終わりは、突然に。

私は、文字通りにみんなの元に飛んできた。
ふふふ。やはり皆んなビックリしているなぁ。
だって、今まで魔法で飛ぶのを見せてなかったからね。
皆んなのいる場所から、ここまでは徒歩でも30分は絶対に掛かるからね。
ノワールは、やはり真っ先に反応し、
「おい、まさかとべるとはな」
「やはり、天高く飛べましたか」
「あぁ、羨ましいなぁそれ程の力があるとは」
「…そうか、やはり飛べたか」
ちょ、Dお兄さんまさかの殆ど反応無しか。
まぁ。そりゃDお兄さんは、とある症状もあるしどうやら勘づいていたから淡白ですよね、ハイ。
ノワールが私に近づいてきた。
私はノワールの1〜2メートル手前に着地した。
そして、私にこう言い放った
『もう、オレ達から学ぶ事は全て学んだんだなあ。
それなりの魔術も、魔術礼装も、サバイバル技術も、特にオレからは戦士の心得も…』
私は頷きつつこう言った
『そうだね。もう学ぶことは学びまくって、ホントに面白い日々だったよ、ノワール。ただ感情は教えられても湧かないし、全くでなかったけどね。』
ノワールは苦笑してまた話しかける 
『ハハハ確かになぁ、一番大切な事は神であるオレでもできなかったなぁ』
そしてノワールの側にきたTお姉さんも私に向けて言い始めた
『まだまだ感情に関しては学ばせたかったわ。ほぼ無表情の私が言うのも、無意味なんだけど』
申し訳なさそうにTお姉さんは言ったが、私はこう伝えた『そんな事はないし、まだまだ学びたいよ、でも、そろそろ私は私達は…』
そしたらDのお兄さんが、私の元にきて
『そろそろ休憩時間という夢を見たんだから、君たちは旅立たなくてはいけないな、だからさっくり、今からいきなさい』
『え?今から直ぐに??』
私は目だけ少し見開いたかもしれないが、間髪入れずDお兄さんは更に、こうつづけた
『さよなら、元気でな』無表情のまま
何かしらの魔法陣が私達に目の前に、かざされた。
そして、世界から消えた。
こうして、私達はあの世界から唐突に、さよならをしたのだった。
〜プロローグ終わり〜

      





〜あとがき〜
突然に、唐突に終わらせました。
次は、彼ら6人を育てたお兄さん達の
ネタバレ設定を書きます。 
因みに、彼らはお兄さん達を忘れています。
彼らお兄さん達から学んだ内容しか思い出せません。
Fateシリーズは、まぁそういう設定世界観なのです。ハイ。
設定ネタバレの後は、オリジナルキャラ同士のと、オリジナルキャラ同士と2次創作のクロス世界線を交互にやろうかと。
では、また来週にて。

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