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フィンランドの森でクワガタを見つけた

5月も半ば。フィンランドはようやく暖かくなりました。

白樺やカエデなどの広葉樹も新芽が出始め、急激に気温が上昇しています。
晴天率はかなり高く、晴れればほぼ快晴。日の入りが22時を回り、日付が変わるころにようやく暗くなるといった感じです。

街全体が活気にあふれ春と夏の訪れをみんなで祝うなか、僕は森で昆虫探しです。

そこかしこに新緑の白樺林

そこかしこに白樺林や植樹帯があるので探し放題です。
上の写真のようなちょっとした植樹帯の地面に転がる朽木をルッキングしていたところ、いました!

宝石です。これはオス個体です。

ずっと見たかったヨーロッパのクワガタ。
ヨーロッパコルリクワガタ (Platycerus caraboides) です。

時刻はお昼過ぎ、気温は20℃超えで風が涼しい日でした。
体長は15mmに満たない程度ですが、太陽光が反射して青緑に光っておりルリクワガタの名がふさわしい種類です。

日本だとルリクワガタといえばブナ林のイメージがあります。ヨーロッパでもバルト三国やスウェーデンまではブナが生えているのですが、フィンランドではあまり生えていません。そのため白樺などの樹木に付くんだと思います。生息する朽木の太さもえり好みしなさそうです。

クワガタが歩いていた朽木

朽木の下には幼虫の姿もあったので、今後もここで姿を見られるでしょう。
活動時期は5-6月と短いので、宝石探しならぬクワガタ探しをもう少し楽しもうと思います。

それでは!Moi moi!

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