリューが下がるという矛盾にぶつかった所ですね。
いやー本当にきつかったなぁ。スタンのゴルガリは、ティア1にはなれないが、ティア2以下には強いと言われてる理由が滅茶苦茶分かりますね。そもそも色的にそういう立ち位置のカラーなんだなって。
フリーマッチは本当に負けまくりましたね。特に青白コンだったり、もがく出現リアニにはボコボコにされて、なんども匙をなげました。(申し訳程度に入れた「切り崩し」と「苦々しい勝利」は序盤のテンポを絶対に取られたくなかったので入れざるを得なかったという感じです。)
やはり、今の環境は黒入れるなら除去orハンデス。青入れるならカウンターは必須だなと痛感しましたねぇ。
とはいえ、スタンが3年ローテになった恩恵をモロに受けたのがこのデッキでもあって、「イニストラード」出身のカードを沢山使う事が出来たのが楽しかったです。(自分はニューカペナの街角から本格的にマジックを始めたので、それ以前のカードを知らなかった)
という事と、このデッキを作ろうと思った最大の発見、「荒涼たる収穫」と出会えたのはこのデッキのおかげですね。
マジで、スタンにこんな便利な「忌まわしい回収」があると思ってなかったので、本当に大発見でしたね。6マナあれば、「帝王マイコイド」を疑似的にサーチしながら、墓地肥やしが出来る革命的なカードって事で、見つけた時は本当に興奮したんですが、まぁ、ね、現実はそんなに甘くなくてデッキにそんなに入らなかったんですが、これが次に作った「不気味な船長の玉座」デッキへの布石になる訳です。
これ、パーマネント回収なんで、「黒徳目」や「不気味な船長の玉座」を回収できるんですね。これが本当に強い。
あと、「帝王マイコイド」もいいですが「煮えたぎる塔、アカワリ」が本当にアンコモンなのかお前?みたいな性能してるのも知らなかったので、いい勉強になりましたね。
1:57:00くらいから
4.ティタニア船長の玉座
イクラサン環境で一番研究した「落魄」と「不気味な船長の玉座」の総決算みたいなデッキですね。
最初は「黒緑マイコイド」と「不気味な船長の玉座」がそもそも思想的にかなりデッキに合うなと思って合体させようとして作ったんですが、どうにも「帝王マイコイド」が微妙に合わないので、お蔵入りにしようと思ってました。(「帝王マイコイド」を活かす構築にするなら、切削ギミックを大量に入れた方がいいので)
というのと、墓地に落ちた土地の有効手段がもっと欲しいな~というのが「黒緑マイコイド」の反省点でした。墓地に落とす過程で、一番無駄なのが「土地」の切削だったんですね。で、この問題はそのまま「不気味な船長の玉座」の問題点ともつながっていて、どうにかこの「墓地に落ちる土地」を利用できないか悩んだんです。
という中で、「自然の聖域、アルゴス」という切削できる土地に注目が行きました。
「あれ?こいつそういえば合体するぞ!」
という事に気が付いてからは、一気に話が加速しましたね。
という訳で、「帝王マイコイド」を抜いて「ガイアの声、ティタニア」ぶち込んだらマジでデッキになってしまったという感じですね。とはいえ、ガチでこのデッキで戦うんだとしたら、相手は墓地メタしてくるので、サイド戦後は「帝王マイコイド」を投入するのはいいかもしれない。
このデッキは、トスカさんの「不気味な船長の玉座」or「うろつく玉座」を4枚絶対に使用する事がルールの「玉座杯」で披露しました。
この時の動画でやった動きが、本当に調整した通りのムーブが出来た試合で、まぁ、良かったですね。
「不気味な船長の玉座」を黒緑で作った人は多分世の中にそんないないと思う(普通は青入れる)と思うので、個人的には一番思い入れがあるのと同時に、胸を張ってオリジナルデッキだと言える物が作れたと思っています。
0から生み出したデッキを、配信の企画で披露するのを目標に、コツコツWCを集めて修正しては、フリーマッチでボコボコにされてを繰り返して、磨いたのは初めてだったので、なんというか、思い入れが深い。
深すぎて、このデッキのお披露目が終わった時に、軽い「マジックロス
」になってしまいました。
僕はこの現象の事を、個人的に「玉座ロス」と呼んでいます。
「不気味な船長の玉座」って作れるデッキの幅って実はそんなに広くないんです。
かなり作製の条件が厳しい上に、条件で指定されている種族の内、全色あるのが、「恐竜」だけという縛りがあるので、実は「どのカラーで作るか」で大体構築の幅が決まってしまうんですね。
という中で、自分が手を出したのが「青黒」と「黒緑」だったのですが、多分作ってる人他に見たことないので、まぁ、これ以上このカードにぞっこんしても、アップデートの余地はあるかもしれないけど、新機軸を打ち出すのは難しいだろうなという結論が最初からありました。
という訳で、なんというか「やり切ってしまった」んですよね。燃え尽き症候群って奴です。
確か、年末に企画をやったので、そこから1月は本当に、アリーナにもログインしないわ、新しいデッキを作ろうにも、中途半端なものしかできない。みたいな状態が続いてしまって、トスカさんの配信にも1月はなーんのデッキも持ち込めませんでした。
熱しやすく、冷めやすい自分の性質をモロに感じたのがこのデッキだったと思いますね。まぁ、とはいえ、調整してる時は楽しかったよ。
3:02:00くらいから
5.5cデーモン
という訳で、イクラサン環境末期に作ったのが5Cデーモンです。
まぁ、ここまで「不気味な船長の玉座」をこすり倒してたんですが、「うろつく玉座」も使いたいなと思ってしまいまして(皆やってて楽しそうだった)、その結果多分誰もやらない種族ってなんだろなと思ったら「デーモン」でした。
最初は自分が一番最初に惚れて、最終的に見捨ててしまった「ファイレクシアの肉体喰らい」を使った「ゴルガリワーム」作ろうとしたんですけどね…ワーム、俺には使いこなせませんでした(´;ω;`)
デーモンは下級が「ラフィーン」以外みんな重いし、色拘束がバラバラできつい種族なんですね。特に「ニューカペナの街角」に出てくる5家の長が全員デーモンなんで、全部デッキに入れようとすると、自動的に5Cになっちゃうんですわ。
っていう訳で、まぁ、最初は「盤面に五者会談実現するか」みたいな軽いノリで作っていたら、こうなったって感じですね。
このデッキを作っていて最大の発見は「キャンディーの道標」が強いという事に気が付いた事ですね。
色拘束が厳しいこのデッキにおいては、色付きの呪文(デーモン以外)を入れるのって基本的に厳しいんですよね。という中で、無色アーティファクトの存在が本当に大事で、特にこのデッキにおけるキーパーツ、「リッチの騎士の征服」や「蒐集家の保管庫」を引きに行きつつ、ライフゲインが出来るこのカードは天才的なくらいに強かったです。
このデッキ、本当に序盤出来る事ないんで、マジで助かりましたね。(「キャンディーの道導」本当に気に入ってしまって、「カルロフ邸殺人事件」でもかなり多用しています)
また、このデッキを支えるのが「恐怖の潮流」です。本当に自分が作ったデッキのあらゆる所にいますが、それぐらい今環境お世話になりましたわ。
また、「穢れたもの、ソルカナー」を漸く使えたのも本当によかったですね。
「ソルカナー」は「団結のドミナリア」の初期は使われて強かったのですが、それ以降あんまり噂に聞いてなくて、実際に使ってみたかったカードだたのですが、なんと種族がデーモンだったので入れることができました。本当にありがたい。
このデッキは割と、着想から直ぐに作れて、楽しかったなぁ。フリーマッチでも、アグロ以外はどうにかなったのもお気に入りです。コントロール対面で最後ザンダー卿を出して、相手の手札を半分にしたり、ジアトラでバーン飛ばして勝った試合とかもあって、なんか笑いながらプレイした気がします。
このデッキの動かし方はトスカさんの動画にある通りなので、よかったらご笑覧ください。
1:11:01くらいから
6.終わりに
最近の自分がMTGをやる動機が、トスカさんの枠に持っていく面白デッキを作る事になっています。
対戦会用のデッキを1か月かけてどう作っていくか?
という明確な目標があるのが個人的に心地いいんですよね。
というのと、やっぱり自分はユーバージョニー(この話はどっかで書きたいなと思いつつ出来てない)なんだなという事を最近痛感したこともあって、強いデッキを極める・環境で強いデッキを作るという所よりも、まぁ、オリジナリティのあるデッキを作って誰かに紹介したいみたいな欲がMTGのモチベーションなんだなと思うようになりました。
という訳で、自分が今まで主戦場にしてきたパイオニアがあんまり今の切り切れてないので、しばらくはスタンの面白デッキを作っていこうかなと思っています。
あと、記事の更新についても、今まで完璧な記事を作らないとダメだと思い込んでいたのですが、今後はサクッと書いた記事を投稿したり、対戦動画みたいなの作れたら出そうと思っています。
それでは良きMTGライフを!
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